宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

Supported by KNCT  
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (11:21)
今日、M1.0の中規模フレアが発生しました。
太陽風南向き磁場がやや強くなっています。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
2/ 7 09:52 C3.6
04:30 M1.0
2/ 6 --- ---
2/ 5 --- ---

黒点  2/ 7 (NOAA)
磁場 フレア
1410 6 βγ M1
1413 1 α ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
11:17 428 -4.2
-2 h 412 -3.3
-4 h 399 +0.1
-6 h 401 -1.5
-8 h 401 -4.5
-10 h 413 -6.4
-12 h 401 -4.0

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
11:30 -30 -/ -
-2 h -26 -/ -
-4 h -30 -/ -
-6 h -33 -/ -
-8 h -32 -/ -
-10 h -26 -/ -
-12 h -18 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.2 1x10^2
2/ 7 0.4 6x10^2
2/ 6 0.6 1x10^3
2/ 5 0.6 3x10^2
2/ 4 0.7 2x10^2
2/ 3 1.7 1x10^2

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線5分1分 (GOES)
X線写真動画 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
EIT195 (SOHO)
EIT284 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
コロナホール (NAOJ)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
太陽放射線 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
衛星電子 (GOES)
衛星環境 (GOES)
衛星電子予測 (JAXA)
沖縄磁場変動 (NICT)
Dst予測 (NICT)
AE指数 (NICT)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
NICT磁力計 (NICT)
シベリア磁場 (NICT)
昭和基地磁場 (NICT)
オーロラ帯 (CARISMA)
Live!オーロラ (遊造)
昭和基地カメラ (NIPR)
TromsoLongyear...
Alaskaカメラ (SALMON)

情報ページ
宇宙天気用語集
宇宙天気日報
宇宙天気臨時情報
NICT宇宙天気情報センター
宇宙環境計測グループ
Space Weather Prediction Center
これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2012/ 2/ 2 09:54 太陽のフレア活動は穏やかです。太陽風は平均的な速度です。
2012/ 2/ 3 09:43 太陽風は平均的な速度で、磁気圏は概ね静穏です。太陽も静かです。
2012/ 2/ 4 13:30 400km/秒台前半の太陽風が続いています。太陽は黒点も減り、フレア活動は静かです。
2012/ 2/ 5 13:05 440km/秒の太陽風が続き、南向き磁場の影響でオーロラも連続的に発生しています。
2012/ 2/ 6 09:47 太陽でフィラメントの噴出が発生しています。太陽風は400km/秒台前半の風が続いています。
最新のニュース

2012/ 2/ 7 11:21 更新
M1.0の中規模フレアが発生しました。太陽風は400km/秒台前半の速度が続いています。

担当 篠原

昨日のニュースの直後から、
太陽の西の端に沈みかけた1410黒点群の活動度が高まり、
X線のグラフにBクラスの変化が増えました。
そして、今朝、7日4時半(世界時6日19時半)にM1.0の中規模フレアが発生しました。
その様子を、GOES衛星のX線カメラの動画で紹介します。

1410黒点群は、その後、7日10時(世界時7日1時)にも、
C3.5の小規模フレアを起こしています。

1410黒点群は太陽の西に沈みかけているので、
今後更に活動が強まったとしても地球への影響は小さいでしょう。


太陽風は、400〜430km/秒の速度が安定して続いています。
磁場強度も、ACEのグラフの幅が広くなっていて読み取りにくいですが、
5nTから少し強まっているくらいで安定しています。

磁場の南北成分も、南寄りの傾向が続いていて、
特にACEのグラフの中頃では、-5nTくらいの南向きが4〜5時間続き、
そこで、磁気圏の活動が強まっています。
AE指数のグラフでは、この時間帯に500nT程度の変動が観測されています。


27日周期の図の前周期の変化によると、
今日いっぱいくらいで現在の太陽風の状態は終わって、
一旦速度が下がる可能性があります。
その後、10日頃にコロナホールの影響がやって来るかもしれません。

ここしばらく高まっていたオーロラの活動度は、
一旦下がってしまうことになりそうです。



GOES-15のX線カメラによる、太陽の西の端で発生したM1.0のフレア。
(c) NOAA/SWPC 、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr

  宇宙天気ニュースは、
  鹿児島工業高等専門学校にWebサーバを設置しています。

このニュースについて、コメントなどがありましたら、
篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。