宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2012/ 2/ 7 11:21 更新 M1.0の中規模フレアが発生しました。太陽風は400km/秒台前半の速度が続いています。 担当 篠原 昨日のニュースの直後から、 太陽の西の端に沈みかけた1410黒点群の活動度が高まり、 X線のグラフにBクラスの変化が増えました。 そして、今朝、7日4時半(世界時6日19時半)にM1.0の中規模フレアが発生しました。 その様子を、GOES衛星のX線カメラの動画で紹介します。 1410黒点群は、その後、7日10時(世界時7日1時)にも、 C3.5の小規模フレアを起こしています。 1410黒点群は太陽の西に沈みかけているので、 今後更に活動が強まったとしても地球への影響は小さいでしょう。 太陽風は、400〜430km/秒の速度が安定して続いています。 磁場強度も、ACEのグラフの幅が広くなっていて読み取りにくいですが、 5nTから少し強まっているくらいで安定しています。 磁場の南北成分も、南寄りの傾向が続いていて、 特にACEのグラフの中頃では、-5nTくらいの南向きが4〜5時間続き、 そこで、磁気圏の活動が強まっています。 AE指数のグラフでは、この時間帯に500nT程度の変動が観測されています。 27日周期の図の前周期の変化によると、 今日いっぱいくらいで現在の太陽風の状態は終わって、 一旦速度が下がる可能性があります。 その後、10日頃にコロナホールの影響がやって来るかもしれません。 ここしばらく高まっていたオーロラの活動度は、 一旦下がってしまうことになりそうです。 GOES-15のX線カメラによる、太陽の西の端で発生したM1.0のフレア。 (c) NOAA/SWPC 、(動画加工 : 宇宙天気ニュース) SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
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