宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
Supported by KNCT |
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
| ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
2012/ 2/ 8 13:06 更新 フレアを起こしていた1410黒点群は太陽の西に没しました。太陽風は500km/秒の高速状態です。 担当 篠原 一昨日から活発化した1410黒点群は、 深夜、8日1時(世界時7日16時)と、早朝の8日5時(世界時7日20時)に、 同じC6.8の小規模フレアを2回起こしています。 現在、太陽の西の端に没しつつあります。 1つめのフレアは短い時間変化、 2つめはゆっくりした時間変化のフレアになっています。 CME(太陽ガスの放出現象)も起きていそうなのですが、 SOHO衛星のLASCOの写真では、まだ良く分かりません。 1410黒点群が没すると、太陽は無黒点になりそうだったのですが、 西の端近くに小さな黒点が出現しています。 番号はまだ付いていませんが、どうなるでしょうか。 ちなみに、SIDCのデータによると、 もし黒点数が0になれば、昨年の8月14日以来です。 太陽風は、速度が450km/秒から500km/秒へ上昇し、 高速の太陽風に変わっています。 27日周期の図で、前周期の1月11日に見えていた小さな速度の山が、 今回も残っていたということでしょうか。 今後、速度の高まりはすぐ終わるのか、更に強まるのか注目してください。 SDO衛星AIA193によると、太陽の南半球のコロナホールは、 まだ中心線を通過した程度で、 影響がやって来るには、もう2日くらいかかりそうです。 太陽風の磁場は、強度は5nT前後でだいたい安定しています。 南北成分が、南側に振れる傾向が続いていて、 半日以上-5nTになっています。 この影響で、オーロラの活動も活発に続き、 AE指数のグラフは、800nTくらいの中規模の変化が断続的に発生しています。 GOES-15のX線カメラによる、太陽の西の端で発生したC6.8のフレア。 (c) NOAA/SWPC 、(動画加工 : 宇宙天気ニュース) SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
宇宙天気ニュースは、 鹿児島工業高等専門学校にWebサーバを設置しています。 |