宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (13:06)
今日、C6.8の小規模フレアが発生しました。
また、M1.0の中規模フレアが昨日発生しています。
太陽風の速度がやや高くなっています。
磁気嵐がやや発達しています。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
2/ 8 02:10 C6.8
2/ 7 19:50 C5.1
13:16 C1.7
09:52 C3.6
04:30 M1.0
2/ 6 --- ---

黒点  2/ 8 (NOAA)
磁場 フレア
1410 3 β M1
1413 1 α ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
12:56 493 -0.4
-2 h 505 -2.1
-4 h 474 -3.8
-6 h 488 -6.0
-8 h 500 -4.8
-10 h 467 +0.4
-12 h 466 +2.1

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
13:30 -43 -/ -
-2 h -48 -/ -
-4 h -50 -/ -
-6 h -46 -/ -
-8 h -37 -/ -
-10 h -36 -/ -
-12 h -46 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.1 2x10^2
2/ 8 0.3 6x10^2
2/ 7 0.4 6x10^2
2/ 6 0.6 1x10^3
2/ 5 0.6 3x10^2
2/ 4 0.7 2x10^2

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線5分1分 (GOES)
X線写真動画 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
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EIT284 (SOHO)
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2012/ 2/ 3 09:43 太陽風は平均的な速度で、磁気圏は概ね静穏です。太陽も静かです。
2012/ 2/ 4 13:30 400km/秒台前半の太陽風が続いています。太陽は黒点も減り、フレア活動は静かです。
2012/ 2/ 5 13:05 440km/秒の太陽風が続き、南向き磁場の影響でオーロラも連続的に発生しています。
2012/ 2/ 6 09:47 太陽でフィラメントの噴出が発生しています。太陽風は400km/秒台前半の風が続いています。
2012/ 2/ 7 11:21 M1.0の中規模フレアが発生しました。太陽風は400km/秒台前半の速度が続いています。
最新のニュース

2012/ 2/ 8 13:06 更新
フレアを起こしていた1410黒点群は太陽の西に没しました。太陽風は500km/秒の高速状態です。

担当 篠原

一昨日から活発化した1410黒点群は、
深夜、8日1時(世界時7日16時)と、早朝の8日5時(世界時7日20時)に、
同じC6.8の小規模フレアを2回起こしています。
現在、太陽の西の端に没しつつあります。

1つめのフレアは短い時間変化、
2つめはゆっくりした時間変化のフレアになっています。
CME(太陽ガスの放出現象)も起きていそうなのですが、
SOHO衛星のLASCOの写真では、まだ良く分かりません。

1410黒点群が没すると、太陽は無黒点になりそうだったのですが、
西の端近くに小さな黒点が出現しています。
番号はまだ付いていませんが、どうなるでしょうか。

ちなみに、SIDCのデータによると、
もし黒点数が0になれば、昨年の8月14日以来です。


太陽風は、速度が450km/秒から500km/秒へ上昇し、
高速の太陽風に変わっています。
27日周期の図で、前周期の1月11日に見えていた小さな速度の山が、
今回も残っていたということでしょうか。
今後、速度の高まりはすぐ終わるのか、更に強まるのか注目してください。

SDO衛星AIA193によると、太陽の南半球のコロナホールは、
まだ中心線を通過した程度で、
影響がやって来るには、もう2日くらいかかりそうです。


太陽風の磁場は、強度は5nT前後でだいたい安定しています。
南北成分が、南側に振れる傾向が続いていて、
半日以上-5nTになっています。
この影響で、オーロラの活動も活発に続き、
AE指数のグラフは、800nTくらいの中規模の変化が断続的に発生しています。



GOES-15のX線カメラによる、太陽の西の端で発生したC6.8のフレア。
(c) NOAA/SWPC 、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化
(c) NOAA/SWPC




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。