宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2012/ 2/ 5 13:05 更新 440km/秒の太陽風が続き、南向き磁場の影響でオーロラも連続的に発生しています。 担当 篠原 太陽風は、速度(ACEの黄色線)は440km/秒とやや高め、 磁場強度(白線)は5nTと平均的な強度で、それぞれ安定した状態が続いています。 27日周期の図を見ると(速度、セクター、IMF)、 前周期の1月6日以降の太陽風の傾向が、 そのまま2月2日以降に回帰している印象です。 太陽風磁場の南北成分(赤線)は、 -3〜-5nT程度の南向き(マイナス方向)に頻繁に振れています。 このため、磁気圏へのエネルギーの流れ込みが続いていて、 AE指数のグラフは、小中規模の変動がずっと発生しています。 この中で、世界時4日20時頃に見られたトロムソのオーロラの様子を、 全天カメラの動画で紹介します。 明るい月があるため、撮影の条件はよくありませんが、 空を東西に横断するようにオーロラの帯が幾重にも現われています。 太陽風は、この後も2〜3日程度は現在の状態が続く可能性があります。 激しくはならなくても、ある程度のオーロラ活動は期待できそうです。 太陽は、新しく1414黒点群が出現しました。 しかし、小さな黒点だけで、1410、1413黒点群が西の端に近付いた分、 太陽面はより寂しくなった印象です。 フレア活動もなく、X線のグラフは静かです。 一方、SOHO衛星LASCO C3カメラによると、 太陽の北側と南東側に向かって、2つのCME(太陽ガスの放出現象)が発生しています。 それぞれフィラメントの噴出によるもので、南東のCMEは裏側の現象です。 また、太陽の右下に見える明るい星は、水星です。 ノルウェー・トロムソの全天カメラにより撮影された、オーロラの活動。 (c) 国立極地研究所、(動画加工 : 宇宙天気ニュース) SOHO LASCO C3カメラによる、太陽の北と南東へ噴出した2つのCME。 (c) SOHO (ESA & NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース) SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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