宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2012/ 2/ 4 13:30 更新 400km/秒台前半の太陽風が続いています。太陽は黒点も減り、フレア活動は静かです。 担当 篠原 太陽風は、400〜440km/秒と平均的な速度で安定しています。 27日周期の図の前周期の変化とよく似た状態が続いています。 磁場強度は5nTとこちらも平均的な状態です。 南北成分は、南に北にと変化していて、 磁気圏のオーロラ活動をもたらしています。 AE指数のグラフでは、200〜500nTの小中規模の変化があちこちで起きています。 派手ではありませんが、 ある程度のオーロラが極域では見られているのではないでしょうか。 27日周期の周期性がこのまま続くとすると、 太陽風はもう3〜4日程度現在の様な速度が続きそうです。 その後は、SDO衛星AIA193の南東(左下)にある 小さなコロナホールの影響が考えられます。 前周期の1月13日の速度上昇の回帰です。 そのまま今期に持ってくると、2月9日になります。 一方、太陽はとても静かです。 黒点群は、1410群と1413群の2つになってしまいました。 STEREO Behindで東側に先回りしても、目立った活動領域はなく、 新しい黒点群の発生を待つことになるのかもしれません。 X線のグラフも、静穏レベルがどんどん低くなって、 B1の強さまで下がっています。 比べ方が難しいですが、ざっと見た印象で、 これだけしっかり下がっているのは、昨年の8月以来だと思います。 太陽活動がこれで終わりという意味ではありませんので、 今後の高まりに注目してください。 SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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