宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (09:54)
太陽フレアは静かです。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
2/ 2 --- ---
2/ 1 --- ---
1/31 --- ---

黒点  2/ 2 (NOAA)
磁場 フレア
1408 1 α C1
1410 13 β ---
1411 7 β ---
1413 24 β ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
09:30 409 -2.2
-2 h 408 +1.7
-4 h 408 +3.7
-6 h 406 +2.4
-8 h 389 +2.6
-10 h 386 +2.5
-12 h 380 -0.4

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
09:30 0 -/ -
-2 h -1 -/ -
-4 h -2 -/ -
-6 h -1 -/ -
-8 h -2 -/ -
-10 h -7 -/ -
-12 h -8 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 1.2 1x10^2
2/ 2 2.4 2x10^2
2/ 1 7.2 1x10^2
1/31 37.7 2x10^3
1/30 83.3 2x10^3
1/29 686.0 2x10^3

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線5分1分 (GOES)
X線写真動画 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
EIT195 (SOHO)
EIT284 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
コロナホール (NAOJ)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
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AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
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シベリア磁場 (NICT)
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2012/ 1/28 12:52 X1.7の大規模フレアが発生しました。太陽放射線が増加しています。CMEは横向きなので影響は小さいでしょう。
2012/ 1/29 10:27 太陽は穏やかです。太陽風は平均的な状態で、弱いオーロラ活動が続いています。
2012/ 1/30 09:53 太陽は穏やかで、太陽風も平均的な状態です。これからCMEの影響が到来するかもしれません。
2012/ 1/31 09:45 CMEによる太陽風の乱れが到来しました。速度の変化は小さく、中規模のオーロラが発生したくらいです。
2012/ 2/ 1 12:50 太陽風は低速になり、オーロラ活動は静かです。太陽も静穏です。
最新のニュース

2012/ 2/ 2 09:54 更新
太陽のフレア活動は穏やかです。太陽風は平均的な速度です。

担当 篠原

一昨日の現象ですが、太陽の西端でプロミネンスの美しい変動が見られました。
SDO衛星AIA304による動画をご覧ください。
細いループが幾筋もゆらゆらと揺れて、やがてふわっと浮かび上がっています。

この続きは、SOHO衛星LASCO C3で見ることができます。
太陽の右側からループ状のCME(太陽ガスの放出現象)が、
ゆっくりと噴き上がっています。
地球に対して横方向の噴出なので、影響はありません。

SOHOの写真で右下に光っているのは、水星です。
来週の中頃に太陽に最も近付いて見えます。


太陽は、中央部に1410群、1413群と
ふたつの黒点群がありますが、
どちらも活動度は低く、全体的に穏やかな状態です。

STEREO Behindで太陽の東端を見ても、活動的な領域はなく、
新しい黒点群の出現がなければ、太陽はしばらく穏やかになりそうです。


太陽風は、昨日のニュース以降もゆっくりと速度が上がって、
今日の早朝には400km/秒と平均的な速度レベルまで上がっています。

27日周期の図を見ると、
前周期の1月6日以降、400km/秒台中盤のやや高速の太陽風が続きました。
今日以降、この回帰が見られるかどうか注目してください。
現在の太陽風の速度変化も、これに関係しているのかもしれません。

また、SDO衛星AIA193の太陽コロナ写真によると、
太陽の中心付近に小さなコロナホールが見える様です。
4〜5日頃に弱い影響が来るかもしれません。


磁気圏も概ね静穏です。
オーロラの活動度を示すAE指数のグラフは、中程に300〜700nTの変化があります。
この時間帯に、太陽風の磁場が南寄りになった影響でしょう。



SDO衛星のAIA304カメラによる、太陽西端のプロミネンス。
(c) SDO (NASA)、 (写真加工 : 宇宙天気ニュース)


SOHO LASCO C3カメラによる、太陽の西側へ噴出したCME。
(c) SOHO (ESA & NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化
(c) NOAA/SWPC




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。