宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2012/ 1/31 09:45 更新 CMEによる太陽風の乱れが到来しました。速度の変化は小さく、中規模のオーロラが発生したくらいです。 担当 篠原 昨夜、31日0時半(世界時30日15時半)に、 CMEによる太陽風の乱れがACE衛星に達しました。 太陽風の速度は、320km/秒から420km/秒に上がった程度で、 高速風とはとても言えず、平均的な太陽風の速度に上がっただけでした。 磁場強度も3nTから10nTに強まった程度で、 こちらは平均よりも強まりましたが、特に大きな値ではありません。 CMEの発生から3日弱での到来です。 このタイミングなら500km/秒台の後半くらいに上がっても良さそうなのですが、 400km/秒で到来したということは、 初速は大きかったものの、その後の減速が大きかったということでしょうか。 もう少し高まるかと思ったのですが、遅めの擾乱にになりました。 そして、磁気圏への影響度を決める、太陽風磁場の南北成分は、 初めに一瞬南向きになりましたが、すぐに北に振れ、 3時間ほどかけて、再び南に向かいました。 そこで-3〜-5nTくらいの南向きが3時間ほど続き、 AE指数で700nTの中規模のオーロラ活動を起こしています。 この時間帯のノルウェー・トロムソの全天カメラの様子を、動画でご覧ください。 空を覆う、美しいオーロラが見られた様です。 擾乱の到来から9時間が経過しましたが、 現在の太陽風は、速度400km/秒、磁場強度8nTと、 まだCMEによる乱れの影響が残っています。 しかし、これらも今日いっぱいくらいで通り過ぎ、 以降は低速風に戻るのではないかと思います。 太陽は、目立ったフレア活動はなく、穏やかな状態です。 1410、1413黒点群が活発化しなければ、このまま静かに経過しそうです。 また、Xクラスフレアによって増加していた太陽放射線は、 順調に減少しています。 そろそろ警戒レベルを割りそうです。 ノルウェー・トロムソの全天カメラにより撮影された、活発なオーロラの活動。 (c) 国立極地研究所、(動画加工 : 宇宙天気ニュース) SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC GOES衛星の太陽放射線データ (c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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