宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (10:27)
昨日、X1.8の大規模フレアが発生しています。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
太陽放射線が非常に強くなっています。放射線帯電子は静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
1/29 --- ---
1/28 03:03 X1.8
02:36 C3.3
1/27 15:16 C5.6
13:01 C2.1
10:09 C1.8
06:49 C1.9
05:21 C2.9

黒点  1/29 (NOAA)
磁場 フレア
1408 2 α ---
1410 1 α C1
1411 1 α ---

太陽風 (ACE)
プロトン増加のため
速度の計測が不正確です
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
10:15 422 -1.1
-2 h 424 -3.0
-4 h 438 -0.8
-6 h 415 -1.6
-8 h 288 -3.4
-10 h 289 -3.1
-12 h 283 -3.3

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
10:30 -31 -/ -
-2 h -27 -/ -
-4 h -29 -/ -
-6 h -33 -/ -
-8 h -31 -/ -
-10 h -29 -/ -
-12 h -29 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 227 1x10^3
1/29 686 2x10^3
1/28 796 4x10^3
1/27 32 1x10^3
1/26 139 4x10^2
1/25 6310 1x10^4

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線5分1分 (GOES)
X線写真動画 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
EIT195 (SOHO)
EIT284 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
コロナホール (NAOJ)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
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情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2012/ 1/25 01:00 太陽風の衝撃波が到来しました。磁場は北向きで、磁気圏の乱れは大きくありません。
2012/ 1/25 15:56 CMEによる太陽風の擾乱が到来し、磁気圏の活動が活発に起きました。
2012/ 1/26 10:29 太陽風の乱れは終わりに近づいています。太陽も黒点が少なくなっています。
2012/ 1/27 09:45 1402黒点群でCクラスフレアが続きました。コロナホールの影響か、太陽風はやや高速です。
2012/ 1/28 12:52 X1.7の大規模フレアが発生しました。太陽放射線が増加しています。CMEは横向きなので影響は小さいでしょう。
最新のニュース

2012/ 1/29 10:27 更新
太陽は穏やかです。太陽風は平均的な状態で、弱いオーロラ活動が続いています。

担当 篠原

昨日のX1.7の大規模フレアを起こした1402黒点群は、
太陽の西に没してしまいました。
その後は、東側の1410黒点群でC1の小さなフレアが発生した程度で、
太陽は穏やかになっています。

太陽放射線もゆっくりと低下が続いています。
そのため、ACE衛星の太陽風データは今日の未明に回復しています。


現在の太陽風は、速度は430km/秒、磁場強度は5nTと、
どちらも平均的な値です。
コロナホールの影響はもう弱ってきた様です。

その中で、磁場は南向きの傾向がずっと続いています。
このため、磁気圏では弱いオーロラの活動が続いています。
AE指数では、200〜400nTくらいの変化です。


SOHO衛星で、X1.7フレアに続いて発生したCMEを見ると、
右上方向が中心ですが、太陽全体を包むように広がっています。
この様子から、地球方向にもガスが
ある程度向かってきている可能性があります。

明日か明後日に太陽風の乱れが到来するかもしれません。
速度や磁場の変化によって、
オーロラもある程度活発化するかもしれません。
観望のチャンスと言えそうです。


放射線帯の高エネルギー電子の増加は止まっています。
特に高いレベルにはなりませんでした。



SOHO衛星 LASCO C3カメラの映像
(c) SOHO (ESA & NASA)

1/27 18:43 UT

1/27 19:42 UT

1/27 20:42 UT

1/27 21:42 UT

1/27 22:30 UT


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC



GOES衛星の太陽放射線データ
(c) NOAA/SWPC



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化
(c) NOAA/SWPC




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。