宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (09:45)
今日、C2.9の小規模フレアが発生しました。
太陽風南向き磁場がやや強くなっています。
磁気圏は静かです。
太陽放射線が強くなっています。放射線帯電子は静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
1/27 06:49 C1.9
05:21 C2.9
1/26 19:02 C2.7
10:39 C8.0
09:26 C5.8
1/25 --- ---

黒点  1/27 (NOAA)
磁場 フレア
1402 9 β C8
1405 1 α ---
1408 4 β ---
1410 1 α ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
09:34 459 -4.6
-2 h 467 -2.0
-4 h 450 -5.1
-6 h 462 -6.2
-8 h 467 -6.2
-10 h 496 -2.8
-12 h 476 +2.4

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
09:30 -39 -/ -
-2 h -43 -/ -
-4 h -41 -/ -
-6 h -36 -/ -
-8 h -26 -/ -
-10 h -19 -/ -
-12 h -23 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 19 3x10^2
1/27 32 4x10^2
1/26 139 4x10^2
1/25 6310 1x10^4
1/24 3900 4x10^3
1/23 2750 7x10^1

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線5分1分 (GOES)
X線写真動画 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
EIT195 (SOHO)
EIT284 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
コロナホール (NAOJ)
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2012/ 1/23 11:30 太陽風の乱れが到来し、強い南向き磁場の影響で活発なオーロラ活動が発生しています。
2012/ 1/24 10:19 M8.7の中規模フレアが発生しました。今夜以降にかなり高速の太陽風が到来して、磁気圏が激しく乱れる可能性があります。
2012/ 1/25 01:00 太陽風の衝撃波が到来しました。磁場は北向きで、磁気圏の乱れは大きくありません。
2012/ 1/25 15:56 CMEによる太陽風の擾乱が到来し、磁気圏の活動が活発に起きました。
2012/ 1/26 10:29 太陽風の乱れは終わりに近づいています。太陽も黒点が少なくなっています。
最新のニュース

2012/ 1/27 09:45 更新
1402黒点群でCクラスフレアが続きました。コロナホールの影響か、太陽風はやや高速です。

担当 篠原

太陽の北西(右上)に去りつつある1402黒点群が、
見えなくなる前に、
C5.8、C7.9、C6.4と大きめのCクラスフレアを連発しました。
GOES衛星のX線カメラの動画を掲載します。
初めに2回、ちかっちかっと光るのがC5.8とC7.9です。
そして、3つめのC6.4は長時間継続するタイプで、
広い範囲がゆっくりと光っています。

このフレアに伴って、
太陽の北に向かってCME(太陽ガスの放出現象)が噴き出しています。
SOHO衛星LASCO C2、C3の動画でその様子をご覧ください。
地球へは向かっていないので、影響はありません。

この黒点群が西に没するのと反対に、
東から新しい黒点群が顔を出しています。
X線写真を見ると、小さなフレアを時々起こしているようで、
今後の活動に注目してください。


太陽風は、450〜500km/秒とやや高速の風が続いています。
磁場強度は4nTから6nTに少し上がっています。
はっきりとは分かりませんが、
コロナホールの影響が始まったのかもしれません。

磁場の南北成分は、半日ほど-5nT程度の南向きが続いています。
この影響で、AE指数では500nTの変動がぽつぽつと発生しています。

しかし、この太陽風磁場の振れ方だと
オーロラの活動はもう少し強まっても良さそうに見えるのですが。


コロナホールの影響は、4日くらい続く可能性があります。
しばらくオーロラ観望のチャンスが続くかもしれません。


太陽放射線(高速の陽子)は、順調に減少しています。
一方、放射線帯の高エネルギー電子は低いままです。



GOES-15のX線カメラによる、太陽の北西で発生したフレア。
(c) NOAA/SWPC 、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SOHO LASCO C2、C3カメラによる、太陽の北へ広がるCMEの様子。
(c) SOHO (ESA & NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星の太陽放射線データ
(c) NOAA/SWPC



GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化
(c) NOAA/SWPC




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。