宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2012/ 1/27 09:45 更新 1402黒点群でCクラスフレアが続きました。コロナホールの影響か、太陽風はやや高速です。 担当 篠原 太陽の北西(右上)に去りつつある1402黒点群が、 見えなくなる前に、 C5.8、C7.9、C6.4と大きめのCクラスフレアを連発しました。 GOES衛星のX線カメラの動画を掲載します。 初めに2回、ちかっちかっと光るのがC5.8とC7.9です。 そして、3つめのC6.4は長時間継続するタイプで、 広い範囲がゆっくりと光っています。 このフレアに伴って、 太陽の北に向かってCME(太陽ガスの放出現象)が噴き出しています。 SOHO衛星LASCO C2、C3の動画でその様子をご覧ください。 地球へは向かっていないので、影響はありません。 この黒点群が西に没するのと反対に、 東から新しい黒点群が顔を出しています。 X線写真を見ると、小さなフレアを時々起こしているようで、 今後の活動に注目してください。 太陽風は、450〜500km/秒とやや高速の風が続いています。 磁場強度は4nTから6nTに少し上がっています。 はっきりとは分かりませんが、 コロナホールの影響が始まったのかもしれません。 磁場の南北成分は、半日ほど-5nT程度の南向きが続いています。 この影響で、AE指数では500nTの変動がぽつぽつと発生しています。 しかし、この太陽風磁場の振れ方だと オーロラの活動はもう少し強まっても良さそうに見えるのですが。 コロナホールの影響は、4日くらい続く可能性があります。 しばらくオーロラ観望のチャンスが続くかもしれません。 太陽放射線(高速の陽子)は、順調に減少しています。 一方、放射線帯の高エネルギー電子は低いままです。 GOES-15のX線カメラによる、太陽の北西で発生したフレア。 (c) NOAA/SWPC 、(動画加工 : 宇宙天気ニュース) SOHO LASCO C2、C3カメラによる、太陽の北へ広がるCMEの様子。 (c) SOHO (ESA & NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース) SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化 (c) NOAA/SWPC | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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