宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (15:56)
昨日、C2.5の小規模フレアが発生しています。
太陽風の速度が高くなっています。
磁気圏は静かです。
太陽放射線が非常に強くなっています。放射線帯電子も強くなっています。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
1/25 --- ---
1/24 18:45 C2.5
1/23 12:37 M8.8
09:39 C1.6
05:42 C2.1

黒点  1/25 (NOAA)
磁場 フレア
1401 22 βγ C2
1402 12 β M9
1405 3 β ---
1407 4 β ---
1408 2 α ---
1409 2 α ---

太陽風 (ACE)
プロトン増加のため
速度の計測が不正確です
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
15:45 570 +3.3
-2 h 592 +1.8
-4 h 598 -1.5
-6 h 548 +2.5
-8 h 292 -2.1
-10 h 285 -1.4
-12 h 288 -2.3

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
15:30 -25 -/ -
-2 h -25 -/ -
-4 h -24 -/ -
-6 h -26 -/ -
-8 h -24 -/ -
-10 h -23 -/ -
-12 h -17 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 397 1x10^3
1/25 6310 1x10^4
1/24 3900 4x10^3
1/23 2750 7x10^1
1/22 3 6x10^1
1/21 4 5x10^1

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線5分1分 (GOES)
X線写真動画 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
EIT195 (SOHO)
EIT284 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
コロナホール (NAOJ)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
太陽放射線 (GOES)
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Dst (京都大学)
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情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2012/ 1/21 11:48 太陽は穏やかで、太陽風の速度はかなり遅くなっています。南向き磁場の影響でオーロラがやや強まっています。
2012/ 1/22 14:02 太陽風の磁場強度が強まっています。これからCMEの影響で、太陽風・磁気圏に擾乱が発生するかもしれません。
2012/ 1/23 11:30 太陽風の乱れが到来し、強い南向き磁場の影響で活発なオーロラ活動が発生しています。
2012/ 1/24 10:19 M8.7の中規模フレアが発生しました。今夜以降にかなり高速の太陽風が到来して、磁気圏が激しく乱れる可能性があります。
2012/ 1/25 01:00 太陽風の衝撃波が到来しました。磁場は北向きで、磁気圏の乱れは大きくありません。
最新のニュース

2012/ 1/25 15:56 更新
CMEによる太陽風の擾乱が到来し、磁気圏の活動が活発に起きました。

担当 篠原

今日は多忙のため、昼までの更新ができませんでした。
申し訳ありません、
昨夜のニュースで紹介していましたが(こちらもご覧ください)、
昨夜遅く、太陽風の擾乱が地球に到達し、磁気圏に活発な活動を起こしました。

SOHOの観測によると、太陽風の速度は750km/秒に上昇しています。
そして、ACEの観測によると、磁場強度は初め40nTに強まり、
その後すぐに下がって20nTとなっています。
注目の南北成分は、北向きに振れ、そのため、磁気圏への影響度はだいぶ小さくなりました。

AE指数では、最高で1500nTと、大規模な変動は起きましたが、
特別激しい変化にはなりませんでした。
トロムソの全天カメラの様子を掲載します。
もし、太陽風磁場の変化が南向きだったとすると、かなり活発な磁気圏活動になったでしょう。

太陽放射線の強度が下がり、ACEの太陽風の速度データが戻ってきました。
現在は600km/秒と普通の高速風程度の速さです。
磁場強度は8nTと強まった状態です。
引き続き、通常レベルとしての活発なオーロラ活動は期待できます。

今回の変動に伴って、放射線帯の高エネルギー電子も高まっています。
ぎりぎり10000には達したくらいですが、今後も更に上昇する可能性があります。



SOHO衛星プロトンモニターによる太陽風の速度変化。2日間。
(c) University of Maryland


ノルウェー・トロムソの全天カメラにより撮影されたオーロラ。
(c) 国立極地研究所、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化
(c) NOAA/SWPC



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC



GOES衛星の太陽放射線データ
(c) NOAA/SWPC




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。