宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2012/ 1/25 01:00 更新 太陽風の衝撃波が到来しました。磁場は北向きで、磁気圏の乱れは大きくありません。 担当 篠原 24日23時半(世界時24日14時半)に、太陽風の衝撃波がACE衛星に到来しました。 1日半というかなり短い時間での到来でしたが、 今朝のニュースで紹介した、 Spaceweather.comに掲載されていた予想時刻と見事に一致しています。 太陽風の磁場強度は、最大40nTにまで強まりました。 太陽放射線のために速度は測れていませんが、 太陽からの経過時間や、この後の地球までの経過時間などから、 800〜1000km/秒程度のかなり高い速度になっていたと考えられます。 そして、30分後に地球に到来して、 GOES衛星の磁場データに急激な増加をもたらしています。 この他、世界各地の地上磁場観測点でも、磁場急増の変化が観測されています。 地球磁気圏への影響度を決める太陽風磁場の南北成分は、 ここまでは完全に北向きに振れています。 このため、磁気圏のオーロラ活動は特に激しくはなっていないようです。 ノルウェーの北方のLongyearbyenのライブカメラの動画を掲載します。 衝撃波到来の最初に明るいオーロラが発生しますが、 時間とともに活動は弱まっています。 今後、しばらく時間が経過した段階で、 磁場が南向きに大きく切り替わることがあります。 その場合は、以降、磁気圏は大きく乱れるでしょう。 深夜ですが、速報としてお知らせします。 ACEによる、6時間幅の太陽風の変化。白線は磁場強度、赤線は南北成分、黄色の速度は不正確です。 (c) NOAA/SWPC GOES衛星の磁場データ。衝撃波による急増が発生しています。 (c) NOAA/SWPC ノルウェーのスバールバル島Longyearbyenで全天カメラによって撮影されたオーロラ。 (c) 国立極地研究所、(動画加工 : 宇宙天気ニュース) ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
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