宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (12:27)
今日、M1.0の中規模フレアが発生しました。
また、M3.7の中規模フレアが昨日発生しています。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
10/17 11:13 M1.0
02:42 C7.1
00:33 C6.1
10/16 23:06 M1.3
22:12 M1.5
19:56 C2.5
16:36 C4.6
13:58 M2.8
12:39 M3.7
12:13 M3.7
11:39 C4.5
10:37 C4.0
09:18 C4.0
08:00 C9.4
04:09 C4.0
03:03 M2.1
00:05 C3.5
10/15 22:21 C4.9
21:44 C3.9
20:47 C5.7
20:18 C4.6
19:00 M1.3
17:32 C3.9
15:43 C5.5
14:31 C5.8
13:46 C8.1
13:26 C4.2
12:52 C4.5
11:03 M1.9
07:46 C5.3
05:32 C2.6
02:54 C2.9

黒点 10/17 (NOAA)
磁場 フレア
3852 7 βγ M4
3854 25 βγδ M2
3855 6 β ---
3856 18 βγδ C6
3857 2 β ---
3858 2 α ---
3859 5 β ---

太陽風 (DSCOVR)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
12:15 407 -1.9
-2 h 420 -0.1
-4 h 438 +1.6
-6 h 440 -2.6
-8 h 445 -3.2
-10 h 449 -0.2
-12 h 451 -5.1

磁気圏 (京大)
時刻
JST
Dst
nT
 
nT
11:30 -32 -/ -
-2 h -14 -/ -
-4 h -18 -/ -
-6 h -23 -/ -
-8 h -22 -/ -
-10 h -14 -/ -
-12 h -11 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.2 7x10^2
10/17 0.2 2x10^3
10/16 0.2 1x10^3
10/15 0.2 7x10^2
10/14 0.2 6x10^2
10/13 0.6 8x10^2

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期
太陽写真 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線3日1日 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
AIA131動画 (SDO)
SUVI195 (GOES)
SUVI131 (GOES)
LASCO (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (DSCOVR)
太陽風 7日 (DSCOVR)
ACE1日7日 (ACE)
太陽風予報 (NOAA)
衛星電子 (GOES)
衛星陽子 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
K指数 (NOAA)
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Canada (AuroraMAX)
昭和基地カメラ (NIPR)
TromsoLongyear...

情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2024/10/12 11:53 高速の太陽風は続いていますが、磁気圏は穏やかになっています。
2024/10/13 10:11 高速の太陽風が続いていますが、速度は次第に低下しています。
2024/10/14 13:01 太陽風は平均的な速度に戻っています。ニュージーランドのオーロラをどうぞ。
2024/10/15 12:16 太陽風は平均的な速度です。西空の紫金山・アトラス彗星をどうぞ。
2024/10/16 11:40 フレアの発生が増えています。9月の黒点相対数は 141.4 でした。
最新のニュース

2024/10/17 12:27 更新
太陽風は平均的な状態です。鹿児島からの紫金山・アトラス彗星をどうぞ。

担当 篠原

16日夕方に、再び鹿児島で紫金山・アトラス彗星を見ることができました。
空が暗くなってから雲に覆われるまでの15分くらいでしたが、
写真と動画を撮れたので紹介します。

今回は、通常の尾と反対向きの太陽に向かって淡く延びる
アンチテイルを撮ることができました。
写真ではかなり微かですが、彗星から下に向かって伸びています。

このアンチテイルの続きが見えているのが、
現在のSOHO衛星LASCO C3の画像です。
彗星の頭が通り過ぎた後、尾の淡い層が左下側に移動していて、
今日くらいで見えなくなりそうです。


太陽風は、速度が370km/秒から450km/秒に上がり、
その後400km/秒に下がっています。
平均的な状態です。
磁場強度は10nTから6nTに下がっていて、
こちらも現在は平均的な値です。

磁場の南北成分は、
-5nT程度の南向きの変化が繰り返し発生しています。
このため、磁気圏の活動は高まった状態が続き、
AE指数は500〜700nTの中規模の変化が、次々に発生しています。

太陽風の磁場強度や速度が下がって来たので、
磁気圏の活動の規模も下がって行きそうです。

SDO衛星AIA193では、
北半球のコロナホールが北西側(右上)に進んでいます。
太陽風速度の高まりが見られるでしょうか。


太陽は、南西(右下)の3852黒点群で、
M3.7、M2.8、M1.5、M1.3、M1.3と、
中規模フレアの発生が続いています。
太陽の端に次第に近付いていますが、
引き続き注目してください。

また、グラフの最後、
17日11時(世界時17日2時)に、
中心部の3856群でM1.0の中規模フレアが発生しています。



鹿児島県霧島市で16日18時46分頃に90mmレンズで撮影した紫金山・アトラス彗星。
(c) 篠原学


鹿児島県霧島市で16日18時42〜52分頃に120mmレンズで撮影した紫金山・アトラス彗星。
(c) 篠原学


紫金山・アトラス彗星の尾はかなり淡くなって左下に進んでいます。
(c) SOHO衛星LASCO C3 (ESA & NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



ACEが観測した太陽風の磁場(黒線は全体の強度、赤線は南北成分)
磁場の向き、プラズマの密度、速度、温度
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



AE指数(速報値)
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学WDC




27日の太陽周期に合わせた図
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr

コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr



GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。