宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (13:46)
今日、C9.2の小規模フレアが発生しました。
太陽風南向き磁場がやや強くなっています。
磁気嵐がやや発達しています。
放射線帯電子が強くなっています。太陽放射線は静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
10/ 8 04:58 C9.2
10/ 7 20:22 C5.6
05:24 C5.1
10/ 6 18:22 C2.0
17:27 C2.1

黒点 10/ 8 (NOAA)
磁場 フレア
4232 3 β C2
4236 5 βγ C6
4241 7 β C2
4242 9 β ---
4243 1 α ---
4245 5 β ---
4247 9 β ---

太陽風 (DSCOVR)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
13:36 395 -3.1
-2 h 404 -3.9
-4 h 406 -3.9
-6 h 402 -4.2
-8 h 403 -3.4
-10 h 414 -4.9
-12 h 412 -4.0

磁気圏 (京大)
時刻
JST
Dst
nT
 
nT
13:30 -44 -/ -
-2 h -33 -/ -
-4 h -25 -/ -
-6 h -21 -/ -
-8 h -29 -/ -
-10 h -32 -/ -
-12 h -36 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.2 4x10^3
10/ 8 0.4 2x10^4
10/ 7 0.4 2x10^4
10/ 6 0.7 2x10^4
10/ 5 0.6 3x10^4
10/ 4 0.7 3x10^4

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期
太陽写真 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線3日1日 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
AIA131動画 (SDO)
GOES SUVI (NOAA)
LASCO (SOHO)
CCOR-1 (GOES)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (DSCOVR)
太陽風 7日 (DSCOVR)
ACE1日7日 (ACE)
太陽風予報 (NOAA)
衛星電子 (GOES)
衛星陽子 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
K指数 (NOAA)
Canada (AuroraMAX)
昭和基地カメラ (NIPR)

情報ページ
宇宙天気用語集
宇宙天気日報
宇宙天気臨時情報
NICT宇宙天気情報センター
Space Weather Prediction Center
これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2025/10/ 3 13:56 750km/秒の高速太陽風が続いています。磁気圏活動も活発です。
2025/10/ 4 08:57 太陽風は高速ですが、600km/秒に下がっています。磁気圏は活動的な状態です。
2025/10/ 5 13:31 太陽風の速度は530km/秒に下がっています。高速の状態は続いています。
2025/10/ 6 12:38 太陽風の速度は450km/秒に下がり、高速太陽風は終わっています。
2025/10/ 7 12:38 太陽風は平均的な状態です。9月の黒点相対数は 129.8 でした。
最新のニュース

2025/10/ 8 13:46 更新
太陽風は平均的な状態です。磁場が南向きになり、磁気圏の活動が強まりました。

担当 篠原

太陽風の速度は、400km/秒と平均的な状態で推移しています。
磁場強度は、グラフの前半は10nTに強まっていましたが、
後半は8nTに少し下がっています。

磁場の南北成分は、南向きの状態が続いていて、
グラフの前半は-5nT前後の状態が続き、
最後は少し小さくなって、-3nTになっています。

この影響で磁気圏の活動も強まって、
AE指数では、1000nTに強まる大きい変化も発生しています。
グラフの後半は、500nTくらいの中規模の変化です。

GOES衛星SUVI 195では、
コロナホールが太陽の中心線に達しています。
3日後くらいから影響が始まりそうです。
27日周期の図を見ると、
前周期は700km/秒を超える高速太陽風が来ましたが、
今回はどうなるでしょうか。


太陽は、7日15時(世界時7日6時)頃に、
南東側(左下)でフィラメント噴出が発生しています。
GOES衛星SUVI 304の動画を掲載します。
この噴出により、CME(コロナ質量放出)が太陽の左下に広がっています。
横向きの噴出なので、地球への影響はありません。

また、今朝、8日5時(世界時7日20時)に、
北西の端近く(右上)で、C9.1の小規模フレアが発生しました。



南東側で発生したフィラメント噴出。
(c) GOES衛星SUVI 304 (NOAA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


太陽の左下へ広がるCME。
(c) SOHO衛星LASCO C2、C3 (ESA & NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


GOES衛星SUVI 195カメラによる太陽コロナの様子
(c) GOES衛星SUVI 195 (NOAA)


SDO衛星による太陽の可視光写真。SOHO衛星のWebページより取得しました。
(c) SDO (NASA)


ACEが観測した太陽風の磁場(黒線は全体の強度、赤線は南北成分)
磁場の向き、プラズマの密度、速度、温度
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



AE指数(速報値)
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学WDC




27日の太陽周期に合わせた図
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr

コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr



GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。