宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (12:31)
今日、M1.2の中規模フレアが発生しました。
また、M3.6の中規模フレアが一昨日発生しています。
太陽風が非常に高速です。
磁気嵐がやや発達しています。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
10/ 1 11:15 M1.2
10:16 C7.9
09:46 C3.4
06:30 C4.0
9/30 21:04 M1.8
18:18 M2.6
17:25 C2.1
13:33 C3.8
11:01 C5.8
09:50 M1.2
09:20 C3.4
04:54 C3.9
01:26 C3.3
9/29 23:19 C4.4
21:14 C8.3
20:56 M1.0
20:10 M1.1
18:30 C2.9
17:25 C2.8
16:55 C3.6
16:15 C3.9
12:50 C6.5
10:39 M3.6
08:26 C6.3
07:14 C3.3
06:45 C5.5
05:19 C9.6
04:41 C7.4
04:15 C3.0
02:38 C3.8
01:41 C3.5

黒点 10/ 1 (NOAA)
磁場 フレア
4226 2 α M3
4230 16 βγδ C8
4232 9 βγ M4
4233 11 β M1
4235 1 α C6
4236 21 βγδ M1
4237 2 β ---
4238 7 β M2
4239 1 α ---
4240 1 α ---

太陽風 (DSCOVR)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
12:26 698 -2.7
-2 h 709 +0.7
-4 h 674 -0.8
-6 h 644 -1.7
-8 h 628 -1.1
-10 h 655 -4.7
-12 h 565 -6.3

磁気圏 (京大)
時刻
JST
Dst
nT
 
nT
11:30 -78 -/ -
-2 h -62 -/ -
-4 h -75 -/ -
-6 h -69 -/ -
-8 h -72 -/ -
-10 h -67 -/ -
-12 h -62 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.2 2x10^2
10/ 1 0.3 1x10^3
9/30 0.3 4x10^2
9/29 0.3 5x10^2
9/28 0.3 3x10^3
9/27 0.3 2x10^3

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期
太陽写真 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線3日1日 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
AIA131動画 (SDO)
GOES SUVI (NOAA)
LASCO (SOHO)
CCOR-1 (GOES)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (DSCOVR)
太陽風 7日 (DSCOVR)
ACE1日7日 (ACE)
太陽風予報 (NOAA)
衛星電子 (GOES)
衛星陽子 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
K指数 (NOAA)
Canada (AuroraMAX)
昭和基地カメラ (NIPR)

情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2025/ 9/26 13:37 太陽風は平均的な速度に戻っています。イエローナイフの21日夜のオーロラをどうぞ。
2025/ 9/27 13:34 太陽風はやや低速になっています。イエローナイフの23日未明のオーロラをどうぞ。
2025/ 9/28 12:32 太陽風は平均的な速度で、磁気圏は概ね静穏です。
2025/ 9/29 10:55 M6.4の中規模フレアが発生しました。太陽風の磁場が強まっています。
2025/ 9/30 13:12 太陽風磁場が南向きに強まり、磁気圏の活動が激しくなっています。アラスカのオーロラをどうぞ。
最新のニュース

2025/10/ 1 12:31 更新
太陽風の速度が700km/秒に高まっています。磁気圏の活動も活発です。

担当 篠原

昨日のニュースの後、
太陽風の速度は400km/秒と平均的な状態が続きましたが、
磁場強度は17nT程度に強まって行きました。
そして、30日20時(世界時30日11時)になると、
速度が上昇を始めて、高速の状態になり、
今朝、1日9時(世界時1日0時)には、700km/秒に達しました。

コロナホールの影響で
太陽風の速度が高まるのではないかと予想していましたが、
だいぶ早くやって来ました。

太陽風の磁場強度は、速度が上がると10nTへ下がり、
グラフの最後は8nTとやや強まった状態です。

太陽風磁場の南北成分は、
グラフの前半では -10nTくらいの、
後半は -5nTの南向きの変化が発生しています。
速度の高まりも重なって、磁気圏の活動は活発になり、
AE指数は、1000nTに達する大きい変化が連続的に発生しています。
Dst指数も -98nTと昨日よりも大きい変化になっています。

太陽風の強まりは、この後どの様に推移するでしょうか。
GOES衛星SUVI 195の太陽コロナ写真では、
コロナホールは、太陽の西側(右側)に進んだくらいです。


太陽も活動的な状態が続いています。
30日18時半(世界時30日9時半)に、南西(右下)の4226黒点群でM2.7、
30日21時(世界時30日12時)に、左隣の4238群でM1.8、
そして、1日11時半(世界時1日2時半)に、中心部の4232群でM1.2と
中規模フレアがあちこちで発生しています。

このうち、4238群のM1.8について、
GOES衛星SUVI 131の動画を掲載します。

また、時間としてはさかのぼりますが、
30日17時(世界時30日8時)頃に、
南西の端でプロミネンス噴出が発生しています。
GOES衛星SUVI 304では、大きい噴出が見えています。

GOES衛星のCCOR-1では、
右下に広がるCME(コロナ質量放出)が観測されています。
横向きの噴出なので、地球への影響はないでしょう。




4238黒点群で発生した、M1.8の中規模フレア。
(c) GOES衛星SUVI 131 (NOAA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


南西の端で発生したプロミネンス噴出。
(c) GOES衛星SUVI 304 (NOAA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


太陽の右下に広がるCME。
(c) GOES衛星CCOR-1 (NOAA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


GOES衛星SUVI 195カメラによる太陽コロナの様子
(c) GOES衛星SUVI 195 (NOAA)


SDO衛星による太陽の可視光写真。SOHO衛星のWebページより取得しました。
(c) SDO (NASA)


ACEが観測した太陽風の磁場(黒線は全体の強度、赤線は南北成分)
磁場の向き、プラズマの密度、速度、温度
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



AE指数(速報値)
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学WDC




27日の太陽周期に合わせた図
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr

コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr



GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。