宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

Supported by NIT, Kagoshima College  
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (13:34)
今日、M1.6の中規模フレアが発生しました。
また、M1.6の中規模フレアが一昨日発生しています。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
9/27 13:18 M1.1
12:31 M1.0
11:35 C3.6
09:31 C8.0
08:11 C2.8
07:23 C4.1
05:47 C4.0
04:48 M1.6
03:57 C7.8
9/26 18:33 C2.5
17:23 C1.7
15:18 C2.4
9/25 22:56 C3.4
18:33 C1.9
13:03 C3.6
11:16 C3.2
08:16 C4.6
04:00 M1.6

黒点  9/27 (NOAA)
磁場 フレア
4217 2 β C3
4224 2 β M2
4225 2 α ---
4226 9 β C5
4227 4 α C8
4228 2 α ---
4229 3 β C2
4230 9 β ---
4231 2 β ---
4232 2 α C4

太陽風 (DSCOVR)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
13:26 386 -2.5
-2 h 391 +2.0
-4 h 402 -1.0
-6 h 413 +0.7
-8 h 412 +0.0
-10 h 414 -1.2
-12 h 425 -0.6

磁気圏 (京大)
時刻
JST
Dst
nT
 
nT
12:30 6 -/ -
-2 h 8 -/ -
-4 h 16 -/ -
-6 h 16 -/ -
-8 h 11 -/ -
-10 h 9 -/ -
-12 h 7 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.2 7x10^2
9/27 0.3 2x10^3
9/26 0.3 1x10^3
9/25 0.3 6x10^2
9/24 0.3 7x10^2
9/23 0.3 3x10^3

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期
太陽写真 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線3日1日 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
AIA131動画 (SDO)
GOES SUVI (NOAA)
LASCO (SOHO)
CCOR-1 (GOES)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (DSCOVR)
太陽風 7日 (DSCOVR)
ACE1日7日 (ACE)
太陽風予報 (NOAA)
衛星電子 (GOES)
衛星陽子 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
K指数 (NOAA)
Canada (AuroraMAX)
昭和基地カメラ (NIPR)

情報ページ
宇宙天気用語集
宇宙天気日報
宇宙天気臨時情報
NICT宇宙天気情報センター
Space Weather Prediction Center
これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2025/ 9/22 10:00 太陽風は低速の状態が続いています。コロナホールの影響が始まる可能性があります。
2025/ 9/23 10:02 高速太陽風が到来して、速度は520km/秒に高まっています。
2025/ 9/24 13:04 太陽風は高速の状態が続いています。イエローナイフの21日夜のオーロラをどうぞ。
2025/ 9/25 12:27 太陽風は高速ですが、終わりに向かいそうです。イエローナイフの21日夜のオーロラをどうぞ。
2025/ 9/26 13:37 太陽風は平均的な速度に戻っています。イエローナイフの21日夜のオーロラをどうぞ。
最新のニュース

2025/ 9/27 13:34 更新
太陽風はやや低速になっています。イエローナイフの23日未明のオーロラをどうぞ。

担当 篠原

今日は、四十万智博さんよりいただいたオーロラの写真を掲載します。
撮影は、イエローナイフからバンクーバーへ向かう機内からで、
写真の左下に主翼の先が微かに写っています。

9月22〜25日にやって来た高速太陽風の
速度が最も高まっていた世界時23日12時33分の撮影です。
四十万さんによると、
コロナホールの影響に期待していたもののイエローナイフは小雨が降る天気で、
直後に乗ったバンクーバー行きの飛行機の中から
オーロラを見ることができたとのことです。

撮影条件の厳しい中での貴重な一枚です。
この頃の太陽風は550km/秒と高速で、
AE指数では、800nTの変化が発生したタイミングでした。
機内であっても、実際に見えたのは素晴らしいことだと思います。
どうもありがとうございます。



太陽風の速度は450km/秒から380km/秒へ低下して、
やや低速になっています。
磁場強度は4nT付近で推移しています。

磁気圏は概ね静穏で、
AE指数は小規模の変化が起きているくらいです。

GOES衛星SUVI 195では、
東側(左側)の赤道付近と南側にコロナホールが見えています。
南東の領域は27日前の前周期にも見えていて、
この時は、6日後にあたる9月6日から高速太陽風がやって来ました。
今回はどうなるでしょうか。


太陽は、X線グラフの後半からフレアが多発するようになっています。
今朝、27日4時(世界時26日20時)に、
北西の端(右上)の4221黒点群でC7.8の小規模フレア、
直後の27日5時(世界時26日20時)に、
北東の端(左上)でM1.6の中規模フレアと発生し、
しばらく経って、中心部南側の4226黒点群で、
27日9時半(世界時27日0時半)にC8.0の小規模フレア、
27日12時半(世界時27日3時半)にM1.0の中規模フレア、
などと続いています。
GOES衛星SUVI 131の動画を掲載します。

フレアはこの後も続くでしょうか。
注目して下さい。




イエローナイフからバンクーバーへ向かう機内から、世界時23日12時33分に撮影されたオーロラ。
(c) 四十万智博氏


4221黒点群で発生したC7.8の小規模フレアと北東の端で発生したM1.6の中規模フレア。
(c) GOES衛星SUVI 131 (NOAA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


4226黒点群で発生した、C8.0の小規模フレアとM1.0の中規模フレア。
(c) GOES衛星SUVI 131 (NOAA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


GOES衛星SUVI 195カメラによる太陽コロナの様子
(c) GOES衛星SUVI 195 (NOAA)


SDO衛星による太陽の可視光写真。SOHO衛星のWebページより取得しました。
(c) SDO (NASA)


ACEが観測した太陽風の磁場(黒線は全体の強度、赤線は南北成分)
磁場の向き、プラズマの密度、速度、温度
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



AE指数(速報値)
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学WDC




27日の太陽周期に合わせた図
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr

コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr



GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース




  宇宙天気ニュースは、
  鹿児島工業高等専門学校にWebサーバを設置しています。

このニュースについて、コメントなどがありましたら、
篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。