宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (12:27)
今日、M1.6の中規模フレアが発生しました。
また、M1.0の中規模フレアが一昨日発生しています。
太陽風の速度がやや高くなっています。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
9/25 11:16 C3.2
08:16 C4.6
04:00 M1.6
9/24 21:47 C5.4
18:19 M1.0
17:25 C3.0
14:35 C3.3
12:26 C5.5
11:18 C6.8
9/23 19:29 M1.0
18:34 C1.9
18:08 C2.5
17:25 C1.5
01:03 C4.2

黒点  9/25 (NOAA)
磁場 フレア
4217 10 βγ M1
4220 5 β ---
4221 1 α ---
4224 5 β M2
4225 2 α ---
4226 15 βγ C6
4227 5 α ---
4228 1 α C3
4229 8 βγ C2
4230 7 βγ C2

太陽風 (DSCOVR)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
12:15 499 +2.1
-2 h 514 +3.2
-4 h 504 +2.8
-6 h 484 -1.4
-8 h 497 +1.7
-10 h 510 +1.7
-12 h 496 -0.5

磁気圏 (京大)
時刻
JST
Dst
nT
 
nT
11:30 -2 -/ -
-2 h 11 -/ -
-4 h 7 -/ -
-6 h 9 -/ -
-8 h 10 -/ -
-10 h 5 -/ -
-12 h 5 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.2 4x10^2
9/25 0.3 6x10^2
9/24 0.3 7x10^2
9/23 0.3 3x10^3
9/22 0.3 5x10^3
9/21 0.3 6x10^3

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期
太陽写真 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線3日1日 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
AIA131動画 (SDO)
GOES SUVI (NOAA)
LASCO (SOHO)
CCOR-1 (GOES)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (DSCOVR)
太陽風 7日 (DSCOVR)
ACE1日7日 (ACE)
太陽風予報 (NOAA)
衛星電子 (GOES)
衛星陽子 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
K指数 (NOAA)
Canada (AuroraMAX)
昭和基地カメラ (NIPR)

情報ページ
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宇宙天気日報
宇宙天気臨時情報
NICT宇宙天気情報センター
Space Weather Prediction Center
これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2025/ 9/20 12:21 太陽風は低速になっています。M1.5の中規模フレアが発生しました。
2025/ 9/21 10:47 太陽風は更に低速になっています。磁気圏も穏やかです。
2025/ 9/22 10:00 太陽風は低速の状態が続いています。コロナホールの影響が始まる可能性があります。
2025/ 9/23 10:02 高速太陽風が到来して、速度は520km/秒に高まっています。
2025/ 9/24 13:04 太陽風は高速の状態が続いています。イエローナイフの21日夜のオーロラをどうぞ。
最新のニュース

2025/ 9/25 12:27 更新
太陽風は高速ですが、終わりに向かいそうです。イエローナイフの21日夜のオーロラをどうぞ。

担当 篠原

景山植光さんよりお送りいただいた、
21日夜のカナダ・イエローナイフのオーロラ写真の続きです。

昨日の3、4枚目の続きの撮影で、
今日の4枚は、2分ほどの短い間の変化です。
真上から降り注ぐようにオーロラの光が輝いています。
赤と緑、一番下にはピンク色も見えています。

太陽風の状況は、昨日紹介した様に速度は300km/秒台と低速で、
AE指数もほとんど変化が見えていない状態でした。
その中でもイエローナイフの上空でオーロラの活動が起きていた様です。

1〜3枚目では、右端の上側にこと座、中ほどにわし座が見えています。
4枚目では、真ん中の下側にペルセウス座とプレアデス星団が見えています。

とてもきれいな写真を、ありがとうございます。



太陽風は、昨日のニュースの後、速度が500km/秒に下がり、
現在までこの速さが続いています。
高速の状態は続いていますが、
高速太陽風はこの後終わりに向かいそうです。
磁場強度は、5nTで安定しています。

磁場の南北成分は北寄りになっていて、
磁気圏は比較的穏やかです。
AE指数は小規模の変化が見られる程度です。

GOES衛星SUVI 195では、
太陽の中心部にコロナホールは見えていません。
現在の高速風が終わると、
太陽風はしばらく穏やかになりそうです。


太陽は、南西(右下)の4224黒点群で、
昨夕、24日18時半(世界時24日9時半)に、M1.0、
今朝、25日4時(世界時24日19時)に、M1.6と、
中規模フレアが2回発生しています。

また、中心部南東(左下)の4226群で、
C3.5、C5.3、C4.6と小規模フレアが続いています。



カナダ・イエローナイフで、現地21日23時18分(世界時22日5時18分)に撮影されたオーロラ。
(c) 景山植光氏


カナダ・イエローナイフで、現地21日23時18分(世界時22日5時18分)に撮影されたオーロラ。
(c) 景山植光氏


カナダ・イエローナイフで、現地21日23時19分(世界時22日5時19分)に撮影されたオーロラ。
(c) 景山植光氏


カナダ・イエローナイフで、現地21日23時20分(世界時22日5時20分)に撮影されたオーロラ。
(c) 景山植光氏


GOES衛星SUVI 195カメラによる太陽コロナの様子
(c) GOES衛星SUVI 195 (NOAA)


SDO衛星による太陽の可視光写真。SOHO衛星のWebページより取得しました。
(c) SDO (NASA)


ACEが観測した太陽風の磁場(黒線は全体の強度、赤線は南北成分)
磁場の向き、プラズマの密度、速度、温度
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



AE指数(速報値)
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学WDC




27日の太陽周期に合わせた図
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr

コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr



GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。