宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (08:39)
今日、M1.7の中規模フレアが発生しました。
また、M2.2の中規模フレアが昨日発生しています。
太陽風の速度がやや高くなっています。
磁気圏は静かです。
放射線帯電子が強くなっています。太陽放射線は静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
8/11 08:22 M1.0
07:48 M1.7
8/10 23:59 M2.2
21:00 C8.9
16:03 C3.5
11:48 M1.7
02:26 C3.8
01:33 M1.7
01:10 M1.6
00:48 C4.6
8/ 9 21:45 C4.1
20:37 C3.3
19:41 C6.1
16:40 C4.5
15:50 C9.2
15:26 C3.8
12:00 C5.3
11:19 C4.2
10:18 C3.0
07:13 C4.9
04:00 M1.0
03:07 C7.8
02:32 C6.8
01:42 C9.8

黒点  8/10 (NOAA)
磁場 フレア
4165 3 α ---
4168 11 βγ M2
4169 2 α ---
4171 1 α ---
4172 10 β C5
4173 3 β ---
4175 1 α ---
4176 1 α ---
4177 1 α ---
4178 4 β ---

太陽風 (DSCOVR)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
08:36 529 -1.6
-2 h 535 +2.1
-4 h 535 -0.9
-6 h 545 -2.5
-8 h 545 +0.4
-10 h 556 -3.0
-12 h 560 -3.1

磁気圏 (京大)
時刻
JST
Dst
nT
 
nT
08:30 -29 -/ -
-2 h -31 -/ -
-4 h -34 -/ -
-6 h -30 -/ -
-8 h -36 -/ -
-10 h -38 -/ -
-12 h -29 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.2 8x10^3
8/11 0.4 1x10^4
8/10 0.3 3x10^3
8/ 9 0.3 4x10^2
8/ 8 0.4 1x10^3
8/ 7 0.3 1x10^3

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期
太陽写真 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線3日1日 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
AIA131動画 (SDO)
SUVI195 (GOES)
SUVI131 (GOES)
LASCO (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (DSCOVR)
太陽風 7日 (DSCOVR)
ACE1日7日 (ACE)
太陽風予報 (NOAA)
衛星電子 (GOES)
衛星陽子 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
K指数 (NOAA)
地上磁場 (NICT)
Canada (AuroraMAX)
昭和基地カメラ (NIPR)
TromsoLongyear...

情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2025/ 8/ 6 13:23 M4.4の中規模フレアが発生しました。太陽風は平均的な状態です。
2025/ 8/ 7 12:52 太陽風はやや低速になっています。太陽ではMフレアが続いています。
2025/ 8/ 8 12:49 太陽風の速度は下がり、低速です。コロナホールの影響が近付いています。
2025/ 8/ 9 07:57 太陽風の速度は550km/秒に高まっています。コロナホールの影響が始まった様です。
2025/ 8/10 10:58 太陽風の速度は一旦下がり、再び570km/秒と高速になっています。
最新のニュース

2025/ 8/11 08:39 更新
太陽風は高速の状態が続いています。Mフレアの発生が続いています。

担当 篠原

太陽風は、高速の状態が続いています。
速度は、570km/秒から530km/秒へ少し下がっています。
磁場強度は、7nTで安定しています。

磁場の南北成分は、南寄りで変化する様になっています。
速度の高まりもあり、磁気圏の活動は強まっていて、
AE指数は、500〜1000nT程度の中規模の変化が続いています。

SDO衛星AIA193では、
南半球のコロナホールの最後の広がりが
太陽の中心線付近に達しています。
高速の太陽風は、もう5日程度続きそうです。


太陽は、西の端(右端)に達した4168黒点群で、
昨日の昼、10日11時半(世界時10日2時半)にM1.7、
深夜、11日0時(世界時10日15時)にM2.2、
そして、今朝、11日8時(世界時10日23時)にM1.7と、
中規模フレアが3回発生しています。

SDO衛星AIA131によるM2.2フレアの動画を掲載します。
このフレアでは、CME(コロナ質量放出)も発生していて、
SOHO衛星LASCO C2、C3では、
太陽の右側へ飛び出す様子が観測されています。
横向きの噴出なので、地球への影響はありません。

4168群は、この後、太陽の向こう側へ進みます。
活発な状態が続いているので、
見えている間は注目して下さい。



4168黒点群で発生した、M2.2の中規模フレア。
(c) SDO衛星AIA131 (NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


太陽の右側へ広がるCME。
(c) SOHO衛星LASCO C2、C3 (ESA & NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



ACEが観測した太陽風の磁場(黒線は全体の強度、赤線は南北成分)
磁場の向き、プラズマの密度、速度、温度
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



AE指数(速報値)
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学WDC



27日の太陽周期に合わせた図
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr

コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr



GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。