宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2025/ 8/ 9 07:57 更新 太陽風の速度は550km/秒に高まっています。コロナホールの影響が始まった様です。 担当 篠原 昨日のニュースの後も太陽風の磁場強度はゆっくりと上昇して、 7nTの状態から、昨夜、8日21時(世界時8日12時)頃には 15nTに強まりました。 この頃から太陽風の速度が高まり始め、 350km/秒程度と低速の状態から、 半日ほどで550km/秒と高速の状態に変わっています。 SDO衛星AIA193で太陽の南半球に見えていた コロナホールの影響が始まった様です。 27日周期の図を見ると、 前周期の高速風は650km/秒くらいまで高まっています。 この後も速度は上昇するでしょうか。 太陽風磁場の南北成分は、昨夜から南向きに強まる様になり、 -10nTを超える大きい変化が今朝まで発生しています。 磁気圏の活動も強まって、 AE指数は500〜1000nTの中規模の変化が半日ほど続いています。 現在の磁場は北向きに強まっています。 このため、磁気圏の活動は小さくなりそうです。 今後、磁場が再び南を向くと、太陽風の速度が高まっているので 磁気圏への影響はより大きくなります。 注目して下さい。 SDO衛星AIA193の太陽コロナ写真では、 コロナホールは南東の端(左下)まで横に長く伸びています。 太陽風速度の高まりは、1週間くらい続きそうです。 太陽は、4168黒点群の活動が続いています。 8日12時半(世界時8日3時半)にM2.8、 9日4時(世界時8日19時)にM1.0と中規模フレアが2回発生し、 その他に、C8.1、C6.8、C7.8などの小規模フレアが発生しています。 4168群は太陽の西の端(右端)に近付いて来たので、 地球への影響は及びにくくなっています。 太陽の東側(左側)にも黒点群が多く見えていますが、 今のところは穏やかです。
(c) SDO (NASA) ![]() SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) ![]() ACEが観測した太陽風の磁場(黒線は全体の強度、赤線は南北成分) 磁場の向き、プラズマの密度、速度、温度 (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース ![]() AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC ![]() 27日の太陽周期に合わせた図 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース ![]() | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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