宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (07:57)
今日、M1.0の中規模フレアが発生しました。
また、M3.9の中規模フレアが一昨日発生しています。
太陽風の速度がやや高くなっています。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
8/ 9 07:13 C4.9
04:00 M1.0
03:07 C7.8
02:32 C6.8
01:42 C9.8
8/ 8 23:18 C8.1
17:33 C2.5
12:31 M2.8
09:28 C7.2
05:30 C8.5
03:15 C1.2
8/ 7 23:37 C6.5
19:45 M3.9
18:51 C4.6
11:11 M2.2
10:18 C5.0
08:58 C3.9
05:54 C4.1
01:43 M1.0
00:54 C3.7

黒点  8/ 8 (NOAA)
磁場 フレア
4161 2 β C2
4165 8 β ---
4168 23 βγδ M4
4169 4 β C5
4170 4 β M1
4171 1 α ---
4172 12 βγ C5
4173 4 β ---
4174 2 β ---

太陽風 (DSCOVR)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
07:45 537 +7.2
-2 h 467 +1.1
-4 h 447 -8.6
-6 h 421 -7.6
-8 h 410 -8.9
-10 h 371 +1.2
-12 h 349 -8.1

磁気圏 (京大)
時刻
JST
Dst
nT
 
nT
07:30 -14 -/ -
-2 h -18 -/ -
-4 h -7 -/ -
-6 h -15 -/ -
-8 h 1 -/ -
-10 h -2 -/ -
-12 h 22 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.2 2x10^2
8/ 9 0.3 4x10^2
8/ 8 0.4 1x10^3
8/ 7 0.3 1x10^3
8/ 6 0.3 1x10^3
8/ 5 0.3 2x10^3

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期
太陽写真 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線3日1日 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
AIA131動画 (SDO)
SUVI195 (GOES)
SUVI131 (GOES)
LASCO (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (DSCOVR)
太陽風 7日 (DSCOVR)
ACE1日7日 (ACE)
太陽風予報 (NOAA)
衛星電子 (GOES)
衛星陽子 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
K指数 (NOAA)
地上磁場 (NICT)
Canada (AuroraMAX)
昭和基地カメラ (NIPR)
TromsoLongyear...

情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2025/ 8/ 4 12:11 太陽風は高速になっています。7月の黒点相対数は 125.6 でした。
2025/ 8/ 5 12:45 4168黒点群でMフレアが続いています。太陽風は平均的な状態です。
2025/ 8/ 6 13:23 M4.4の中規模フレアが発生しました。太陽風は平均的な状態です。
2025/ 8/ 7 12:52 太陽風はやや低速になっています。太陽ではMフレアが続いています。
2025/ 8/ 8 12:49 太陽風の速度は下がり、低速です。コロナホールの影響が近付いています。
最新のニュース

2025/ 8/ 9 07:57 更新
太陽風の速度は550km/秒に高まっています。コロナホールの影響が始まった様です。

担当 篠原

昨日のニュースの後も太陽風の磁場強度はゆっくりと上昇して、
7nTの状態から、昨夜、8日21時(世界時8日12時)頃には
15nTに強まりました。
この頃から太陽風の速度が高まり始め、
350km/秒程度と低速の状態から、
半日ほどで550km/秒と高速の状態に変わっています。

SDO衛星AIA193で太陽の南半球に見えていた
コロナホールの影響が始まった様です。
27日周期の図を見ると、
前周期の高速風は650km/秒くらいまで高まっています。
この後も速度は上昇するでしょうか。

太陽風磁場の南北成分は、昨夜から南向きに強まる様になり、
-10nTを超える大きい変化が今朝まで発生しています。
磁気圏の活動も強まって、
AE指数は500〜1000nTの中規模の変化が半日ほど続いています。

現在の磁場は北向きに強まっています。
このため、磁気圏の活動は小さくなりそうです。
今後、磁場が再び南を向くと、太陽風の速度が高まっているので
磁気圏への影響はより大きくなります。
注目して下さい。

SDO衛星AIA193の太陽コロナ写真では、
コロナホールは南東の端(左下)まで横に長く伸びています。
太陽風速度の高まりは、1週間くらい続きそうです。


太陽は、4168黒点群の活動が続いています。
8日12時半(世界時8日3時半)にM2.8、
9日4時(世界時8日19時)にM1.0と中規模フレアが2回発生し、
その他に、C8.1、C6.8、C7.8などの小規模フレアが発生しています。
4168群は太陽の西の端(右端)に近付いて来たので、
地球への影響は及びにくくなっています。

太陽の東側(左側)にも黒点群が多く見えていますが、
今のところは穏やかです。



SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



ACEが観測した太陽風の磁場(黒線は全体の強度、赤線は南北成分)
磁場の向き、プラズマの密度、速度、温度
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



AE指数(速報値)
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学WDC



27日の太陽周期に合わせた図
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr

コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr



GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。