宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2025/ 8/ 6 13:23 更新 M4.4の中規模フレアが発生しました。太陽風は平均的な状態です。 担当 篠原 今日未明、6日1時(世界時5日16時)に、 太陽の中心部の4168黒点群で、 M4.4の中規模フレアが発生しました。 M4に達するフレアの発生は、 6月20日のM4.6以来で、1か月半ぶりです。 この時は、直前にX1.9の大規模フレアも発生しています。 SDO衛星AIA131と193の動画を掲載します。 131では、短い時間に激しい輝きが発生しています。 一方、193では、コロナのガスが急に動く様子が見えています。 SOHO衛星LASCO C2、C3を見ると、 太陽の右側に向かって淡いCME(コロナ質量放出)が飛び出しています。 このM4.4フレアに関係する噴出かもしれません。 その場合、発生地点が太陽の中心に近いので、 地球へも弱い影響がやって来るかもしれません。 4168群では、Mクラスのフレアが繰り返し発生していますが、 規模としては一番大きくなっています。 この後も活動は続くでしょうか。 引き続き注目してください。 太陽風は、速度が450km/秒から400km/秒に少し下がっています。 平均的な状態です。 磁場強度も5〜6nTと平均的な状態です。 磁気圏では、時々小規模の変化が発生していますが、 全体としては穏やかな状態です。 SDO衛星AIA193では、 南半球のコロナホールが太陽の中心線に達しています。 3日後くらいから、 この領域の影響で太陽風の速度が高まる可能性があります。
(c) SDO衛星AIA131 (NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース) ![]() 4168黒点群で発生した、M4.4の中規模フレア。コロナが動く様子が見える。 (c) SDO衛星AIA193 (NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース) ![]() 太陽の右側へ広がるCME。 (c) SOHO衛星LASCO C2、C3 (ESA & NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース) ![]() SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) ![]() SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) ![]() GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース ![]() ACEが観測した太陽風の磁場(黒線は全体の強度、赤線は南北成分) 磁場の向き、プラズマの密度、速度、温度 (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース ![]() AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC ![]() ![]() 27日の太陽周期に合わせた図 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
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