宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

Supported by NIT, Kagoshima College  
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (13:23)
今日、M4.4の中規模フレアが発生しました。
また、M2.0の中規模フレアが一昨日発生しています。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
8/ 6 12:58 C2.9
12:16 C3.0
05:44 C4.8
04:34 C4.5
02:07 C4.4
00:47 M4.4
8/ 5 15:50 C2.7
11:05 M1.1
08:58 C2.7
8/ 4 19:33 C5.1
13:26 M2.0
12:15 C2.8
10:24 C8.7
06:44 C6.8
04:32 C2.3
02:05 C3.5

黒点  8/ 6 (NOAA)
磁場 フレア
4161 6 β ---
4165 8 β ---
4167 11 βγ C4
4168 21 βγδ M4
4169 4 β ---
4170 10 βγ ---

太陽風 (DSCOVR)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
13:15 409 +0.6
-2 h 414 +0.2
-4 h 403 -1.0
-6 h 404 +0.5
-8 h 416 -2.8
-10 h 456 -2.6
-12 h 445 +4.3

磁気圏 (京大)
時刻
JST
Dst
nT
 
nT
12:30 5 -/ -
-2 h 8 -/ -
-4 h 2 -/ -
-6 h -6 -/ -
-8 h 6 -/ -
-10 h 7 -/ -
-12 h 1 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.2 4x10^2
8/ 6 0.3 1x10^3
8/ 5 0.3 2x10^3
8/ 4 0.3 2x10^3
8/ 3 0.3 1x10^3
8/ 2 0.3 3x10^3

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期
太陽写真 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線3日1日 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
AIA131動画 (SDO)
SUVI195 (GOES)
SUVI131 (GOES)
LASCO (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (DSCOVR)
太陽風 7日 (DSCOVR)
ACE1日7日 (ACE)
太陽風予報 (NOAA)
衛星電子 (GOES)
衛星陽子 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
K指数 (NOAA)
地上磁場 (NICT)
Canada (AuroraMAX)
昭和基地カメラ (NIPR)
TromsoLongyear...

情報ページ
宇宙天気用語集
宇宙天気日報
宇宙天気臨時情報
NICT宇宙天気情報センター
Space Weather Prediction Center
これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2025/ 8/ 1 13:18 太陽風は平均的な状態です。太陽は穏やかです。
2025/ 8/ 2 07:33 太陽風はやや高速になっています。小さいフレアが続いています。
2025/ 8/ 3 10:24 太陽風は平均的な状態で、磁気圏は概ね静穏です。
2025/ 8/ 4 12:11 太陽風は高速になっています。7月の黒点相対数は 125.6 でした。
2025/ 8/ 5 12:45 4168黒点群でMフレアが続いています。太陽風は平均的な状態です。
最新のニュース

2025/ 8/ 6 13:23 更新
M4.4の中規模フレアが発生しました。太陽風は平均的な状態です。

担当 篠原

今日未明、6日1時(世界時5日16時)に、
太陽の中心部の4168黒点群で、
M4.4の中規模フレアが発生しました。
M4に達するフレアの発生は、
6月20日のM4.6以来で、1か月半ぶりです。
この時は、直前にX1.9の大規模フレアも発生しています。

SDO衛星AIA131と193の動画を掲載します。
131では、短い時間に激しい輝きが発生しています。
一方、193では、コロナのガスが急に動く様子が見えています。
SOHO衛星LASCO C2、C3を見ると、
太陽の右側に向かって淡いCME(コロナ質量放出)が飛び出しています。
このM4.4フレアに関係する噴出かもしれません。
その場合、発生地点が太陽の中心に近いので、
地球へも弱い影響がやって来るかもしれません。

4168群では、Mクラスのフレアが繰り返し発生していますが、
規模としては一番大きくなっています。
この後も活動は続くでしょうか。
引き続き注目してください。


太陽風は、速度が450km/秒から400km/秒に少し下がっています。
平均的な状態です。
磁場強度も5〜6nTと平均的な状態です。

磁気圏では、時々小規模の変化が発生していますが、
全体としては穏やかな状態です。

SDO衛星AIA193では、
南半球のコロナホールが太陽の中心線に達しています。
3日後くらいから、
この領域の影響で太陽風の速度が高まる可能性があります。



4168黒点群で発生した、M4.4の中規模フレア。
(c) SDO衛星AIA131 (NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


4168黒点群で発生した、M4.4の中規模フレア。コロナが動く様子が見える。
(c) SDO衛星AIA193 (NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


太陽の右側へ広がるCME。
(c) SOHO衛星LASCO C2、C3 (ESA & NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



ACEが観測した太陽風の磁場(黒線は全体の強度、赤線は南北成分)
磁場の向き、プラズマの密度、速度、温度
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



AE指数(速報値)
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学WDC




27日の太陽周期に合わせた図
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr

コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr




  宇宙天気ニュースは、
  鹿児島工業高等専門学校にWebサーバを設置しています。

このニュースについて、コメントなどがありましたら、
篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。