宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (12:11)
今日、C8.7の小規模フレアが発生しました。
また、M2.9の中規模フレアが昨日発生しています。
太陽風の速度がやや高くなっています。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
8/ 4 10:24 C8.7
06:44 C6.8
04:32 C2.3
02:05 C3.5
8/ 3 22:40 M2.9
17:56 C3.5
11:33 C4.3
03:52 C3.5
02:57 C3.1
02:30 C2.4
8/ 2 23:45 C2.9
20:00 C3.6
03:08 C3.4

黒点  8/ 4 (NOAA)
磁場 フレア
4154 1 α ---
4155 4 β C3
4157 1 α C7
4161 4 β ---
4165 4 β ---
4167 19 βγδ C4
4168 15 βγδ M3

太陽風 (DSCOVR)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
12:06 489 +1.3
-2 h 479 +1.9
-4 h 488 +4.3
-6 h 517 +3.0
-8 h 472 -1.4
-10 h 421 +3.0
-12 h 430 -3.8

磁気圏 (京大)
時刻
JST
Dst
nT
 
nT
11:30 12 -/ -
-2 h 11 -/ -
-4 h 9 -/ -
-6 h 8 -/ -
-8 h 10 -/ -
-10 h 6 -/ -
-12 h 10 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.2 3x10^2
8/ 4 0.3 2x10^3
8/ 3 0.3 1x10^3
8/ 2 0.3 3x10^3
8/ 1 0.3 2x10^3
7/31 0.3 1x10^3

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期
太陽写真 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線3日1日 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
AIA131動画 (SDO)
SUVI195 (GOES)
SUVI131 (GOES)
LASCO (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (DSCOVR)
太陽風 7日 (DSCOVR)
ACE1日7日 (ACE)
太陽風予報 (NOAA)
衛星電子 (GOES)
衛星陽子 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
K指数 (NOAA)
地上磁場 (NICT)
Canada (AuroraMAX)
昭和基地カメラ (NIPR)
TromsoLongyear...

情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2025/ 7/30 12:25 太陽風は低速になっています。磁気圏は穏やかです。
2025/ 7/31 11:49 太陽風は平均的な速度に上がっています。太陽は穏やかです。
2025/ 8/ 1 13:18 太陽風は平均的な状態です。太陽は穏やかです。
2025/ 8/ 2 07:33 太陽風はやや高速になっています。小さいフレアが続いています。
2025/ 8/ 3 10:24 太陽風は平均的な状態で、磁気圏は概ね静穏です。
最新のニュース

2025/ 8/ 4 12:11 更新
太陽風は高速になっています。7月の黒点相対数は 125.6 でした。

担当 篠原

WDC-SILSO より、7月の黒点相対数月平均値は、
125.6 と発表されました。

6月の116.3と同じくらいで、
グラフを見ると、
2024年後半からの減少傾向に沿った値になっています。
1日値は、5〜11日の7日は2桁でしたが、その他は3桁の日が続き、
16日には191まで高まっています。



その太陽では、昨夜、3日23時(世界時3日14時)に、
中心部東側(左側)の4168黒点群で
M2.9の中規模フレアが発生しました。
Mクラスに達するフレアの発生は、
7月12日のM1.6以来で、3週間ぶりです。
規模の大きいフレアの発生が少なくなっています。

4168群では、4日10時半(世界時4日1時半)にも
C8.7と大きめの小規模フレアが発生しています。
この領域の活動に注目して下さい。


太陽風は、昨日のニュースの後、速度は420km/秒へ下がりましたが、
今朝から再び高まり、およそ500km/秒と高速の状態に達しています。
磁場強度は、小さい変化ですが、
7nTから9nTに強まり、現在は8nTに少し下がっています。

速度の高まりはこの後も続くでしょうか。

太陽風磁場の南北成分は、
グラフの中程で南向きの変化が発生していますが、
その他は北寄りになっています。
磁気圏は基本的に穏やかで、
AE指数は一時的に500nT程度の変化が発生していますが、
その前後は変化がありません。

SDO衛星AIA193の太陽コロナ写真では、
南東の端(左下)からコロナホールが伸びています。
前周期も太陽の向こう側にかけて大きく広がっていました。
この領域の影響で、
5〜6日後くらいから高速の太陽風が始まりそうです。



太陽黒点相対数の長期変化。7月の黒点相対数は 125.6 でした。
(c) 黒点データ:WDC-SILSO、作図:宇宙天気ニュース


7月の太陽黒点の推移。
(c) SDO衛星HMII (NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


1975年以降の太陽黒点相対数の長期変化。
(c) 黒点データ:WDC-SILSO、作図:宇宙天気ニュース


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



ACEが観測した太陽風の磁場(黒線は全体の強度、赤線は南北成分)
磁場の向き、プラズマの密度、速度、温度
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



AE指数(速報値)
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学WDC




27日の太陽周期に合わせた図
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr

コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。