宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (13:16)
今日、M2.0の中規模フレアが発生しました。
また、M1.0の中規模フレアが昨日発生しています。
太陽風が非常に高速です。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
3/27 11:50 C4.0
09:22 M2.0
08:13 C2.4
04:05 C7.0
3/26 22:26 C2.7
20:48 C2.9
18:07 C6.5
16:45 M1.0
16:15 C2.3
13:34 C1.9
05:42 C2.5
3/25 21:19 C9.5
18:41 C4.4
17:41 C3.1
17:12 C2.6
14:41 C1.2
09:30 C3.4
07:59 C2.5

黒点  3/27 (NOAA)
磁場 フレア
4030 1 α M1
4035 3 β ---
4036 8 βγ C3
4043 11 β M1

太陽風 (DSCOVR)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
13:06 726 +3.5
-2 h 663 +5.6
-4 h 594 +10.8
-6 h 594 +4.0
-8 h 602 +3.0
-10 h 587 +1.1
-12 h 597 +0.1

磁気圏 (京大)
時刻
JST
Dst
nT
 
nT
12:30 -27 -/ -
-2 h -24 -/ -
-4 h -40 -/ -
-6 h -59 -/ -
-8 h -47 -/ -
-10 h -50 -/ -
-12 h -46 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.2 4x10^1
3/27 0.3 2x10^2
3/26 0.3 8x10^2
3/25 0.3 4x10^2
3/24 0.4 2x10^3
3/23 0.3 4x10^2

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期
太陽写真 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線3日1日 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
AIA131動画 (SDO)
SUVI195 (GOES)
SUVI131 (GOES)
LASCO (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (DSCOVR)
太陽風 7日 (DSCOVR)
ACE1日7日 (ACE)
太陽風予報 (NOAA)
衛星電子 (GOES)
衛星陽子 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
K指数 (NOAA)
地上磁場 (NICT)
Canada (AuroraMAX)
昭和基地カメラ (NIPR)
TromsoLongyear...

情報ページ
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Space Weather Prediction Center
これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2025/ 3/22 11:53 太陽風の速度と磁場が高まる変化が到来しています。磁気圏も活動的になっています。
2025/ 3/23 11:02 太陽風はやや高速の状態です。CMEによる太陽風の乱れが到来しそうです。
2025/ 3/24 13:23 太陽風は低速になっています。太陽風磁場の強まりが到来しています。
2025/ 3/25 12:17 太陽風磁場が南寄りで、磁気圏の活動が続いています。コロナホールの影響が始まりそうです。
2025/ 3/26 11:45 太陽風はやや低速の状態です。コロナホールの影響で太陽風速度が高まるかもしれません。
最新のニュース

2025/ 3/27 13:16 更新
高速太陽風が始まりました。磁気圏の活動も強まっています。イエローナイフのオーロラをどうぞ。

担当 篠原

高坂雄一さんより、カナダ・イエローナイフで、
現地24〜25日の夜に撮影されたオーロラの写真をいただきました。
世界時では、25日の前半にあたります。

AE指数では、500nT弱の小規模の変化が起きています。
現地では肉眼でもピンク色がクッキリと見える、
素晴らしいオーロラだったそうです。
気温はマイナス15度で、高坂さんによると「マイルド」だそうです。

オーロラの雄大さを感じさせてくれる美しい写真をありがとうございます。

背景の星空に注目すると、
1枚目の右側のオーロラの後ろに「しし座」が見えています。
レグルスがオーロラの輝きと重なっています。
4枚目の地平線近くのオーロラの一番明るいところに「こと座」があります。
オーロラの少し上の明るい星がベガです。
オーロラを星々と見比べると、広がりがより実感できるかもしれません。



コロナホールによる高速の太陽風が到来しています。
昨夜、26日22時(世界時26日13時)頃に
太陽風の速度は500km/秒に達し、
その後、600km/秒まで高まっています。
更に、グラフの最後は700km/秒に上がっています。

27日周期の図の前周期を見ると、
2月28日に700km/秒まで高まっていて、
今回も同程度の高まりになっている様です。

太陽風の磁場強度は18nT前後で推移しています。
グラフの最後は10nTに下がっていますが、
この後はどうなるでしょうか。

速度が高まったこともあり、磁気圏の活動は活発になっていて、
AE指数は1000〜1500nTの大きい変化が3回ほど発生しています。
引き続き注目してください。

SDO衛星AIA193の太陽コロナ写真を見ると、
コロナホールの最後の領域が太陽の中心線に見えています。
この後も5日程度は高速の太陽風が続きそうです。


太陽は、北東(左上)の4043黒点群の活動度が上がり、
M1.0、C7.0、M2.0と小規模、中規模のフレアが発生しています。
この後も活動は続くでしょうか。




明日、28日の10時から11時にかけて、
建物の検査のために停電になります。
この時間帯はニュースにアクセスできなくなります。
ご了解下さい。



カナダ・イエローナイフで現地24〜25日の夜に撮影されたオーロラ。
(c) 高坂雄一氏


カナダ・イエローナイフで現地24〜25日の夜に撮影されたオーロラ。
(c) 高坂雄一氏


カナダ・イエローナイフで現地24〜25日の夜に撮影されたオーロラ。
(c) 高坂雄一氏


カナダ・イエローナイフで現地24〜25日の夜に撮影されたオーロラ。
(c) 高坂雄一氏


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



ACEが観測した太陽風の磁場(黒線は全体の強度、赤線は南北成分)
磁場の向き、プラズマの密度、速度、温度
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



AE指数(速報値)
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学WDC




27日の太陽周期に合わせた図
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr

コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr



GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース




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このニュースについて、コメントなどがありましたら、
篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。