宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
Supported by NIT, Kagoshima College ![]() |
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
![]() |
| |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
2025/ 3/17 13:46 更新 太陽風は平均的な速度に戻っています。磁気圏はやや活動的です。 担当 篠原 太陽風の速度は、450km/秒から400km/秒へ下がり、 平均的な速度に戻っています。 磁場強度は、5nTで安定しています。 太陽風磁場の南北成分は、南北両方に変化が発生しています。 磁気圏の活動はある程度高まっていて、 AE指数は、500nTの中規模の変化が数回発生しています。 SDO衛星AIA193では、 南半球のコロナホールは南西側(右下)に進んで、 やや見にくくなっています。 この領域の影響はこれからやって来るでしょうか。 SOHO衛星LASCO C2、C3で、 今朝、17日6時(世界時16日21時)頃に、 太陽の上側に向かってCME(コロナ質量放出)が広がっています。 太陽を地球よりも右側から観測している STEREO Ahead衛星のCOR2では、 このCMEは太陽の左上に飛び出しています。 このため、太陽のこちら側で発生した現象の様です。 SDO衛星AIA195を見ると、 北東側(左上)で小規模の噴出が発生している様です。 この活動がCMEに繋がっているのかもしれません。 このCMEの影響として、 3日後くらいに太陽風磁場の強まりがやって来るかもしれません。 太陽の可視光写真は、黒点群が12群と多く見えていますが、 フレアの発生は比較的穏やかで、 北西(右上)の4019黒点群でC4.2、 南東(左下)の4028群でC6.5などの 小規模フレアが発生した程度です。
(c) SOHO衛星LASCO C2、C3 (ESA & NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース) ![]() CMEは太陽の地球側の面で発生した様です。 (c) STEREO Ahead衛星COR2 (NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース) ![]() 太陽の北東側で発生した噴出現象。 (c) SDO衛星AIA193 (NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース) ![]() SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) ![]() SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) ![]() ACEが観測した太陽風の磁場(黒線は全体の強度、赤線は南北成分) 磁場の向き、プラズマの密度、速度、温度 (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース ![]() AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC ![]() ![]() 27日の太陽周期に合わせた図 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース ![]() | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
![]() |
宇宙天気ニュースは、 鹿児島工業高等専門学校にWebサーバを設置しています。 |