宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (13:46)
今日、C6.5の小規模フレアが発生しました。
また、M1.1の中規模フレアが一昨日発生しています。
太陽風南向き磁場がやや強くなっています。
磁気圏は静かです。
放射線帯電子が強くなっています。太陽放射線は静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
3/17 07:27 C6.5
3/16 16:40 C4.2
13:35 C1.5
02:31 C4.1
3/15 14:43 C3.9
13:35 C1.7
07:15 M1.1

黒点  3/17 (NOAA)
磁場 フレア
4018 1 α ---
4019 6 β C4
4020 1 α ---
4021 7 β C1
4022 9 β ---
4023 1 α ---
4025 10 βγ C2
4028 12 βγ C7
4030 1 α M1
4031 6 β ---
4032 1 α ---
4033 2 α ---
4034 3 β ---

太陽風 (DSCOVR)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
13:34 409 -4.3
-2 h 407 -2.9
-4 h 412 -2.5
-6 h 403 -3.5
-8 h 416 -0.9
-10 h 414 -0.3
-12 h 420 +0.6

磁気圏 (京大)
時刻
JST
Dst
nT
 
nT
13:30 -12 -/ -
-2 h -4 -/ -
-4 h -13 -/ -
-6 h -20 -/ -
-8 h -20 -/ -
-10 h -17 -/ -
-12 h -23 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.2 3x10^3
3/17 0.3 1x10^4
3/16 0.3 7x10^3
3/15 0.3 1x10^4
3/14 0.4 6x10^3
3/13 0.4 6x10^3

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期
太陽写真 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線3日1日 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
AIA131動画 (SDO)
SUVI195 (GOES)
SUVI131 (GOES)
LASCO (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (DSCOVR)
太陽風 7日 (DSCOVR)
ACE1日7日 (ACE)
太陽風予報 (NOAA)
衛星電子 (GOES)
衛星陽子 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
K指数 (NOAA)
地上磁場 (NICT)
Canada (AuroraMAX)
昭和基地カメラ (NIPR)
TromsoLongyear...

情報ページ
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NICT宇宙天気情報センター
Space Weather Prediction Center
これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2025/ 3/12 13:55 太陽風は平均的な速度に戻っています。次のコロナホールの影響が始まりそうです。
2025/ 3/13 13:15 太陽風の速度が高まっています。太陽風磁場の南向きが続き、磁気圏の活動が強まっています。
2025/ 3/14 12:28 高速の太陽風が続いています。磁場が南寄りのため、磁気圏の活動も続いています。
2025/ 3/15 10:00 太陽風は高速の風が続いています。磁気圏もある程度活動的です。
2025/ 3/16 09:51 太陽風の速度は下がり始めています。磁気圏は穏やかになっています。
最新のニュース

2025/ 3/17 13:46 更新
太陽風は平均的な速度に戻っています。磁気圏はやや活動的です。

担当 篠原

太陽風の速度は、450km/秒から400km/秒へ下がり、
平均的な速度に戻っています。
磁場強度は、5nTで安定しています。

太陽風磁場の南北成分は、南北両方に変化が発生しています。
磁気圏の活動はある程度高まっていて、
AE指数は、500nTの中規模の変化が数回発生しています。

SDO衛星AIA193では、
南半球のコロナホールは南西側(右下)に進んで、
やや見にくくなっています。
この領域の影響はこれからやって来るでしょうか。


SOHO衛星LASCO C2、C3で、
今朝、17日6時(世界時16日21時)頃に、
太陽の上側に向かってCME(コロナ質量放出)が広がっています。

太陽を地球よりも右側から観測している
STEREO Ahead衛星のCOR2では、
このCMEは太陽の左上に飛び出しています。
このため、太陽のこちら側で発生した現象の様です。

SDO衛星AIA195を見ると、
北東側(左上)で小規模の噴出が発生している様です。
この活動がCMEに繋がっているのかもしれません。

このCMEの影響として、
3日後くらいに太陽風磁場の強まりがやって来るかもしれません。

太陽の可視光写真は、黒点群が12群と多く見えていますが、
フレアの発生は比較的穏やかで、
北西(右上)の4019黒点群でC4.2、
南東(左下)の4028群でC6.5などの
小規模フレアが発生した程度です。



太陽の上側に広がるCME。
(c) SOHO衛星LASCO C2、C3 (ESA & NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


CMEは太陽の地球側の面で発生した様です。
(c) STEREO Ahead衛星COR2 (NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


太陽の北東側で発生した噴出現象。
(c) SDO衛星AIA193 (NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



ACEが観測した太陽風の磁場(黒線は全体の強度、赤線は南北成分)
磁場の向き、プラズマの密度、速度、温度
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



AE指数(速報値)
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学WDC




27日の太陽周期に合わせた図
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr

コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr



GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。