宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (13:15)
今日、C3.4の小規模フレアが発生しました。
また、M1.1の中規模フレアが一昨日発生しています。
太陽風の速度がやや高くなっています。
磁気嵐がやや発達しています。
放射線帯電子がやや強くなっています。太陽放射線は静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
3/13 08:20 C2.6
06:30 C3.4
05:09 C2.8
04:30 C2.3
03:36 C3.0
3/12 23:51 C2.9
21:20 C5.7
20:56 C5.9
18:38 C5.7
16:30 C3.2
14:41 C1.5
13:37 C2.6
12:33 C3.7
11:20 C8.7
06:17 C9.6
04:05 C7.2
03:22 C6.0
3/11 22:00 M1.1
14:28 C2.6
13:39 C1.2

黒点  3/13 (NOAA)
磁場 フレア
4012 8 β C3
4018 9 β ---
4019 15 βδ C2
4020 1 α ---
4021 7 βδ ---
4022 6 β ---
4023 1 α ---
4025 7 β ---
4026 3 β ---
4027 3 β ---

太陽風 (DSCOVR)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
13:06 548 -4.3
-2 h 560 -0.2
-4 h 549 -6.3
-6 h 517 -4.0
-8 h 506 -3.5
-10 h 503 -8.7
-12 h 493 -5.7

磁気圏 (京大)
時刻
JST
Dst
nT
 
nT
12:30 -46 -/ -
-2 h -57 -/ -
-4 h -62 -/ -
-6 h -66 -/ -
-8 h -68 -/ -
-10 h -43 -/ -
-12 h -57 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.2 6x10^2
3/13 0.4 6x10^3
3/12 0.6 1x10^4
3/11 0.4 5x10^3
3/10 0.3 2x10^3
3/ 9 0.3 8x10^2

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期
太陽写真 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線3日1日 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
AIA131動画 (SDO)
SUVI195 (GOES)
SUVI131 (GOES)
LASCO (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (DSCOVR)
太陽風 7日 (DSCOVR)
ACE1日7日 (ACE)
太陽風予報 (NOAA)
衛星電子 (GOES)
衛星陽子 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
K指数 (NOAA)
地上磁場 (NICT)
Canada (AuroraMAX)
昭和基地カメラ (NIPR)
TromsoLongyear...

情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2025/ 3/ 8 12:36 太陽風は平均的な速度です。コロナホールの影響が始まりそうです。
2025/ 3/ 9 12:31 高速の太陽風が到来しました。磁気圏の活動も強まっています。
2025/ 3/10 08:03 太陽風の速度は600km/秒台に高まっています。磁気圏も活動的です。
2025/ 3/11 07:41 高速の太陽風が続いていますが、速度はゆっくり低下しています。
2025/ 3/12 13:55 太陽風は平均的な速度に戻っています。次のコロナホールの影響が始まりそうです。
最新のニュース

2025/ 3/13 13:15 更新
太陽風の速度が高まっています。太陽風磁場の南向きが続き、磁気圏の活動が強まっています。

担当 篠原

太陽風の速度は、昨日の午後から460km/秒に一段上がり、
今日に入る頃から更に高まって500km/秒と高速の状態になり、
今朝以降は560km/秒に達しています。
磁場強度は、11nTに強まった状態が続きましたが、
今日に入ると次第に下がって、現在は7nTです。

昨日の太陽風のグラフの後半から始まっていた
太陽風磁場の南向きの変化は、現在も続いています。
磁場強度が低下したこともあり、
今日のグラフの前半は -10nTと強まっていましたが、
グラフの最後は -5nT程度の南向きに下がっています。

この太陽風の変化により、磁気圏の活動は活発な状態が続き、
AE指数は、1000〜1400nTの大きい変化が
繰り返し発生しています。

太陽風磁場の南向きの変化はどこまで続くでしょうか。
この後の推移に注目して下さい。

SDO衛星AIA193では、
コロナホールは、南西側(右下)と南東側(左下)に分かれています。
前周期はこの領域が繋がっていたため、
太陽風は高速の状態が続いたのですが、
今回は一旦下がって、再び高まる様な変化になるかもしれません。


太陽は、南東の端の4028黒点群の活動が強まり、
規模はそれほどでもありませんが、
昨日の夕方以降、C5.7、C6.0、C5.8、C4.1や、
C1〜3の小規模フレアが次々に発生しています。

可視光画像では黒点が見えています。
この後も活動は続くでしょうか。



SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



ACEが観測した太陽風の磁場(黒線は全体の強度、赤線は南北成分)
磁場の向き、プラズマの密度、速度、温度
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



AE指数(速報値)
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学WDC




27日の太陽周期に合わせた図
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr

コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr



GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。