宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2025/ 3/13 13:15 更新 太陽風の速度が高まっています。太陽風磁場の南向きが続き、磁気圏の活動が強まっています。 担当 篠原 太陽風の速度は、昨日の午後から460km/秒に一段上がり、 今日に入る頃から更に高まって500km/秒と高速の状態になり、 今朝以降は560km/秒に達しています。 磁場強度は、11nTに強まった状態が続きましたが、 今日に入ると次第に下がって、現在は7nTです。 昨日の太陽風のグラフの後半から始まっていた 太陽風磁場の南向きの変化は、現在も続いています。 磁場強度が低下したこともあり、 今日のグラフの前半は -10nTと強まっていましたが、 グラフの最後は -5nT程度の南向きに下がっています。 この太陽風の変化により、磁気圏の活動は活発な状態が続き、 AE指数は、1000〜1400nTの大きい変化が 繰り返し発生しています。 太陽風磁場の南向きの変化はどこまで続くでしょうか。 この後の推移に注目して下さい。 SDO衛星AIA193では、 コロナホールは、南西側(右下)と南東側(左下)に分かれています。 前周期はこの領域が繋がっていたため、 太陽風は高速の状態が続いたのですが、 今回は一旦下がって、再び高まる様な変化になるかもしれません。 太陽は、南東の端の4028黒点群の活動が強まり、 規模はそれほどでもありませんが、 昨日の夕方以降、C5.7、C6.0、C5.8、C4.1や、 C1〜3の小規模フレアが次々に発生しています。 可視光画像では黒点が見えています。 この後も活動は続くでしょうか。
(c) SDO (NASA) ![]() SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) ![]() ACEが観測した太陽風の磁場(黒線は全体の強度、赤線は南北成分) 磁場の向き、プラズマの密度、速度、温度 (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース ![]() AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC ![]() ![]() 27日の太陽周期に合わせた図 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース ![]() | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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