宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2025/ 3/ 2 12:45 更新 太陽風は高速の状態が続いていますが、速度は下がり始めています。 担当 篠原 700km/秒に高まっていた太陽風の速度は、 今朝になると一段下がって、現在は570km/秒程度で推移しています。 磁場強度も6nTから3nTへ下がり、 こちらはやや弱い状態です。 高速の状態は続いていますが、 高速太陽風としては後半の領域に入った様です。 SDO衛星AIA193の太陽コロナ写真では、 コロナホールは西の端(右端)に近付いていて、 見つけにくくなっています。 一方、今日の写真では、 東端(左端)にコロナホールが見え始めています。 この領域は前周期にも見えていて、 27日周期の図では、2月9日から高速太陽風が到来しています。 今回は、3月8~9日頃でしょうか。 太陽風磁場の南北成分は、 グラフの前半は南向きの変化が目立っていますが、 次第に変化は小さくなり、最後は北寄りになっています。 AE指数は、1200nTに達する大きい変化が発生して、 その後は変化が次第に小さくなり、 最後は変化のない状態になっています。 現在の磁気圏は穏やかです。 太陽は、今朝、2日7時半(世界時1日22時半)に、 南東の端(左下)の少し向こう側で、 C9.5の小規模フレアが発生しました。 太陽のこちら側で発生していたら、Mクラスに達していたかもしれません。 これから、活動的な領域が現れるのでしょうか。 また、今日未明、2日1時(世界時1日16時)頃に、 中心部の南東側でフィラメント噴出が発生しました。 SDO衛星AIA304の動画を掲載します。 この噴出により、CME(コロナ質量放出)が 太陽の左下寄りに飛び出しています。 この動画の様子だと、噴出は地球へは向かっていないようです。
(c) SDO衛星AIA304、(動画加工 : 宇宙天気ニュース) ![]() 太陽の左下側に広がるCME。 (c) SOHO衛星LASCO C2、C3 (ESA & NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース) ![]() SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) ![]() SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) ![]() ACEが観測した太陽風の磁場(黒線は全体の強度、赤線は南北成分) 磁場の向き、プラズマの密度、速度、温度 (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース ![]() AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC ![]() ![]() 27日の太陽周期に合わせた図 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース ![]() | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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