宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (12:45)
今日、C9.5の小規模フレアが発生しました。
太陽風の速度がやや高くなっています。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
3/ 2 07:47 C9.5
3/ 1 23:33 C2.3
19:45 C2.5
19:11 C2.7
18:27 C2.7
17:23 C6.4
13:56 C1.9
08:13 C3.3
04:17 C3.3
01:08 C5.2
2/28 21:57 C4.4
19:10 C4.0
16:19 C4.9
14:24 C2.6
14:00 C2.8
12:58 C3.6
08:16 C9.3

黒点  3/ 2 (NOAA)
磁場 フレア
4002 4 β ---
4004 1 α ---
4006 10 β C5
4007 7 β C4
4008 1 α ---
4009 8 β C3
4010 4 β C6

太陽風 (DSCOVR)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
12:36 568 +1.0
-2 h 585 +1.2
-4 h 609 +0.8
-6 h 650 -0.4
-8 h 664 -0.6
-10 h 642 +0.8
-12 h 677 +2.7

磁気圏 (京大)
時刻
JST
Dst
nT
 
nT
12:30 -18 -/ -
-2 h -17 -/ -
-4 h -22 -/ -
-6 h -27 -/ -
-8 h -22 -/ -
-10 h -20 -/ -
-12 h -29 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.2 8x10^2
3/ 2 0.4 2x10^3
3/ 1 0.3 1x10^3
2/28 0.6 5x10^2
2/27 1.3 2x10^2
2/26 8.8 4x10^2

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期
太陽写真 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線3日1日 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
AIA131動画 (SDO)
SUVI195 (GOES)
SUVI131 (GOES)
LASCO (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (DSCOVR)
太陽風 7日 (DSCOVR)
ACE1日7日 (ACE)
太陽風予報 (NOAA)
衛星電子 (GOES)
衛星陽子 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
K指数 (NOAA)
地上磁場 (NICT)
Canada (AuroraMAX)
昭和基地カメラ (NIPR)
TromsoLongyear...

情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2025/ 2/25 12:28 太陽の南西の端の向こう側で規模の大きい活動が発生しました。太陽風は平均的な速度です。
2025/ 2/26 12:36 M3.6の中規模フレアが発生しました。太陽風は低速になっています。
2025/ 2/27 12:23 高速太陽風が到来し、600km/秒に高まっています。アラスカのオーロラをどうぞ。
2025/ 2/28 13:10 太陽風は高速で、磁気圏の活動も続いています。アラスカのオーロラをどうぞ。
2025/ 3/ 1 14:13 太陽風の速度は700km/秒台に高まっています。アラスカのオーロラをどうぞ。
最新のニュース

2025/ 3/ 2 12:45 更新
太陽風は高速の状態が続いていますが、速度は下がり始めています。

担当 篠原

700km/秒に高まっていた太陽風の速度は、
今朝になると一段下がって、現在は570km/秒程度で推移しています。
磁場強度も6nTから3nTへ下がり、
こちらはやや弱い状態です。

高速の状態は続いていますが、
高速太陽風としては後半の領域に入った様です。
SDO衛星AIA193の太陽コロナ写真では、
コロナホールは西の端(右端)に近付いていて、
見つけにくくなっています。

一方、今日の写真では、
東端(左端)にコロナホールが見え始めています。
この領域は前周期にも見えていて、
27日周期の図では、2月9日から高速太陽風が到来しています。
今回は、3月8~9日頃でしょうか。

太陽風磁場の南北成分は、
グラフの前半は南向きの変化が目立っていますが、
次第に変化は小さくなり、最後は北寄りになっています。
AE指数は、1200nTに達する大きい変化が発生して、
その後は変化が次第に小さくなり、
最後は変化のない状態になっています。
現在の磁気圏は穏やかです。


太陽は、今朝、2日7時半(世界時1日22時半)に、
南東の端(左下)の少し向こう側で、
C9.5の小規模フレアが発生しました。
太陽のこちら側で発生していたら、Mクラスに達していたかもしれません。
これから、活動的な領域が現れるのでしょうか。

また、今日未明、2日1時(世界時1日16時)頃に、
中心部の南東側でフィラメント噴出が発生しました。
SDO衛星AIA304の動画を掲載します。

この噴出により、CME(コロナ質量放出)が
太陽の左下寄りに飛び出しています。
この動画の様子だと、噴出は地球へは向かっていないようです。



太陽の中心部南東側で発生したフィラメント噴出。
(c) SDO衛星AIA304、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


太陽の左下側に広がるCME。
(c) SOHO衛星LASCO C2、C3 (ESA & NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



ACEが観測した太陽風の磁場(黒線は全体の強度、赤線は南北成分)
磁場の向き、プラズマの密度、速度、温度
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



AE指数(速報値)
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学WDC




27日の太陽周期に合わせた図
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr

コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr



GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース




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