宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (13:10)
今日、C9.3の小規模フレアが発生しました。
太陽風の速度がやや高くなっています。
磁気嵐がやや発達しています。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
2/28 08:16 C9.3
2/27 23:56 C8.1
21:25 C7.6
15:20 C5.7
14:19 C3.1
13:43 C4.2
07:39 C3.5
03:36 C4.4
2/26 21:33 C5.8
20:48 C4.3
14:13 C2.3
02:54 C4.2

黒点  2/28 (NOAA)
磁場 フレア
3998 22 βγ C8
4000 11 βγ C4
4002 3 β ---
4004 3 β ---
4006 16 βγ ---
4007 3 β C6
4008 1 α ---

太陽風 (DSCOVR)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
13:04 561 +4.6
-2 h 594 +5.6
-4 h 570 +2.0
-6 h 545 +0.0
-8 h 546 +0.3
-10 h 542 +0.6
-12 h 577 +4.1

磁気圏 (京大)
時刻
JST
Dst
nT
 
nT
12:30 -40 -/ -
-2 h -34 -/ -
-4 h -24 -/ -
-6 h -34 -/ -
-8 h -30 -/ -
-10 h -31 -/ -
-12 h -37 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.3 9x10^1
2/28 0.6 5x10^2
2/27 1.3 2x10^2
2/26 8.8 4x10^2
2/25 37.1 7x10^2
2/24 1.6 1x10^3

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期
太陽写真 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線3日1日 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
AIA131動画 (SDO)
SUVI195 (GOES)
SUVI131 (GOES)
LASCO (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (DSCOVR)
太陽風 7日 (DSCOVR)
ACE1日7日 (ACE)
太陽風予報 (NOAA)
衛星電子 (GOES)
衛星陽子 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
K指数 (NOAA)
地上磁場 (NICT)
Canada (AuroraMAX)
昭和基地カメラ (NIPR)
TromsoLongyear...

情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2025/ 2/23 14:33 低速の太陽風が続いています。アラスカのオーロラと大火球をどうぞ。
2025/ 2/24 13:00 X2.0の大規模フレアが発生しました。太陽風は低速ですが、磁場が強まっています。
2025/ 2/25 12:28 太陽の南西の端の向こう側で規模の大きい活動が発生しました。太陽風は平均的な速度です。
2025/ 2/26 12:36 M3.6の中規模フレアが発生しました。太陽風は低速になっています。
2025/ 2/27 12:23 高速太陽風が到来し、600km/秒に高まっています。アラスカのオーロラをどうぞ。
最新のニュース

2025/ 2/28 13:10 更新
太陽風は高速で、磁気圏の活動も続いています。アラスカのオーロラをどうぞ。

担当 篠原

藤井哲也さんと八板康麿さんにより、
アラスカ・フェアバンクス近郊のチャタニカで
現地26日未明に撮影したオーロラ写真の続きです。

昨日掲載した26日のAE指数のグラフを見ると、
世界時26日11時に700nTの強まりが発生しています。
今日の4枚は、この活動の頃に撮影されています。

八板さんによると、
肉眼でもはっきり確認できるほど赤いオーロラが頻繁に現れたそうです。
写真では、天頂付近からオーロラの帯が降り注ぐように見えていて、
現地は素晴らしい見え方だったでしょう。

ただ、寒さについては相当厳しかったそうで、
撮影の途中でペットボトルの水が凍っていたとのことです。

2月19日の記事より、5回にわたって写真を掲載させていただきました。
どうもありがとうございます。



太陽風は、580km/秒程度の高速の風が続いています。
磁場強度は12nTと、こちらも強まった状態が続いています。
コロナホールの影響としては、最も強まっている頃かもしれません。

磁場の南北成分は、0nTを挟んで南北に変化しています。
速度が高まっていることもあり、
磁気圏の活動は強まっていて、
AE指数は、500〜1200nTの中規模、大規模の変化が
繰り返し発生しています。

SDO衛星AIA193の太陽コロナ写真では、
コロナホールは、全体が太陽の西側(右側)に進んでいます。
この後、太陽風速度の高まりがどこまで続くのか注目して下さい。


太陽は、南西の端(右下)に達した3996、3998黒点群で、
C5.7、C7.5、C8.1、C9.1などの小規模フレアが発生しています。

これからこの領域は太陽の向こう側に進むので、
太陽は穏やかになりそうです。




26日1時55分(世界時26日10時55分)に、アラスカ・フェアバンクスで撮影したオーロラ。
(c) 藤井哲也氏


26日2時37分(世界時26日11時37分)に、アラスカ・フェアバンクスで撮影したオーロラ。
(c) 藤井哲也氏


26日2時39分(世界時26日11時39分)に、アラスカ・フェアバンクスで撮影したオーロラ。
(c) 八板康麿氏


26日3時7分(世界時26日12時7分)に、アラスカ・フェアバンクスで撮影したオーロラ。
(c) 藤井哲也氏


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



ACEが観測した太陽風の磁場(黒線は全体の強度、赤線は南北成分)
磁場の向き、プラズマの密度、速度、温度
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



AE指数(速報値)
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学WDC




27日の太陽周期に合わせた図
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr

コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr



GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。