宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (12:36)
今日、C4.2の小規模フレアが発生しました。
また、X2.0の大規模フレアが一昨日発生しています。
太陽風南向き磁場が大きくなっています。
磁気圏は静かです。
太陽放射線がやや強くなっています。放射線帯電子は静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
2/26 02:54 C4.2
2/25 20:23 M3.6
13:43 C5.9
11:43 M1.3
06:57 M3.9
06:33 C8.1
05:55 M1.5
2/24 22:05 C8.7
20:37 C6.2
15:39 M3.3
10:16 M1.3
06:37 C5.0
04:20 X2.0
04:01 C5.4
02:16 C9.5
01:14 M1.0
00:08 C5.3

黒点  2/26 (NOAA)
磁場 フレア
3993 1 α ---
3996 3 β ---
3998 28 βγδ M4
3999 2 β ---
4000 14 βγ M3
4004 1 α ---
4006 10 βγ ---
4007 5 β ---
4008 1 α ---

太陽風 (DSCOVR)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
12:26 363 -6.1
-2 h 347 -3.2
-4 h 337 -0.2
-6 h 374 -3.3
-8 h 362 -5.4
-10 h 351 -0.9
-12 h 366 -2.6

磁気圏 (京大)
時刻
JST
Dst
nT
 
nT
11:30 -16 -/ -
-2 h -22 -/ -
-4 h -29 -/ -
-6 h -18 -/ -
-8 h -23 -/ -
-10 h -18 -/ -
-12 h -17 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 3.3 2x10^1
2/26 8.8 4x10^2
2/25 37.1 7x10^2
2/24 1.6 1x10^3
2/23 0.4 9x10^2
2/22 0.6 1x10^3

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期
太陽写真 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線3日1日 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
AIA131動画 (SDO)
SUVI195 (GOES)
SUVI131 (GOES)
LASCO (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (DSCOVR)
太陽風 7日 (DSCOVR)
ACE1日7日 (ACE)
太陽風予報 (NOAA)
衛星電子 (GOES)
衛星陽子 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
K指数 (NOAA)
地上磁場 (NICT)
Canada (AuroraMAX)
昭和基地カメラ (NIPR)
TromsoLongyear...

情報ページ
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Space Weather Prediction Center
これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2025/ 2/21 13:23 太陽風は低速になっている様です。磁気圏は穏やかです。アラスカのオーロラをどうぞ。
2025/ 2/22 12:57 太陽風は更に低速になっています。M3.3の中規模フレアが発生しました。
2025/ 2/23 14:33 低速の太陽風が続いています。アラスカのオーロラと大火球をどうぞ。
2025/ 2/24 13:00 X2.0の大規模フレアが発生しました。太陽風は低速ですが、磁場が強まっています。
2025/ 2/25 12:28 太陽の南西の端の向こう側で規模の大きい活動が発生しました。太陽風は平均的な速度です。
最新のニュース

2025/ 2/26 12:36 更新
M3.6の中規模フレアが発生しました。太陽風は低速になっています。

担当 篠原

昨夜、25日20時半(世界時25日11時半)に、
太陽の南西(右下)の3998黒点群で、
M3.6の中規模フレアが発生しました。
SDO衛星AIA131の動画を掲載します。

このフレアに伴って、
CME(コロナ質量放出)が太陽の右下に広がっています。

NOAA/SWPCの太陽風予報によると、
噴出は地球に対して横向きに近く、
太陽風の乱れは来ない様です。
SOHO衛星LASCO C3の動画でも、
ガスの広がりは右側に偏っています。

その後は、太陽では目立った変化は起きていません。
X線グラフは変化が少なくなっています。


太陽風は、速度が350km/秒前後に下がり、
低速になっています。
磁場強度は強まった状態が続いていて、
10nT前後で推移しています。

磁場の南北成分は、
グラフの後半からは南寄りに傾向が変わっています。
このため磁気圏の活動もある程度活発になっていて、
AE指数は、変化が全くない状態から、
後半では500nT程度の中規模の変化が続く様になっています。

SDO衛星AIA193では、
コロナホールは太陽の西側(右側)に少し進んでいます。
明後日、28日くらいから太陽風が強まるかもしれません。

27日周期の図を見ると、
前周期は2月1日から太陽風の速度が高まっています。
この時は、速度の高まりは2日程度しか続きませんでした。
今回はどうなるでしょうか。



3998黒点群で発生した、M3.6の中規模フレア。
(c) SDO衛星AIA131 (NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


太陽の右下に広がるCME。
(c) SOHO衛星LASCO C3 (ESA & NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



ACEが観測した太陽風の磁場(黒線は全体の強度、赤線は南北成分)
磁場の向き、プラズマの密度、速度、温度
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



AE指数(速報値)
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学WDC




27日の太陽周期に合わせた図
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr

コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。