宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2025/ 2/26 12:36 更新 M3.6の中規模フレアが発生しました。太陽風は低速になっています。 担当 篠原 昨夜、25日20時半(世界時25日11時半)に、 太陽の南西(右下)の3998黒点群で、 M3.6の中規模フレアが発生しました。 SDO衛星AIA131の動画を掲載します。 このフレアに伴って、 CME(コロナ質量放出)が太陽の右下に広がっています。 NOAA/SWPCの太陽風予報によると、 噴出は地球に対して横向きに近く、 太陽風の乱れは来ない様です。 SOHO衛星LASCO C3の動画でも、 ガスの広がりは右側に偏っています。 その後は、太陽では目立った変化は起きていません。 X線グラフは変化が少なくなっています。 太陽風は、速度が350km/秒前後に下がり、 低速になっています。 磁場強度は強まった状態が続いていて、 10nT前後で推移しています。 磁場の南北成分は、 グラフの後半からは南寄りに傾向が変わっています。 このため磁気圏の活動もある程度活発になっていて、 AE指数は、変化が全くない状態から、 後半では500nT程度の中規模の変化が続く様になっています。 SDO衛星AIA193では、 コロナホールは太陽の西側(右側)に少し進んでいます。 明後日、28日くらいから太陽風が強まるかもしれません。 27日周期の図を見ると、 前周期は2月1日から太陽風の速度が高まっています。 この時は、速度の高まりは2日程度しか続きませんでした。 今回はどうなるでしょうか。
(c) SDO衛星AIA131 (NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース) ![]() 太陽の右下に広がるCME。 (c) SOHO衛星LASCO C3 (ESA & NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース) ![]() SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) ![]() SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) ![]() GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース ![]() ACEが観測した太陽風の磁場(黒線は全体の強度、赤線は南北成分) 磁場の向き、プラズマの密度、速度、温度 (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース ![]() AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC ![]() ![]() 27日の太陽周期に合わせた図 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
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