宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (12:28)
今日、M3.9の中規模フレアが発生しました。
また、X2.0の大規模フレアが昨日発生しています。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
太陽放射線が強くなっています。放射線帯電子は静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
2/25 11:43 M1.3
06:57 M3.9
06:33 C8.1
05:55 M1.5
2/24 22:05 C8.7
20:37 C6.2
15:39 M3.3
10:16 M1.3
06:37 C5.0
04:20 X2.0
04:01 C5.4
02:16 C9.5
01:14 M1.0
00:08 C5.3
2/23 22:57 C5.1
21:45 C5.5
21:22 C8.1
20:48 M1.6
18:42 M1.0
18:03 C7.6
13:34 C6.2
10:52 M4.9
09:43 C4.6
06:49 C5.8
05:46 C8.3
05:03 C4.0
03:24 C3.9
01:39 C3.2

黒点  2/25 (NOAA)
磁場 フレア
3993 1 α ---
3996 3 β ---
3998 34 βγδ M1
3999 2 β ---
4000 20 βγδ M3
4002 6 β ---
4004 1 α ---
4005 1 α ---
4006 10 β ---
4007 4 β ---

太陽風 (DSCOVR)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
12:15 386 +6.2
-2 h 411 +9.3
-4 h 409 +8.9
-6 h 415 +8.3
-8 h 420 -0.9
-10 h 377 -8.8
-12 h 354 -1.2

磁気圏 (京大)
時刻
JST
Dst
nT
 
nT
11:30 3 -/ -
-2 h -16 -/ -
-4 h -35 -/ -
-6 h -47 -/ -
-8 h 4 -/ -
-10 h 6 -/ -
-12 h -5 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 65 2x10^1
2/25 37 7x10^2
2/24 2 1x10^3
2/23 0 9x10^2
2/22 1 1x10^3
2/21 0 6x10^2

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期
太陽写真 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線3日1日 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
AIA131動画 (SDO)
SUVI195 (GOES)
SUVI131 (GOES)
LASCO (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (DSCOVR)
太陽風 7日 (DSCOVR)
ACE1日7日 (ACE)
太陽風予報 (NOAA)
衛星電子 (GOES)
衛星陽子 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
K指数 (NOAA)
地上磁場 (NICT)
Canada (AuroraMAX)
昭和基地カメラ (NIPR)
TromsoLongyear...

情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2025/ 2/20 12:16 太陽風は平均的な速度に戻っている様です。
2025/ 2/21 13:23 太陽風は低速になっている様です。磁気圏は穏やかです。アラスカのオーロラをどうぞ。
2025/ 2/22 12:57 太陽風は更に低速になっています。M3.3の中規模フレアが発生しました。
2025/ 2/23 14:33 低速の太陽風が続いています。アラスカのオーロラと大火球をどうぞ。
2025/ 2/24 13:00 X2.0の大規模フレアが発生しました。太陽風は低速ですが、磁場が強まっています。
最新のニュース

2025/ 2/25 12:28 更新
太陽の南西の端の向こう側で規模の大きい活動が発生しました。太陽風は平均的な速度です。

担当 篠原

今朝、25日5時半(世界時24日20時半)頃に、
太陽の南西の端(右下)の向こう側で
ある程度規模の大きい活動が発生した様で、
X線強度でM3.9の中規模フレアに達する変化が発生しました。
SDO衛星AIA131の動画を掲載します。

SOHO衛星LASCO C2、C3では、
太陽の右下寄りに飛び出す
CME(コロナ質量放出)が観測されています。
太陽の向こう側で発生した現象なので、
地球への影響はなさそうです。

活動が1週間ほど早ければ、
太陽風の乱れは地球に到来したかもしれません。
黒点の出現数はピークを過ぎた感じがありますが、
フレアやCMEについては、この後も注意が必要です。

太陽のこちら側では、
北西(右上)の4000黒点群でM3.3、M1.5の中規模フレア、
南西の3998群で、C5.8、C6.2、C8.7、C8.1の
小規模フレアなどが発生しています。


太陽風は、速度が400km/秒前後に少し高まり、
平均的な速度に戻っています。
磁場強度は、12〜15nTと強まった状態が続いています。

磁場の南北成分は、
グラフの前半と中ほどで南寄りになる時間帯があり、
AE指数に400nTと900nTの変化が発生しています。
現在は、磁場は北向きに強まっています。
磁気圏は穏やかになっていて、
AE指数の変化はなくなっています。

SDO衛星AIA193では、
コロナホールの先頭(右端)が太陽の中心線に達しています。
3日後くらいから、
この領域の影響で太陽風の速度が高まりそうです。



南西の端の向こう側で活動が発生し、M3.9の変化が観測された。
(c) SDO衛星AIA131 (NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


太陽の右下へ広がるCME。
(c) SOHO衛星LASCO C2、C3 (ESA & NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



ACEが観測した太陽風の磁場(黒線は全体の強度、赤線は南北成分)
磁場の向き、プラズマの密度、速度、温度
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



AE指数(速報値)
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学WDC




27日の太陽周期に合わせた図
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr

コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。