宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (12:23)
今日、C4.4の小規模フレアが発生しました。
また、M3.9の中規模フレアが一昨日発生しています。
太陽風の速度が高くなっています。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
2/27 07:39 C3.5
03:36 C4.4
2/26 21:33 C5.8
20:48 C4.3
14:13 C2.3
02:54 C4.2
2/25 20:23 M3.6
13:43 C5.9
11:43 M1.3
06:57 M3.9
06:33 C8.1
05:55 M1.5

黒点  2/27 (NOAA)
磁場 フレア
3996 3 β C4
3998 22 βγ M4
4000 11 βγ M2
4004 1 α ---
4006 10 βγ ---
4007 5 β C6
4008 1 α ---

太陽風 (DSCOVR)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
12:15 586 -0.5
-2 h 575 +2.4
-4 h 560 +0.5
-6 h 544 +7.3
-8 h 498 +1.6
-10 h 487 -1.3
-12 h - -

磁気圏 (京大)
時刻
JST
Dst
nT
 
nT
11:30 -29 -/ -
-2 h -15 -/ -
-4 h -9 -/ -
-6 h -17 -/ -
-8 h -16 -/ -
-10 h -9 -/ -
-12 h -4 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.6 2x10^1
2/27 1.3 1x10^2
2/26 8.8 4x10^2
2/25 37.1 7x10^2
2/24 1.6 1x10^3
2/23 0.4 9x10^2

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期
太陽写真 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線3日1日 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
AIA131動画 (SDO)
SUVI195 (GOES)
SUVI131 (GOES)
LASCO (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (DSCOVR)
太陽風 7日 (DSCOVR)
ACE1日7日 (ACE)
太陽風予報 (NOAA)
衛星電子 (GOES)
衛星陽子 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
K指数 (NOAA)
地上磁場 (NICT)
Canada (AuroraMAX)
昭和基地カメラ (NIPR)
TromsoLongyear...

情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2025/ 2/22 12:57 太陽風は更に低速になっています。M3.3の中規模フレアが発生しました。
2025/ 2/23 14:33 低速の太陽風が続いています。アラスカのオーロラと大火球をどうぞ。
2025/ 2/24 13:00 X2.0の大規模フレアが発生しました。太陽風は低速ですが、磁場が強まっています。
2025/ 2/25 12:28 太陽の南西の端の向こう側で規模の大きい活動が発生しました。太陽風は平均的な速度です。
2025/ 2/26 12:36 M3.6の中規模フレアが発生しました。太陽風は低速になっています。
最新のニュース

2025/ 2/27 12:23 更新
高速太陽風が到来し、600km/秒に高まっています。アラスカのオーロラをどうぞ。

担当 篠原

アラスカ・フェアバンクスに滞在中の藤井哲也さんと八板康麿さんより、
現地2月25日夜のオーロラ写真を頂きました。

太陽風の速度は400km/秒と、高まる直前の撮影です。
今日は、現地25日23時から26日1時(世界時26日8時から10時)
頃に撮影された写真を紹介します(続きは明日に)。
AE指数では変化が小さい時間帯だったのですが、
現地ではきれいなオーロラを見ることができた様です。

撮影場所は、フェアバンクス近郊のチャタニカで、
周りには街灯などの明かりはなく、空は真っ暗だそうです。
快晴で、気温はマイナス20度。
ポケットの中のカイロの暖かさで寒さをしのぐことができたそうです。

3枚目の全天カメラでは、オーロラが大きく広がる様子が良く分かります。
どうもありがとうございます。
明日に続きます。



太陽風は、昨夜遅くから速度が高まり、
400km/秒と平均的な状態から500km/秒と高速の風に変わり、
その後更に高まって、現在は600km/秒に達しています。
磁場強度は、10nTから15nTに強まり、
その後10nTへ下がるという変化をしていますが、
強まった状態は続いています。

SDO衛星AIA193の太陽コロナ写真で見えていた
コロナホールの影響がやって来た様です。
27日周期の図を見ると、
前周期の高まり(2月1日)よりも1日半くらい到来が早くなっています。

磁場の南北成分は、速度が高まった後は、
0nT付近で南北に変化しています。
磁気圏の活動はある程度高まっていて、
AE指数は、500〜700nTの中規模の変化が数回発生しています。

前周期の高速風は2日程度で終わりましたが、
今回は継続時間が長くなるかもしれません。
今後の推移に注目して下さい。


太陽は、中心部南東(左下)の4007黒点群でC5.7、
南西の端(右下)の3998群でC4.4の小規模フレアが発生した程度で、
活動は少なくなっています。



25日23時0分(世界時26日8時0分)に、アラスカ・フェアバンクスで撮影したオーロラ。
(c) 藤井哲也氏


25日23時5分(世界時26日8時5分)に、アラスカ・フェアバンクスで撮影したオーロラ。
(c) 藤井哲也氏


26日1時20分(世界時26日10時20分)に、アラスカ・フェアバンクスで撮影したオーロラ。
(c) 藤井哲也氏


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



ACEが観測した太陽風の磁場(黒線は全体の強度、赤線は南北成分)
磁場の向き、プラズマの密度、速度、温度
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



AE指数(速報値)
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学WDC




27日の太陽周期に合わせた図
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr

コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr



GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。