宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (13:00)
今日、X2.0の大規模フレアが発生しました。
また、M4.9の中規模フレアが昨日発生しています。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
2/24 10:16 M1.3
06:37 C5.0
04:20 X2.0
04:01 C5.4
02:16 C9.5
01:14 M1.0
00:08 C5.3
2/23 22:57 C5.1
21:45 C5.5
21:22 C8.1
20:48 M1.6
18:42 M1.0
18:03 C7.6
13:34 C6.2
10:52 M4.9
09:43 C4.6
06:49 C5.8
05:46 C8.3
05:03 C4.0
03:24 C3.9
01:39 C3.2
2/22 14:22 C4.1
11:33 C8.1
10:43 C3.2
09:16 C3.1
07:41 C4.8
04:36 C3.9
03:53 C3.6
00:56 C8.0

黒点  2/24 (NOAA)
磁場 フレア
3991 3 β ---
3993 1 α ---
3996 5 β C8
3998 28 βγ M1
4000 20 βγδ C7
4001 4 β X2
4002 6 β ---
4003 2 β ---
4004 1 α ---
4005 2 β ---
4006 4 β ---

太陽風 (DSCOVR)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
12:56 341 +9.5
-2 h 349 +9.8
-4 h 341 +5.7
-6 h 344 -5.6
-8 h 341 +4.5
-10 h 320 +3.0
-12 h 308 +2.6

磁気圏 (京大)
時刻
JST
Dst
nT
 
nT
12:30 17 -/ -
-2 h 8 -/ -
-4 h 4 -/ -
-6 h 9 -/ -
-8 h 8 -/ -
-10 h 11 -/ -
-12 h 7 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.2 3x10^2
2/24 0.3 1x10^3
2/23 0.4 9x10^2
2/22 0.6 1x10^3
2/21 0.3 6x10^2
2/20 0.3 1x10^3

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期
太陽写真 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線3日1日 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
AIA131動画 (SDO)
SUVI195 (GOES)
SUVI131 (GOES)
LASCO (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (DSCOVR)
太陽風 7日 (DSCOVR)
ACE1日7日 (ACE)
太陽風予報 (NOAA)
衛星電子 (GOES)
衛星陽子 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
K指数 (NOAA)
地上磁場 (NICT)
Canada (AuroraMAX)
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TromsoLongyear...

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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2025/ 2/19 12:13 太陽風磁場が南寄りになり、磁気圏の活動が強まっています。アラスカのオーロラをどうぞ。
2025/ 2/20 12:16 太陽風は平均的な速度に戻っている様です。
2025/ 2/21 13:23 太陽風は低速になっている様です。磁気圏は穏やかです。アラスカのオーロラをどうぞ。
2025/ 2/22 12:57 太陽風は更に低速になっています。M3.3の中規模フレアが発生しました。
2025/ 2/23 14:33 低速の太陽風が続いています。アラスカのオーロラと大火球をどうぞ。
最新のニュース

2025/ 2/24 13:00 更新
X2.0の大規模フレアが発生しました。太陽風は低速ですが、磁場が強まっています。

担当 篠原

今朝、24日4時半(世界時23日19時半)に、
北西の端(右上)の少し向こう側に進んだ4001黒点群で、
X2.0の大規模フレアが発生しました。
SDO衛星AIA131の動画を掲載します。

Xクラスのフレアの発生は、1月4日のX1.8以来と1か月半ぶり。
また、X2に達するフレアでは、
12月8日のX2.2以来で2か月半ぶりです。

このフレアに伴って、
CME(コロナ質量放出)が太陽の右上へ広がっています。
地球に対しては横向きの噴出なので、影響はないでしょう。

太陽では、南西(右下)の3998群でもフレアが発生していて、
C7.5、M1.0、M1.0、C5.4などの
中規模、小規模フレアが発生しています。


太陽風は、300km/秒から340km/秒へ速度が少し上がっていますが、
低速の状態は続いています。
磁場強度は、今朝までは6nTと平均的な値が続いていましたが、
グラフの後半で次第に上昇して、現在は14nTに強まっています。

磁場の南北成分は、磁場が強まるとともに南北の変化が大きくなり、
一時的に-9nTと南向きに強まった後、
北向きに10nT前後に強まっています。

磁気圏の活動は、一時的な南向きの頃に
AE指数で500nTの中規模の変化が発生していますが、
その他は穏やかな状態が続いています。

現在の磁場の強まりが続き、
南北成分が南向きに切り替わると、
磁気圏の活動がある程度高まる可能性があります。
引き続き注目してください。

SDO衛星AIA193では、
東側のコロナホールが中心線に近付いています。
4〜5日後くらいから、太陽風に影響が現れそうです。





北西の端の少し向こう側に進んだ4001黒点群で発生した、X2.0の大規模フレア。
(c) SDO衛星AIA131 (NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


太陽の右上へ飛び出すCME。
(c) SOHO衛星LASCO C2、C3 (ESA & NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



ACEが観測した太陽風の磁場(黒線は全体の強度、赤線は南北成分)
磁場の向き、プラズマの密度、速度、温度
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



AE指数(速報値)
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学WDC




27日の太陽周期に合わせた図
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr

コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。