宇宙天気ニュース

宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)	Supported by NIT, Kagoshima College
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の

宇宙天気概況

Y. Obana

最新状況 (12:57)

今日、C8.1の小規模フレアが発生しました。
また、M3.3の中規模フレアが昨日発生しています。

太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。

磁気圏は静かです。

太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)

発生日	JST	検出
2/22	11:33	C8.1
	10:43	C3.2
	09:16	C3.1
	07:41	C4.8
	04:36	C3.9
	03:53	C3.6
	00:56	C8.0
2/21	23:32	M1.4
	21:08	M3.3
	20:15	C5.8
	17:00	C4.4
2/20	23:53	C4.9
	08:09	C8.1
	04:29	C2.8

黒点 2/22 (NOAA)

群	数	磁場	フレア
3989	1	α	---
3990	3	β	C6
3993	3	β	---
3996	8	β	C8
3997	2	β	---
3998	22	βγδ	C4
3999	3	β	---
4000	16	β	M3

太陽風 (DSCOVR)

時刻 JST	速度 km/s	南北磁場 nT
12:45	314	+0.8
-2 h	338	+0.3
-4 h	313	-2.9
-6 h	312	-3.1
-8 h	306	-2.3
-10 h	318	-0.3
-12 h	314	-0.4

磁気圏 (京大)

時刻 JST	Dst nT	nT
12:30	-13	-/ -
-2 h	-8	-/ -
-4 h	-12	-/ -
-6 h	-11	-/ -
-8 h	-8	-/ -
-10 h	-10	-/ -
-12 h	-14	-/ -

放射線 (GOES)

時刻 JST	プロトン 10MeV	電子 2MeV
最新	0.4 ↑	4x10^2
2/22	0.6	1x10^3
2/21	0.3	6x10^2
2/20	0.3	1x10^3
2/19	0.3	8x10^3
2/18	0.3	9x10^3

静か

激しい

非常に

リアルタイムデータ

27日周期・短期

太陽写真 (swnews)

黒点・群・動画 (SDO)

X線3日・1日 (GOES)

SolarMonitor (TCD)

Latest Events (SolarSoft)

AIA193・動画 (SDO)

AIA304・動画 (SDO)

AIA131・動画 (SDO)

SUVI195 (GOES)

SUVI131 (GOES)

LASCO (SOHO)

ACE1日・7日 (ACE)

K指数 (NOAA)

情報ページ

Space Weather Prediction Center

これまでの経過 (過去のニュースの閲覧・全リスト): 2025/ 2/17 11:10　高速の太陽風は続いていますが、速度は次第に低下しています。; 2025/ 2/18 12:05　高速太陽風は終わりに近付いている様です。フレアの発生が増えています。; 2025/ 2/19 12:13　太陽風磁場が南寄りになり、磁気圏の活動が強まっています。アラスカのオーロラをどうぞ。; 2025/ 2/20 12:16　太陽風は平均的な速度に戻っている様です。; 2025/ 2/21 13:23　太陽風は低速になっている様です。磁気圏は穏やかです。アラスカのオーロラをどうぞ。; 最新のニュース

2025/ 2/22 12:57　更新
太陽風は更に低速になっています。M3.3の中規模フレアが発生しました。

担当　篠原

太陽風の速度は、350km/秒からさらに低下して、
320km/秒付近と、より低速になっています。
磁場強度は、5nTと平均的な状態です。

磁場の南北成分は、
弱い南寄りの変化が度々発生しています。
この変化に対応するように、
AE指数では300nT程度の小規模の変化が発生しています。
太陽風のグラフの最後では、
磁場の南北成分は0nT付近に下がっています。
この傾向が続くと磁気圏は穏やかになるでしょう。

SDO衛星AIA193では、
北東(左上)と南東(左下)のコロナホールの広がりが
見える様になっています。
注目して下さい。

太陽では、昨夜、21日19時(世界時21日10時)頃に、
北西の端近く(右上)で、プロミネンス噴出が発生しました。
GOES衛星SUVI 304の動画を掲載します。

この噴出により、太陽の右上へ広がるCME(コロナ質量放出)が
SOHO衛星LASCO C2、C3で観測されています。
横方向の噴出に近いので、地球への影響はないでしょう。

また、中心部北側(上側)の4000黒点群で、
21日21時と23時半(世界時21日12時と14時半)に、
M3.3とM1.4の中規模フレアが発生しています。
M3の規模に達するフレアの発生は、
2月7日のM7.5以来で、2週間ぶりです。

今日の黒点群リストに、4000番の黒点群が現れていますが、
この番号は1万を省略しているので、正確には14000群です。
ちなみに、3000群は2022年4月27日に出現しています(この日の記事)。
1000群現れるのに2年10か月かかりました。
次の5000群はいつになるでしょうか。