宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (13:23)
昨日、C8.1の小規模フレアが発生しています。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
2/21 --- ---
2/20 23:53 C4.9
08:09 C8.1
04:29 C2.8
2/19 19:41 C4.2
19:07 C3.4
12:56 C2.7
02:01 C3.0

黒点  2/21 (NOAA)
磁場 フレア
3989 1 α ---
3990 6 β C3
3993 3 β ---
3994 1 α ---
3996 8 βγ C5
3997 3 β C4
3998 18 βγ C2
3999 3 β ---

太陽風 (DSCOVR)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
13:15 362 +0.2
-2 h 365 -0.0
-4 h 373 -3.1
-6 h 381 -2.5
-8 h 395 +4.4
-10 h 388 +1.2
-12 h 402 +1.4

磁気圏 (京大)
時刻
JST
Dst
nT
 
nT
12:30 -16 -/ -
-2 h -16 -/ -
-4 h -13 -/ -
-6 h -12 -/ -
-8 h -12 -/ -
-10 h -14 -/ -
-12 h -20 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.2 3x10^2
2/21 0.3 6x10^2
2/20 0.3 1x10^3
2/19 0.3 8x10^3
2/18 0.3 9x10^3
2/17 0.3 1x10^4

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期
太陽写真 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線3日1日 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
AIA131動画 (SDO)
SUVI195 (GOES)
SUVI131 (GOES)
LASCO (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (DSCOVR)
太陽風 7日 (DSCOVR)
ACE1日7日 (ACE)
太陽風予報 (NOAA)
衛星電子 (GOES)
衛星陽子 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
K指数 (NOAA)
地上磁場 (NICT)
Canada (AuroraMAX)
昭和基地カメラ (NIPR)
TromsoLongyear...

情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2025/ 2/16 13:19 太陽風は高速の状態が続いています。太陽は穏やかです。
2025/ 2/17 11:10 高速の太陽風は続いていますが、速度は次第に低下しています。
2025/ 2/18 12:05 高速太陽風は終わりに近付いている様です。フレアの発生が増えています。
2025/ 2/19 12:13 太陽風磁場が南寄りになり、磁気圏の活動が強まっています。アラスカのオーロラをどうぞ。
2025/ 2/20 12:16 太陽風は平均的な速度に戻っている様です。
最新のニュース

2025/ 2/21 13:23 更新
太陽風は低速になっている様です。磁気圏は穏やかです。アラスカのオーロラをどうぞ。

担当 篠原

アラスカ・フェアバンクスに滞在中の藤井哲也さんより、
現地20日0時(世界時20日9時)頃に撮影された
オーロラの写真をいただきました。
ウェッジウッド野生鳥獣保護区の凍りついた池の上とのことです。

今日掲載しているAE指数を見ると、
グラフの途中からほとんど変化が見られない状態で、
オーロラを見るにはかなり厳しい条件だった様です。
藤井さんによると、ここで3時間程待ち続けて、
0時過ぎに東の空にオーロラが現れ、
20分ほど一直線上にたなびいた後、
一気に弱くなってしまったとのことです。

そのオーロラの輝きを捉えた1枚で、
オーロラの下部に朱色や緑色が現れてとても神秘的だったとのことです。

この夜は、太陽風の条件が厳しかった様です。
その中でも、雰囲気のあるきれいな写真をありがとうございます。



太陽風は、速度が480km/秒から370km/秒程度に下がり、
低速の状態になっている様です。
磁場強度は、4〜5nTと平均的な値です。

磁場の南北成分は、
グラフでは初めに南寄りの時間帯がありますが、
AE指数はほとんど変化していないので、
磁場の値にずれがあるのかもしれません。
その後、北向きに切り替わり、
グラフの最後で少し南を向いて、現在は0nT付近です。

磁気圏は静穏で、AE指数は変化のない時間帯が1日近く続き、
最後で小規模の変化が発生しています。

SDO衛星AIA193では、太陽の中心部にコロナホールはなく、
太陽風は穏やかな状態が続きそうです。
今日の写真では、北東の端(左上)にコロナホールが見え始めています。
次の太陽風の高まりは、この領域の影響になるかもしれません。


太陽は、中心部南側の3996黒点群がやや活動的で、
C4.9の小規模フレアや、小さい活動が頻繁に発生しています。



20日0時12分(世界時20日9時12分)に、アラスカ・フェアバンクスで撮影したオーロラ。
(c) 藤井哲也氏


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



ACEが観測した太陽風の磁場(黒線は全体の強度、赤線は南北成分)
磁場の向き、プラズマの密度、速度、温度
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



AE指数(速報値)
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学WDC




27日の太陽周期に合わせた図
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr

コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr



GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース




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