宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (13:40)
今日、M4.3の中規模フレアが発生しました。
また、M8.8の中規模フレアが昨日発生しています。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
2/ 4 12:35 C7.9
11:48 C8.5
10:39 M2.6
09:43 M1.2
08:50 C5.2
08:16 M1.4
06:25 C5.9
06:08 M1.4
05:39 C4.5
03:58 C8.4
03:30 M4.3
02:16 C9.4
01:47 C4.8
00:29 C6.5
2/ 3 22:11 M6.1
21:41 C7.2
20:41 C9.5
20:17 C7.1
19:57 C7.1
18:23 C8.7
18:03 M1.4
16:22 M2.5
14:39 M3.1
13:26 M1.1
12:35 M8.8
09:37 C7.9
08:11 M4.1
07:42 C7.5
05:42 C7.1
04:15 C8.2
01:15 C6.0
00:00 M2.7
2/ 2 23:00 M5.1
22:15 C6.2
21:30 M1.4
20:55 C6.5
19:29 C8.0
19:05 M3.0
16:29 C3.0

黒点  2/ 4 (NOAA)
磁場 フレア
3974 9 β ---
3976 21 βγ C2
3977 12 βγ M5
3978 10 βγ C6
3979 2 β ---
3980 1 α ---
3981 15 βγδ M9
3982 3 β ---

太陽風 (DSCOVR)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
13:36 425 -0.4
-2 h 446 +3.7
-4 h 445 +2.9
-6 h 427 +4.8
-8 h 445 +5.1
-10 h 455 +5.0
-12 h 446 +5.3

磁気圏 (京大)
時刻
JST
Dst
nT
 
nT
13:30 -5 -/ -
-2 h -3 -/ -
-4 h -1 -/ -
-6 h -13 -/ -
-8 h -12 -/ -
-10 h -13 -/ -
-12 h -16 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.2 1x10^2
2/ 4 0.3 3x10^2
2/ 3 0.3 2x10^3
2/ 2 0.3 4x10^2
2/ 1 0.2 1x10^2
1/31 0.3 2x10^2

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期
太陽写真 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線3日1日 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
AIA131動画 (SDO)
SUVI195 (GOES)
SUVI131 (GOES)
LASCO (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (DSCOVR)
太陽風 7日 (DSCOVR)
ACE1日7日 (ACE)
太陽風予報 (NOAA)
衛星電子 (GOES)
衛星陽子 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
K指数 (NOAA)
地上磁場 (NICT)
Canada (AuroraMAX)
昭和基地カメラ (NIPR)
TromsoLongyear...

情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2025/ 1/30 13:03 低速の太陽風が続いています。コロナホールによる高速風が近づいています。
2025/ 1/31 13:20 低速の太陽風が続いています。高速太陽風の到来はまだです。
2025/ 2/ 1 11:41 太陽風は平均的な速度に上がっています。M6.7の中規模フレアが発生しました。
2025/ 2/ 2 10:08 高速の太陽風が到来して、現在は680km/秒に達しています。
2025/ 2/ 3 12:50 高速太陽風は続いていますが、速度は下がっています。Mクラスのフレアが続いています。
最新のニュース

2025/ 2/ 4 13:40 更新
太陽風は平均的な速度に戻りました。ニュージーランドのオーロラとアトラス彗星をどうぞ。

担当 篠原

ニュージーランド南島クィーンズタウンの米戸 実さんより、
オーロラとアトラス彗星が一緒に写った写真をいただきました。

アトラス彗星は、1月11日から17日にかけて、
SOHO衛星やSTEREO Ahead衛星の写真で、
太陽の近くを通り過ぎる様子を連日紹介しました。
その後は、南半球でよく見えているとのことでしたが、
米戸さんより最新情報です。

1枚目の写真は、世界時2月2日10時48分の撮影です。
太陽風は600km/秒と高速で、
AE指数は500nTと中規模の変化が発生していた頃でした。
低空の緑色のオーロラの右端の少し上にアトラス彗星が小さく見えています。

と言っても分かりにくいので、
米戸さんが説明付きの画像も送ってくれました。
2枚目の写真をどうぞ。

カラフルなオーロラの輝きと南天の星座たちに囲まれるように、
彗星がしっかり写っています。

この写真では、アトラス彗星のすぐ上に雲がかかっていて、
彗星の尾が隠されている様です。
3枚目は、この2日前にあたる、世界時1月31日10時20分の撮影です。
太陽風の速度が高まる前で、
AE指数に300nTの小規模の変化が起きた頃の
オーロラとアトラス彗星です。

オーロラは赤い光しか見えていませんが、
アトラス彗星の尾がより長く伸びている様子が良く分かります。

米戸さんによると、アトラス彗星の尾は
肉眼でも容易に見ることができたそうです。
これだけの彗星が現れるだけでも素晴らしいですが、
オーロラも一緒に写っているのは更にすごいです。
貴重な写真をどうもありがとうございます。


太陽風は、昨日のニュースの後に速度が500km/秒台を割り、
現在は420km/秒まで下がって、
平均的な速さに戻っています。

27日周期の図を見ると、
今回の高速太陽風は、
2月1日から3日にかけての2日間程度で終わってしまいました。
コロナホールの広がりは大きかったのですが、
高速風の領域は狭かった様です。

太陽風の磁場強度も12nTから6nTへ下がり、
平均的な値に戻っています。
磁場の南北成分は、北寄りで推移しています。
磁気圏は穏やかで、
AE指数は変化のない状態が続いています。


太陽では、中心部北側の3981、3976〜8黒点群で
フレアの発生が続いています。

特に3981群でMクラスフレアが続いていて、
昨日のニュース以降、
M8.8、M3.1、M2.5、M6.1、M4.3、M2.6など、
次々に発生しています。

3976〜8群では、C7.1、C7.2、C8.5、C7.9などの
小規模フレアが発生しています。

SDO衛星AIA131の動画を掲載します。
活発に活動する様子が良く分かります。




ニュージーランド南島クィーンズタウンで、世界時2月2日10時48分に撮影されたオーロラとアトラス彗星。
(c) 米戸 実氏


1枚目の写真の説明。
(c) 米戸 実氏


ニュージーランド南島クィーンズタウンで、世界時1月31日10時20分に撮影されたオーロラとアトラス彗星。
(c) 米戸 実氏


左側から、3981黒点群、3978群、3976群、3977群の活動が続いています。
(c) SDO衛星AIA131 (NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



ACEが観測した太陽風の磁場(黒線は全体の強度、赤線は南北成分)
磁場の向き、プラズマの密度、速度、温度
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



AE指数(速報値)
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学WDC




27日の太陽周期に合わせた図
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr

コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr



GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。