宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2025/ 1/29 11:53 更新 太陽風は低速の風が続いています。磁場が南向きに強まり、磁気圏の活動も強まりました。 担当 篠原 太陽風は、300km/秒と低速の状態で推移しています。 磁場強度は、7nTから10nTへゆっくりと上がっています。 磁場の南北成分は、 グラフの中盤で -8nTと南向きに強まった状態が続き、 その後北向きに切り替わって、現在は8nTに達しています。 磁場が南を向いた頃に磁気圏の活動が強まり、 AE指数は500nT程度の中規模の変化が続いています。 速度がだいぶ下がっているので、 磁気圏の乱れとしてはあまり大きくなりませんでした。 磁場が北寄りに変わった後は、 磁気圏の活動は小さくなっています。 SDO衛星AIA193の太陽コロナ写真では、 中心部の北側にコロナホールが大きく広がり、 南側にも細長いコロナホールが見えています。 この領域の影響が、明後日、31日頃から始まりそうです。 27日周期の図を見ると、 前周期は1月4日から速度の高まりが発生しています。 また、NOAA/SWPCの太陽風予報の動画を見ると、 コロナホールから吹き出している高速太陽風の領域が 地球に近付いている様子が分かります(下側の図)。 太陽風速度の高まりとともに、 磁場の強まりや南向きの変化に注目して下さい。 活発なオーロラの活動は見られるでしょうか。 太陽は、北東の端(左上)から複数の黒点群が現れています。 今朝、29日4時半(世界時28日19時半)には、 この領域で、M1.7の中規模フレアが発生しています。 この他にも小さいフレアが次々に発生しています。 引き続き活動に注目して下さい。 ![]() コロナホールによる高速太陽風の領域が近づいています。 (c) NOAA/SWPC ![]() SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) ![]() SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) ![]() ACEが観測した太陽風の磁場(黒線は全体の強度、赤線は南北成分) 磁場の向き、プラズマの密度、速度、温度 (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース ![]() AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC ![]() ![]() 27日の太陽周期に合わせた図 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース ![]() | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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