宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (11:53)
今日、M1.7の中規模フレアが発生しました。
また、M2.6の中規模フレアが一昨日発生しています。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
1/29 04:30 M1.7
02:58 C4.7
01:58 C5.3
00:56 C3.3
1/28 22:05 C4.9
01:37 C3.4
1/27 16:56 M2.6
16:10 C4.3
14:11 C4.4
10:33 C3.8
00:38 C4.5

黒点  1/29 (NOAA)
磁場 フレア
3967 4 β ---
3972 10 β ---
3974 13 βδ ---
3975 3 β ---
3976 16 β M3
3977 11 βγ ---
3978 1 α ---

太陽風 (DSCOVR)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
11:45 305 +7.2
-2 h 324 +2.0
-4 h 308 +5.6
-6 h 334 -3.0
-8 h 354 -3.1
-10 h 324 -7.2
-12 h 314 -8.1

磁気圏 (京大)
時刻
JST
Dst
nT
 
nT
11:30 -14 -/ -
-2 h -23 -/ -
-4 h -28 -/ -
-6 h -46 -/ -
-8 h -45 -/ -
-10 h -38 -/ -
-12 h -23 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.2 3x10^1
1/29 0.3 7x10^2
1/28 0.3 3x10^3
1/27 0.3 2x10^3
1/26 0.3 1x10^3
1/25 0.3 2x10^3

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期
太陽写真 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線3日1日 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
AIA131動画 (SDO)
SUVI195 (GOES)
SUVI131 (GOES)
LASCO (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (DSCOVR)
太陽風 7日 (DSCOVR)
ACE1日7日 (ACE)
太陽風予報 (NOAA)
衛星電子 (GOES)
衛星陽子 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
K指数 (NOAA)
地上磁場 (NICT)
Canada (AuroraMAX)
昭和基地カメラ (NIPR)
TromsoLongyear...

情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2025/ 1/24 12:11 太陽風は平均的な状態です。今夜以降、太陽風の乱れが到来する可能性があります。
2025/ 1/25 15:06 太陽風は平均的な速度で、乱れは到来していません。
2025/ 1/26 10:14 太陽風は低速になり、磁気圏は穏やかです。フィラメント噴出が発生しています。
2025/ 1/27 12:16 太陽風は280km/秒とかなり低速になっています。磁気圏も穏やかです。
2025/ 1/28 10:13 太陽風は低速の状態が続いています。大きいコロナホールが現れています。
最新のニュース

2025/ 1/29 11:53 更新
太陽風は低速の風が続いています。磁場が南向きに強まり、磁気圏の活動も強まりました。

担当 篠原

太陽風は、300km/秒と低速の状態で推移しています。
磁場強度は、7nTから10nTへゆっくりと上がっています。

磁場の南北成分は、
グラフの中盤で -8nTと南向きに強まった状態が続き、
その後北向きに切り替わって、現在は8nTに達しています。

磁場が南を向いた頃に磁気圏の活動が強まり、
AE指数は500nT程度の中規模の変化が続いています。
速度がだいぶ下がっているので、
磁気圏の乱れとしてはあまり大きくなりませんでした。

磁場が北寄りに変わった後は、
磁気圏の活動は小さくなっています。

SDO衛星AIA193の太陽コロナ写真では、
中心部の北側にコロナホールが大きく広がり、
南側にも細長いコロナホールが見えています。

この領域の影響が、明後日、31日頃から始まりそうです。
27日周期の図を見ると、
前周期は1月4日から速度の高まりが発生しています。

また、NOAA/SWPCの太陽風予報の動画を見ると、
コロナホールから吹き出している高速太陽風の領域が
地球に近付いている様子が分かります(下側の図)。

太陽風速度の高まりとともに、
磁場の強まりや南向きの変化に注目して下さい。
活発なオーロラの活動は見られるでしょうか。


太陽は、北東の端(左上)から複数の黒点群が現れています。
今朝、29日4時半(世界時28日19時半)には、
この領域で、M1.7の中規模フレアが発生しています。

この他にも小さいフレアが次々に発生しています。
引き続き活動に注目して下さい。




コロナホールによる高速太陽風の領域が近づいています。
(c) NOAA/SWPC


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



ACEが観測した太陽風の磁場(黒線は全体の強度、赤線は南北成分)
磁場の向き、プラズマの密度、速度、温度
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



AE指数(速報値)
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学WDC




27日の太陽周期に合わせた図
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr

コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr



GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。