宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

Supported by NIT, Kagoshima College  
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (12:43)
今日、C9.1の小規模フレアが発生しました。
また、M3.3の中規模フレアが一昨日発生しています。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
1/23 10:56 C9.1
10:18 C4.2
09:43 C3.1
04:27 C4.3
1/22 23:42 C4.3
22:23 C3.9
19:23 M1.3
14:50 C7.2
04:43 C3.4
1/21 21:18 C5.9
19:11 M3.3
12:52 C2.9
11:13 C3.6
07:24 C3.5

黒点  1/23 (NOAA)
磁場 フレア
3959 4 β C3
3961 32 βγ M1
3962 4 β ---
3965 6 β C3
3967 10 β M3
3969 12 β ---
3970 3 β ---
3972 7 β C4

太陽風 (DSCOVR)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
12:34 449 -2.7
-2 h 454 -2.5
-4 h 414 -1.6
-6 h 443 -1.8
-8 h 449 -0.3
-10 h 448 +0.3
-12 h 458 -1.5

磁気圏 (京大)
時刻
JST
Dst
nT
 
nT
12:30 -14 -/ -
-2 h -10 -/ -
-4 h -14 -/ -
-6 h -14 -/ -
-8 h -10 -/ -
-10 h -19 -/ -
-12 h -21 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.2 1x10^3
1/23 0.3 3x10^3
1/22 0.2 2x10^3
1/21 0.2 2x10^3
1/20 0.2 3x10^3
1/19 0.2 1x10^3

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期
太陽写真 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線3日1日 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
AIA131動画 (SDO)
SUVI195 (GOES)
SUVI131 (GOES)
LASCO (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (DSCOVR)
太陽風 7日 (DSCOVR)
ACE1日7日 (ACE)
太陽風予報 (NOAA)
衛星電子 (GOES)
衛星陽子 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
K指数 (NOAA)
地上磁場 (NICT)
Canada (AuroraMAX)
昭和基地カメラ (NIPR)
TromsoLongyear...

情報ページ
宇宙天気用語集
宇宙天気日報
宇宙天気臨時情報
NICT宇宙天気情報センター
Space Weather Prediction Center
これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2025/ 1/18 13:55 Mクラスの中規模フレアの発生が続いています。太陽風は高速になっています。
2025/ 1/19 15:26 太陽風はやや高速です。太陽のフレアは落ち着いています。
2025/ 1/20 11:59 太陽風は高速になっています。磁気圏の活動も活発です。
2025/ 1/21 12:36 太陽風の速度が650km/秒に高まっています。現在の磁気圏は穏やかです。
2025/ 1/22 11:41 M3.3の中規模フレアが発生し、CMEによる太陽風の乱れが到来する可能性があります。
最新のニュース

2025/ 1/23 12:43 更新
太陽風は平均的な速度に戻っています。

担当 篠原

太陽の南西の3961黒点群の活動がやや強まり、
C7.2、C3.9、C4.3、C9.1と、
小規模フレアの発生が続く様になっています。

その中で、昨夜、22日19時半(世界時22日10時半)に、
3961群と左隣の3967群の間の領域で、
M1.3の中規模フレアが発生しました。
SDO衛星AIA131と304の動画を掲載します。
赤い画像の304では、
フレアの後にコロナのガスが下寄りに噴き上がる様子が見えています。

SOHO衛星LASCO C2、C3では、
太陽の下向きと右下寄りに
2つのCME(コロナ質量放出)が観測されています。
このうち、2つめの右下寄りのCMEが、M1.3フレアに伴う噴出です。
噴出は横向きに近い様なので、地球への影響はなさそうです。

もうひとつの下向きのCMEは、
太陽の向こう側で発生した現象です。
GOES衛星SUVI 304では、
太陽の真下に向かうプロミネンス噴出が観測されています。


太陽風は、速度はゆっくりと低下して、
500km/秒と高速の状態から
430km/秒と平均的な速さに戻っています。
磁場強度は、4〜5nTと平均的な状態です。

磁場の南北成分は、南北に変化が起きていて、
磁気圏ではある程度の活動が発生しています。
AE指数は、400nTの小規模の変化が度々発生しています。

昨日のニュースでお知らせした様に、
21日夜に発生したCMEによる太陽風の乱れが、
明日、24日夜くらいに到来する可能性があります。
それまでは、太陽風は穏やかに推移しそうです。



3961群と3967群の間の領域で発生したM1.3の中規模フレア。
(c) SDO衛星AIA131、304 (NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


太陽の下向きと右下寄りにCMEが発生しています。
(c) SOHO衛星LASCO C2、C3 (ESA & NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


太陽の向こう側で発生したプロミネンス噴出。
(c) GOES衛星SUVI 304 (NOAA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



ACEが観測した太陽風の磁場(黒線は全体の強度、赤線は南北成分)
磁場の向き、プラズマの密度、速度、温度
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



AE指数(速報値)
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学WDC




27日の太陽周期に合わせた図
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr

コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr




  宇宙天気ニュースは、
  鹿児島工業高等専門学校にWebサーバを設置しています。

このニュースについて、コメントなどがありましたら、
篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。