宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (11:41)
今日、C3.4の小規模フレアが発生しました。
また、M3.3の中規模フレアが昨日発生しています。
太陽風の速度がやや高くなっています。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
1/22 04:43 C3.4
1/21 21:18 C5.9
19:11 M3.3
12:52 C2.9
11:13 C3.6
07:24 C3.5
1/20 22:10 C6.3
20:15 C4.3
17:19 C5.0
09:16 C4.3
08:26 C3.4
06:03 C5.1
02:02 C8.2

黒点  1/22 (NOAA)
磁場 フレア
3959 4 β C8
3961 45 βγ C5
3962 8 β ---
3964 6 βγ ---
3965 6 β C3
3967 12 βγ M3
3969 9 βγ ---
3970 6 β ---
3971 2 α ---

太陽風 (DSCOVR)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
11:36 498 -1.9
-2 h 498 -3.2
-4 h 503 -2.3
-6 h 502 -3.4
-8 h 519 -3.4
-10 h 522 -0.9
-12 h 548 -1.2

磁気圏 (京大)
時刻
JST
Dst
nT
 
nT
11:30 -22 -/ -
-2 h -21 -/ -
-4 h -25 -/ -
-6 h -23 -/ -
-8 h -19 -/ -
-10 h -19 -/ -
-12 h -18 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.2 1x10^3
1/22 0.2 2x10^3
1/21 0.2 2x10^3
1/20 0.2 3x10^3
1/19 0.2 1x10^3
1/18 0.2 1x10^3

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期
太陽写真 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線3日1日 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
AIA131動画 (SDO)
SUVI195 (GOES)
SUVI131 (GOES)
LASCO (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (DSCOVR)
太陽風 7日 (DSCOVR)
ACE1日7日 (ACE)
太陽風予報 (NOAA)
衛星電子 (GOES)
衛星陽子 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
K指数 (NOAA)
地上磁場 (NICT)
Canada (AuroraMAX)
昭和基地カメラ (NIPR)
TromsoLongyear...

情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2025/ 1/17 12:25 太陽風は平均的な速度に下がっています。M1.3の中規模フレアが発生しました。
2025/ 1/18 13:55 Mクラスの中規模フレアの発生が続いています。太陽風は高速になっています。
2025/ 1/19 15:26 太陽風はやや高速です。太陽のフレアは落ち着いています。
2025/ 1/20 11:59 太陽風は高速になっています。磁気圏の活動も活発です。
2025/ 1/21 12:36 太陽風の速度が650km/秒に高まっています。現在の磁気圏は穏やかです。
最新のニュース

2025/ 1/22 11:41 更新
M3.3の中規模フレアが発生し、CMEによる太陽風の乱れが到来する可能性があります。

担当 篠原

昨夜、21日19時(世界時21日10時)に、
太陽の中心部南東側(左下)の3967黒点群で、
M3.3の中規模フレアが発生しました。
SDO衛星AIA131と193による動画を掲載します。

SDO衛星の動画では、コロナが下寄りに噴出する様子が見えていて、
SOHO衛星LASCO C3によると、
CME(コロナ質量放出)が太陽の左下寄りに飛び出しています
(LASCO C2の画像はありませんでした)。

また、太陽を地球よりも30度ほど右側から観測している
STEREO Ahead衛星のCOR2でも、
太陽の左下へ飛び出すCMEが見えています。

NOAA/SWPCの太陽風予報によると、
このCMEによる太陽風の乱れは地球にも向かっていて、
明後日の深夜、24日23時(世界時24日14時)頃に
地球に到来する可能性があるとのことです。

この場合、発生から3日後くらいに到来することになり、
太陽風速度の高まりは比較的小規模でしょう。
それでも、磁場の強まりがやって来て南向きに大きく変化すると、
磁気圏の活動は活発になります。
どの様な変化がやって来るのか、注目して下さい。


太陽風は、昨日のニュース以降は速度が次第に低下して、
600km/秒から、現在は500km/秒に下がっています。
高速の状態は続いていますが、
このまま低下すると平均的な速さに戻る事になります。

磁場強度は、4nTと平均的な状態で推移しています。
南北成分は、グラフの中程から南寄りになり、
-3nT前後の状態が続いています。

これにより、磁気圏の活動はやや高まっていて、
AE指数は、グラフの途中から400nTの小規模の変化が
連続するようになっています。

SDO衛星AIA193の太陽コロナ写真では、
全体がぼんやりと光っていて、コロナホールは特に見えていません。



3967黒点群で発生したM3.3の中規模フレア。
(c) SDO衛星AIA131、193 (NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


太陽の左下へCMEが飛び出しています。
(c) SOHO衛星LASCO C3 (ESA & NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


太陽を地球よりも30度ほど右側から観測しているSTEREO Ahead衛星によるCMEです。
(c) STEREO Ahead衛星COR2 (NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


太陽風の乱れは、24日23時(世界時24日14時)頃に到来する可能性があります。
(c) NOAA/SPWC


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



ACEが観測した太陽風の磁場(黒線は全体の強度、赤線は南北成分)
磁場の向き、プラズマの密度、速度、温度
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



AE指数(速報値)
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学WDC




27日の太陽周期に合わせた図
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr

コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr




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このニュースについて、コメントなどがありましたら、
篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。