宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2024/12/10 10:03 更新 太陽風はやや高速になっています。磁場が南寄りになり、磁気圏の活動が強まりました。 担当 篠原 昨日のニュースの後、太陽風の速度はもう一段高まり、 500km/秒と高速の状態になりました。 以降、450〜500km/秒とやや高速の状態が続いています。 GOES衛星SUVI 195の太陽コロナ写真の 北西側(右上)に進んだコロナホールの 影響がやって来た可能性があります。 北半球側のコロナホールは、東西に細長く伸びていて、 この後も影響がしばらく続くかもしれません。 引き続き注目してください。 太陽風の磁場強度は、 10nTから6nTに下がって平均的な値に戻っています。 南北成分はグラフの中盤で、 -5nTくらいの南向きの状態が続いています。 速度が高まったことと重なって磁気圏の活動は強まり、 AE指数では500nTの中規模の変化が続き、 最大で1500nTに達する大きい変化も発生しています。 太陽風のグラフの後半では、 磁場の南北成分は0nT付近になっています。 南向きの変化が小さくなっているので、 磁気圏の活動は弱くなりそうです。 この後、北寄りに傾向が変わった場合は穏やかになるでしょう。 X2.2の大規模フレアを起こした3912黒点群は、 太陽の南西の端(右下)に達しています。 その後は、C4.4、C6.3、C8.4などの小規模フレアを起こした程度で、 やや落ち着いた状態です。 また、中心部南側の3917群は、 黒点は大きく見えていますが、 C2〜3の小さい小規模フレアを数回起こしたくらいで、 比較的穏やかに推移しています。 GOES衛星SUVI 195による太陽コロナの様子 (c) GOES衛星SUVI 195 (NOAA) 10日9時半(世界時10日0時半)に鹿児島で撮影した太陽。 (c) 宇宙天気ニュース ACEが観測した太陽風の磁場(黒線は全体の強度、赤線は南北成分) 磁場の向き、プラズマの密度、速度、温度 (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC 27日の太陽周期に合わせた図 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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