宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (10:03)
今日、C8.4の小規模フレアが発生しました。
また、X2.2の大規模フレアが一昨日発生しています。
太陽風の速度がやや高くなっています。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
12/10 04:41 C2.9
00:57 C8.4
00:06 C2.5
12/ 9 21:08 C6.3
19:07 C3.7
18:38 C2.8
15:11 C4.4
14:48 C2.7
11:07 C2.6
10:20 C3.6
09:49 C2.7
06:23 C3.9
02:09 C5.1
01:05 M1.5
00:31 C4.5
12/ 8 20:55 C8.0
17:55 X2.2
17:25 C3.2
12:05 C2.7
10:09 C5.6
06:54 M3.2
03:08 C6.4
00:24 C3.6

黒点 12/10 (NOAA)
磁場 フレア
3912 5 βγ X2
3916 8 β C4
3917 12 βγ M3
3919 2 β ---
3920 6 β C2
3921 1 α ---

太陽風 (DSCOVR)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
09:56 479 +0.8
-2 h 472 -0.6
-4 h 479 -5.2
-6 h 491 -2.9
-8 h 457 -2.7
-10 h 466 -5.1
-12 h 444 -5.4

磁気圏 (京大)
時刻
JST
Dst
nT
 
nT
09:30 -30 -/ -
-2 h -24 -/ -
-4 h -26 -/ -
-6 h -22 -/ -
-8 h -37 -/ -
-10 h -28 -/ -
-12 h -18 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.2 3x10^1
12/10 0.2 1x10^2
12/ 9 0.2 1x10^2
12/ 8 0.2 2x10^2
12/ 7 0.2 2x10^2
12/ 6 0.2 1x10^2

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期
太陽写真 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線3日1日 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
AIA131動画 (SDO)
SUVI195 (GOES)
SUVI131 (GOES)
LASCO (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (DSCOVR)
太陽風 7日 (DSCOVR)
ACE1日7日 (ACE)
太陽風予報 (NOAA)
衛星電子 (GOES)
衛星陽子 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
K指数 (NOAA)
地上磁場 (NICT)
Canada (AuroraMAX)
昭和基地カメラ (NIPR)
TromsoLongyear...

情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2024/12/ 5 12:11 M1〜2の中規模フレアが発生しました。11月の黒点相対数は 152.5 でした。
2024/12/ 6 12:15 太陽風は平均的な状態で、磁気圏は穏やかです。
2024/12/ 7 13:20 太陽風は低速の状態が続き、磁気圏も穏やかです。
2024/12/ 8 12:50 太陽風は低速の状態が続いています。M2.3、M3.2と中規模フレアが発生しています。
2024/12/ 9 12:07 X2.2の大規模フレアが発生しました。太陽風の速度が少し上がっています。
最新のニュース

2024/12/10 10:03 更新
太陽風はやや高速になっています。磁場が南寄りになり、磁気圏の活動が強まりました。

担当 篠原

昨日のニュースの後、太陽風の速度はもう一段高まり、
500km/秒と高速の状態になりました。
以降、450〜500km/秒とやや高速の状態が続いています。

GOES衛星SUVI 195の太陽コロナ写真の
北西側(右上)に進んだコロナホールの
影響がやって来た可能性があります。
北半球側のコロナホールは、東西に細長く伸びていて、
この後も影響がしばらく続くかもしれません。
引き続き注目してください。

太陽風の磁場強度は、
10nTから6nTに下がって平均的な値に戻っています。
南北成分はグラフの中盤で、
-5nTくらいの南向きの状態が続いています。
速度が高まったことと重なって磁気圏の活動は強まり、
AE指数では500nTの中規模の変化が続き、
最大で1500nTに達する大きい変化も発生しています。

太陽風のグラフの後半では、
磁場の南北成分は0nT付近になっています。
南向きの変化が小さくなっているので、
磁気圏の活動は弱くなりそうです。
この後、北寄りに傾向が変わった場合は穏やかになるでしょう。


X2.2の大規模フレアを起こした3912黒点群は、
太陽の南西の端(右下)に達しています。
その後は、C4.4、C6.3、C8.4などの小規模フレアを起こした程度で、
やや落ち着いた状態です。

また、中心部南側の3917群は、
黒点は大きく見えていますが、
C2〜3の小さい小規模フレアを数回起こしたくらいで、
比較的穏やかに推移しています。




GOES衛星SUVI 195による太陽コロナの様子
(c) GOES衛星SUVI 195 (NOAA)


10日9時半(世界時10日0時半)に鹿児島で撮影した太陽。
(c) 宇宙天気ニュース


ACEが観測した太陽風の磁場(黒線は全体の強度、赤線は南北成分)
磁場の向き、プラズマの密度、速度、温度
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



AE指数(速報値)
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学WDC




27日の太陽周期に合わせた図
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr

コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr



GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。