宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (12:07)
今日、M1.5の中規模フレアが発生しました。
また、X2.2の大規模フレアが昨日発生しています。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
12/ 9 11:07 C2.6
10:20 C3.6
09:49 C2.7
06:23 C3.9
02:09 C5.1
01:05 M1.5
00:31 C4.5
12/ 8 20:55 C8.0
17:55 X2.2
17:25 C3.2
12:05 C2.7
10:09 C5.6
06:54 M3.2
03:08 C6.4
00:24 C3.6
12/ 7 22:00 M2.3
19:26 C7.0
17:52 C8.6
16:41 C4.8
14:33 C3.4
10:41 C3.2
09:11 C4.6
08:13 C4.8
07:52 C6.8
04:23 C3.0
02:42 C3.9
00:39 C5.1

黒点 12/ 9 (NOAA)
磁場 フレア
3910 1 α ---
3912 7 β X2
3916 12 βγ C4
3917 15 β M3
3919 2 β ---
3920 6 β ---

太陽風 (DSCOVR)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
11:56 448 -0.9
-2 h 421 -5.8
-4 h 393 -1.0
-6 h 392 +3.2
-8 h 365 +3.2
-10 h 339 -4.3
-12 h 340 -2.1

磁気圏 (京大)
時刻
JST
Dst
nT
 
nT
11:30 -25 -/ -
-2 h -6 -/ -
-4 h -8 -/ -
-6 h -12 -/ -
-8 h -5 -/ -
-10 h -10 -/ -
-12 h -12 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.2 2x10^1
12/ 9 0.2 1x10^2
12/ 8 0.2 2x10^2
12/ 7 0.2 2x10^2
12/ 6 0.2 1x10^2
12/ 5 0.2 1x10^2

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期
太陽写真 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線3日1日 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
AIA131動画 (SDO)
SUVI195 (GOES)
SUVI131 (GOES)
LASCO (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (DSCOVR)
太陽風 7日 (DSCOVR)
ACE1日7日 (ACE)
太陽風予報 (NOAA)
衛星電子 (GOES)
衛星陽子 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
K指数 (NOAA)
地上磁場 (NICT)
Canada (AuroraMAX)
昭和基地カメラ (NIPR)
TromsoLongyear...

情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2024/12/ 4 12:30 太陽風は平均的な速度です。太陽も比較的穏やかな状態です。
2024/12/ 5 12:11 M1〜2の中規模フレアが発生しました。11月の黒点相対数は 152.5 でした。
2024/12/ 6 12:15 太陽風は平均的な状態で、磁気圏は穏やかです。
2024/12/ 7 13:20 太陽風は低速の状態が続き、磁気圏も穏やかです。
2024/12/ 8 12:50 太陽風は低速の状態が続いています。M2.3、M3.2と中規模フレアが発生しています。
最新のニュース

2024/12/ 9 12:07 更新
X2.2の大規模フレアが発生しました。太陽風の速度が少し上がっています。

担当 篠原

昨夕、8日18時(世界時8日9時)に、
太陽の南西の端近く(右下)の3912黒点群で、
X2.2の大規模フレアが発生しました。
GOES衛星SUVI 131の動画を掲載します。
3912群は、Cクラスのフレアを起こしたくらいだったのですが、、
急に大きい活動が発生しました。

Xクラスのフレアの発生は、
11月6日のX2.3以来で1か月ぶりです。

3912群では、その後、C8.0の小規模フレア、
M1.5の中規模フレアなどが発生しています。
この後も活動は続くでしょうか。

SOHO衛星LASCO C2、C3によると、
X2.2フレアに伴って、CME(コロナ質量放出)が
太陽の右側に広がっています。
横向きの噴出なので、地球への影響はないでしょう。


太陽風は、350km/秒付近の低速の風が続いていましたが、
今日未明からゆっくりと上昇が続き、
現在は450km/秒まで高まっています。

GOES衛星SUVI 195の太陽コロナ写真を見ると、
北半球のコロナホールが太陽の西側にだいぶ進んでいます。
この領域の影響が始まったのでしょうか。
この後の太陽風速度の推移に注目して下さい。

太陽風の磁場強度は、10nTから7nTに下がり、
その後10nTに戻っています。
南北成分は、グラフの前半では南向きの状態が続いています。

速度が下がっていたため影響は限定的ですが、
磁気圏の活動はやや高まって、
AE指数は300〜500nTの小規模の変化が続きました。

その後、磁場は一旦北向きになり、
グラフの最後で南に変化しています。
これに対応して、AE指数にも500nTの変化が発生しています。

この後、磁場の南北成分はどの様に変化するでしょうか。
速度が高まると、磁気圏への影響はより大きくなります。




3912黒点群で発生したX2.2の大規模フレア。
(c) GOES衛星SUVI 131 (NOAA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


太陽の右側へ広がるCME。
(c) SOHO衛星LASCO C2、C3 (ESA & NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


GOES衛星SUVI 195による太陽コロナの様子
(c) GOES衛星SUVI 195 (NOAA)


9日11時(世界時9日2時)に鹿児島で撮影した太陽。
(c) 宇宙天気ニュース


GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



ACEが観測した太陽風の磁場(黒線は全体の強度、赤線は南北成分)
磁場の向き、プラズマの密度、速度、温度
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



AE指数(速報値)
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学WDC




27日の太陽周期に合わせた図
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr

コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。