宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2024/10/ 9 11:27 更新 紫金山・アトラス彗星が進んでいます。X1.8の大規模フレアが発生しました。 担当 篠原 SOHO衛星LASCO C3の画像の中を、 紫金山・アトラス彗星が進んでいます。 見え始めて1日半ほど経過して、 太陽の右上あたりに達しています。 この後、さらに左上へ進んでいきます。 この動画では、 昨日朝のX2.1フレアに伴うCME(コロナ質量放出)が 太陽の右側に飛び出していますが、 これに続いて、右下にもCMEが飛び出しています。 これは、8日12時(世界時8日3時)頃に、 太陽の南西側(右下)で発生したフィラメント噴出によるものです。 SDO衛星AIA304の動画を掲載します。 NOAA/SWPCの太陽風予報では、 このフィラメント噴出のCMEによる太陽風の乱れに注目していて、 明後日の夕方、11日17時(世界時11日8時)頃に 地球に達する可能性があるとのことです。 速度の変化は小さいですが、磁場の強まりがやって来て、 南向きに大きく変化すると磁気圏の活動は強まります。 到来に注目して下さい。 太陽風は、磁場の南寄りの傾向が続いています。 速度は420〜450km/秒と平均的な状態でしたが、 磁場強度は、グラフの初めは16nT、 中程から後半にかけて10nTと強まった状態が続きました。 最後で少し下がって、現在は7nTです。 磁場の南北成分は、 -10nTを超える強い南向きはグラフの前半だけですが、 その後も、-5nT前後の南寄りの状態が続いています。 磁気圏の活動は強まった状態が続き、 AE指数は、前半は800nT前後、 後半は少し下がって500nT前後の活動が続いています。 Dst指数は、昨日の夕方に -153nTまで下がりました。 その後は変化が小さくなり、 -100nTを割るくらいで推移しています。 太陽風の変化は、この辺りで落ち着くことになりそうです。 太陽では、ちょうど記事を書いている 9日10時半(世界時9日1時半)に、 中心部北側の3848黒点群で、X1.8の大規模フレアが発生しました。 SDO衛星AIA131の動画を掲載します。 3848群は、目立つ程の活動を起こしていなかったのですが、 いきなりXフレアの発生となりました。 まだ発生直後のため、詳しい状況は分かりません。 CMEが発生していると、中心に近いため地球直撃になりそうです。 この後の情報に注目して下さい。 (c) SOHO衛星LASCO C3 (ESA & NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース) 太陽の南西側で発生したフィラメント噴出。 (c) SDO衛星AIA304、(動画加工 : 宇宙天気ニュース) 太陽風の乱れは、11日17時(世界時11日8時)頃に到来する可能性があります。 (c) NOAA/SWPC Dst指数は、最大で -153nTまで下がりました。 (c) 京都大学WDC 3848黒点群で発生した、X1.8の大規模フレア。 (c) SDO衛星AIA131 (NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース) SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) ACEが観測した太陽風の磁場(黒線は全体の強度、赤線は南北成分) 磁場の向き、プラズマの密度、速度、温度 (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC 27日の太陽周期に合わせた図 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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