宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
Supported by NIT, Kagoshima College |
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
| |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
2024/10/ 7 11:59 更新 太陽風の乱れが到来しましたが、比較的規模の小さい変化でした。 担当 篠原 太陽風の乱れは、昨夕、6日16時(世界時6日7時)頃に ACE衛星で観測されました。 速度は、400km/秒から500km/秒へややゆっくり上がり、 磁場強度は7nTから13nTへ、こちらは急に高まっています。 太陽風の速度は高速になりましたが、 変化としては特に大きくはありませんでした。 X9.0大規模フレアの発生から到来まで3日近く経っていて、 CME(コロナ質量放出)の噴出は、 それほど激しいものではなかった様です。 太陽風磁場の南北成分は、 変化が始まって半日ほどは北寄りに強まっていました。 このため、太陽風の強まりはやって来ましたが、 磁気圏は穏やかで、 AE指数は特に変化のない状態が続いていました。 今朝早くに磁場が南向きに切り替わって、 -10nTくらいの強い南向きが5時間ほど続いています。 この影響で磁気圏の活動が強まり、 AE指数は800〜1000nTの中規模の変化が続き、 一瞬、1600nTに達する変化も発生しています。 現在は、南北成分は0nT付近で変化する様になっています。 この状態が続くと、磁気圏の活動は落ち着くでしょう。 SDO衛星AIA193の太陽コロナ写真では、 北東(左上)の高緯度域にコロナホールが見えています。 緯度が高めですが、5日後くらいから影響が始まる可能性があります。 太陽は、南西(右下)の3842黒点群で、M1.0、M1.4、 その右隣りの3839群でM1.5の中規模フレアが発生しています。 あまり活動的な様子はなく、 太陽はやや穏やかな状態で推移しそうです。 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) ACEが観測した太陽風の磁場(黒線は全体の強度、赤線は南北成分) 磁場の向き、プラズマの密度、速度、温度 (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC 27日の太陽周期に合わせた図 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
宇宙天気ニュースは、 鹿児島工業高等専門学校にWebサーバを設置しています。 |