宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (09:52)
今日、M1.2の中規模フレアが発生しました。
また、X9.0の大規模フレアが一昨日発生しています。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
10/ 5 09:07 M1.0
08:16 C6.4
07:30 C8.5
07:08 M1.2
05:54 M1.2
03:02 C7.6
10/ 4 23:48 C7.1
19:57 M1.2
17:06 C8.8
14:19 M1.1
13:18 M4.0
12:18 C8.1
09:11 M1.2
08:24 M1.1
06:37 M2.3
05:02 M6.7
04:17 M1.1
02:17 M1.5
10/ 3 21:00 X9.0
20:42 C9.7
17:06 M1.5
16:33 C5.9
15:43 C8.6
14:15 C6.7
13:43 C9.8
13:18 C6.8
12:24 M1.5
11:24 M1.1
07:37 C6.9
05:30 M3.3
05:00 M1.4
03:54 C9.2
03:28 C9.2
02:36 C7.6
01:59 C7.6
01:00 C5.6

黒点 10/ 5 (NOAA)
磁場 フレア
3839 1 α ---
3841 11 βγ M2
3842 28 βγδ X9
3843 9 βγ M7
3844 14 βγδ M2
3845 1 α M1
3847 1 α ---
3848 12 βγδ C9
3849 4 β ---

太陽風 (DSCOVR)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
09:45 399 +3.0
-2 h 391 -1.9
-4 h 399 -3.0
-6 h 393 +1.1
-8 h 402 -3.3
-10 h 390 +0.8
-12 h 382 +3.3

磁気圏 (京大)
時刻
JST
Dst
nT
 
nT
09:30 -6 -/ -
-2 h 0 -/ -
-4 h 2 -/ -
-6 h 6 -/ -
-8 h 16 -/ -
-10 h 21 -/ -
-12 h 20 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.2 1x10^2
10/ 5 0.2 2x10^2
10/ 4 0.2 4x10^2
10/ 3 0.2 5x10^2
10/ 2 0.2 4x10^2
10/ 1 0.2 4x10^2

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期
太陽写真 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線3日1日 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
AIA131動画 (SDO)
SUVI195 (GOES)
SUVI131 (GOES)
LASCO (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (DSCOVR)
太陽風 7日 (DSCOVR)
ACE1日7日 (ACE)
太陽風予報 (NOAA)
衛星電子 (GOES)
衛星陽子 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
K指数 (NOAA)
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Canada (AuroraMAX)
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TromsoLongyear...

情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2024/ 9/30 09:29 太陽風は高速になっています。磁気圏の活動が強まる可能性があります。
2024/10/ 1 12:46 M7.6の中規模フレアが発生しました。太陽風は平均的な速度に戻っています。
2024/10/ 2 12:22 X7.1の大規模フレアが発生しました。太陽風は平均的な状態です。
2024/10/ 3 12:20 太陽風は低速になっています。CMEによる太陽風の乱れは、明日の午後に到来しそうです。
2024/10/ 4 12:27 X9.0の大規模フレアが発生しました。2日のCMEによる太陽風の乱れが近付いています。
最新のニュース

2024/10/ 5 09:52 更新
太陽風は穏やかな状態が続いています。X9.0フレアによる太陽風の乱れが近付いています。

担当 篠原

太陽風は穏やかな状態が続いています。
速度は350km/秒から400km/秒に少し上がって、
平均的な速さに戻っています。
磁場強度は、8nTから7nTに少し下がった程度で、
小さい変化に留まっています。
(掲載しているグラフの最後の乱れは、一時的なエラーの様です)

2日朝にX7.1大規模フレアが発生して、3日が過ぎました。
目立つ程の乱れは来ていないのか、
この後に遅れてやって来るのか、
引き続き注目してください。

そして、次のX9.0大規模フレアの乱れが近づいています。
現在のNOAA/SWPCの太陽風予報では、
6日1時(世界時5日16時)頃の到来となっています。

太陽風予報の動画を見ると、
これに続いてもうひとつCME(コロナ質量放出)が広がっています。
これは、昨日の朝、4日5時(世界時3日20時)に
3843黒点群で発生したM6.7中規模フレアのCMEの様です。
SDO衛星AIA193では、
微かですがフレアに伴ってコロナのガスが動く様子が見えています。
SOHO衛星LASCO C2、C3では、
CMEが太陽の右寄りに広がっています。
この噴出の端の方が地球に向かっているかもしれません。

現在の太陽風は、磁場の南北成分がやや南寄りになっています。
このため、磁気圏の活動がやや強まって、
AE指数では300〜500nTの小規模の変化が発生しています。


太陽は、3842群でM4.0の中規模フレアが発生し、
その他にM1台のフレアが数回あちこちで発生しています。
X線グラフはやや落ち着いた様子になっていますが、
この後はどの様に推移するでしょうか。




X9.0フレアによる太陽風の乱れは、6日1時(世界時5日16時)頃に到来する可能性があります。
(c) NOAA/SWPC


4日朝に3843黒点群で発生したM6.7の中規模フレア。
(c) SDO衛星AIA193 (NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


太陽の右側に広がるCME。
(c) SOHO衛星LASCO C2、C3 (ESA & NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



ACEが観測した太陽風の磁場(黒線は全体の強度、赤線は南北成分)
磁場の向き、プラズマの密度、速度、温度
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



AE指数(速報値)
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学WDC




27日の太陽周期に合わせた図
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr

コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr



GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。