宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (11:26)
今日、M3.7の中規模フレアが発生しました。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
9/23 06:15 M3.7
9/22 22:22 C3.7
14:28 C1.4
13:18 C1.6
05:42 C4.4
9/21 14:28 C1.5

黒点  9/23 (NOAA)
磁場 フレア
3825 3 βγ ---
3827 1 α ---
3828 16 βγ C4
3831 7 β C4
3833 7 βδ ---
3834 2 β ---
3835 8 β M4

太陽風 (DSCOVR)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
11:15 339 +1.2
-2 h 351 -0.7
-4 h 358 +0.1
-6 h 378 +2.7
-8 h 386 +3.3
-10 h 389 +2.2
-12 h 412 -0.9

磁気圏 (京大)
時刻
JST
Dst
nT
 
nT
10:30 7 -/ -
-2 h 17 -/ -
-4 h 17 -/ -
-6 h 13 -/ -
-8 h 9 -/ -
-10 h 8 -/ -
-12 h 10 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.2 2x10^3
9/23 0.2 3x10^3
9/22 0.2 3x10^3
9/21 0.2 2x10^3
9/20 0.2 3x10^3
9/19 1.3 6x10^2

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期
太陽写真 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線3日1日 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
AIA131動画 (SDO)
SUVI195 (GOES)
SUVI131 (GOES)
LASCO (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (DSCOVR)
太陽風 7日 (DSCOVR)
ACE1日7日 (ACE)
太陽風予報 (NOAA)
衛星電子 (GOES)
衛星陽子 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
K指数 (NOAA)
地上磁場 (NICT)
Canada (AuroraMAX)
昭和基地カメラ (NIPR)
TromsoLongyear...

情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2024/ 9/18 12:05 磁気圏の活発な活動が続きました。カナダ・イエローナイフのオーロラをどうぞ。
2024/ 9/19 08:21 太陽風は平均的な状態です。カナダ・イエローナイフのオーロラをどうぞ。
2024/ 9/20 08:35 太陽風磁場の南向きの変化により、磁気圏の活動が活発になっています。
2024/ 9/21 08:51 太陽風は平均的な状態です。カナダ・イエローナイフのオーロラをどうぞ。
2024/ 9/22 08:53 太陽風は平均的な状態で、磁気圏は穏やかです。カナダ・イエローナイフのオーロラをどうぞ。
最新のニュース

2024/ 9/23 11:26 更新
M3.7の中規模フレアが発生しました。カナダ・イエローナイフのオーロラをどうぞ。

担当 篠原

昨日紹介した、景山植光さんによるカナダ・イエローナイフの
オーロラ写真の続きです。

1枚目は昨日の写真のすぐ後で、ホテルへの帰路での撮影。
2、3枚目はホテルに着いたときに明るいオーロラが現れていたので、
その場で撮影したとのことです。
AE指数のグラフとしては(昨日のニュースをご覧下さい)、
2、3枚目の頃に一番変化が大きくなっています。

一番慌ただしい時間帯にオーロラが強まって、
撮影が大変だったと思います。
町の明かりの上でオーロラが写っていると、
実際の空でのオーロラの大きさが感じられるようで、
オーロラ単体の写真とは一味違う良さがあります。

美しい写真をどうもありがとうございます。



太陽風は、速度は400km/秒から340km/秒へ下がり、
低速になっています。
磁場強度は、6nTから8nTへ少し強くなっています。

磁場の南北成分は、0nT付近か、やや北寄りで推移しています。
速度が下がったこともあり、磁気圏は概ね静穏で、
AE指数は小規模の変化が2回発生した程度です。


太陽では、今朝、23日6時(世界時22日21時)に、
南東の端近く(左下)の3835黒点群で、
M3.7の中規模フレアが発生しました。
SDO衛星AIA131の動画を掲載します。

Mクラスに達するフレアの発生は、
世界時14日のX4.5以来で、8日ぶりです。

GOES衛星SUVI 304を見ると、
このフレアの時にコロナのガスが激しく噴出する様子が見えています。
SOHO衛星LASCO C2、C3では、
太陽の左下に向かってCME(コロナ質量放出)が発生しています。

3835群では、この後も活動が続くでしょうか。
注目してください。



カナダのイエローナイフで、現地21日1時43分(世界時21日7時43分)に撮影されたオーロラ。
(c) 景山植光氏


カナダのイエローナイフで、現地21日2時9分(世界時21日8時9分)に撮影されたオーロラ。
(c) 景山植光氏


カナダのイエローナイフで、現地21日2時11分(世界時21日8時11分)に撮影されたオーロラ。
(c) 景山植光氏


3835黒点群で発生した、M3.7の中規模フレア。
(c) SDO衛星AIA131 (NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


M3.7中規模フレアに伴って、コロナの噴出が発生しています。
(c) GOES衛星SUVI 304 (NOAA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


太陽の左下に飛び出すCME。
(c) SOHO衛星LASCO C2、C3 (ESA & NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



ACEが観測した太陽風の磁場(黒線は全体の強度、赤線は南北成分)
磁場の向き、プラズマの密度、速度、温度
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



AE指数(速報値)
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学WDC




27日の太陽周期に合わせた図
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr

コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr



GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。