宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (12:05)
今日、C3.1の小規模フレアが発生しました。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気嵐がやや発達しています。
太陽放射線が強くなっています。放射線帯電子は静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
9/18 03:54 C3.1
9/17 21:23 C3.9
15:28 C4.4
13:20 C1.3
08:31 C9.6
9/16 22:26 C5.0
14:28 C2.6
13:22 C2.0
10:41 C4.3
10:20 C5.9
08:19 C4.9
06:27 C3.9
00:24 C4.7

黒点  9/18 (NOAA)
磁場 フレア
3822 2 β ---
3824 25 βγ C6
3825 35 βγ M1
3826 1 α ---
3827 1 α ---
3828 1 α C4
3829 5 β ---

太陽風 (DSCOVR)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
11:56 449 +0.1
-2 h 470 -2.3
-4 h 484 -3.3
-6 h 471 -2.3
-8 h 497 -2.5
-10 h 498 -3.3
-12 h 500 -0.2

磁気圏 (京大)
時刻
JST
Dst
nT
 
nT
11:30 -68 -/ -
-2 h -53 -/ -
-4 h -62 -/ -
-6 h -74 -/ -
-8 h -80 -/ -
-10 h -84 -/ -
-12 h -86 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 4.6 2x10^2
9/18 10.7 5x10^2
9/17 33.6 3x10^3
9/16 5.8 6x10^3
9/15 6.2 3x10^3
9/14 0.9 7x10^3

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期
太陽写真 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線3日1日 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
AIA131動画 (SDO)
SUVI195 (GOES)
SUVI131 (GOES)
LASCO (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (DSCOVR)
太陽風 7日 (DSCOVR)
ACE1日7日 (ACE)
太陽風予報 (NOAA)
衛星電子 (GOES)
衛星陽子 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
K指数 (NOAA)
地上磁場 (NICT)
Canada (AuroraMAX)
昭和基地カメラ (NIPR)
TromsoLongyear...

情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2024/ 9/13 12:23 太陽風の乱れが到来し、磁気圏の活動が強まっています。X1.3の大規模フレアが発生しました。
2024/ 9/14 14:11 太陽風の速度は平均的な状態に戻り、磁場の南向き傾向も終わっています。
2024/ 9/15 13:17 X4.5の大規模フレアが発生しました。CMEによる太陽風の乱れが到来しそうです。
2024/ 9/16 13:26 太陽風は平均的な速度です。カナダ・イエローナイフのオーロラをどうぞ。
2024/ 9/17 12:48 太陽風の乱れが到来しました。磁気圏の活動も強まっています。
最新のニュース

2024/ 9/18 12:05 更新
磁気圏の活発な活動が続きました。カナダ・イエローナイフのオーロラをどうぞ。

担当 篠原

昨日のニュースの後も、太陽風の磁場は南向きに強まり、
磁気圏は活発な状態が続きました。

この初めの頃のオーロラの画像を、
カナダ・イエローナイフに滞在中の景山植光さんよりいただきました。

今日紹介するのは、現地16日22時半(世界時17日4時半)頃の3枚です。
影山さんによると、この夜は、22時半から25時過ぎまで
オーロラが強弱を繰り返しながら出現していたそうです。
満月に近い空だったため、その明るさが重なっていますが、
きれいなオーロラの帯が現れています。
明日、続きの写真を紹介します。

撮ってすぐの貴重な情報をどうもありがとうございます。



太陽風は、速度は550km/秒から450km/秒へ、
磁場強度は17nTから9nTへ、それぞれ次第に低下しています。
磁場はまだ少し強まっていますが、速度は平均的な状態です。

太陽風磁場の南北成分は、
グラフの前半は -10nT前後と南向きに強まった状態が続き、
後半は、-2〜-3nTと弱くなりましたが、南向きの状態は続きました。
このため、磁気圏の活動は活発な状態が続き、
AE指数は、前半は800〜1500nTと大きい変化が続き、
後半は500nT前後と規模は下がりましたが、活動は続いています。

Dst指数は、値の更新が行われたこともあり、
最大の変化は -116nTになっています。
発生時刻は、昨夕、17日17時(世界時17日8時)台です。

太陽風の図の最後を見ると、南北成分は0nTに達しています。
この傾向が続いたり、北向きに切り替わったりすると、
磁気圏は穏やかになります。
推移に注目して下さい。


太陽は、南東(左下)の3828黒点群で、C4.4、C3.1、
南西(右下)の3824群でC3.9の小規模フレアが発生した程度で、
全体としては比較的穏やかな状態です。

X4.5の大規模フレアを起こした3825群は、
目立った活動は起こしていません。



カナダのイエローナイフで、現地16日22時31分(世界時17日4時31分)に撮影されたオーロラ。
(c) 景山植光氏


カナダのイエローナイフで、現地16日22時31分(世界時17日4時31分)に撮影されたオーロラ。
(c) 景山植光氏


カナダのイエローナイフで、現地16日22時58分(世界時17日4時58分)に撮影されたオーロラ。
(c) 景山植光氏


Dst指数の値は更新されて、最大の変化は -116nTになっています(この指数は、マイナス方向に強まります)。
(c) 京都大学WDC


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



ACEが観測した太陽風の磁場(黒線は全体の強度、赤線は南北成分)
磁場の向き、プラズマの密度、速度、温度
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



AE指数(速報値)
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学WDC




27日の太陽周期に合わせた図
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr

コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr



GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。