宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2024/ 9/17 12:48 更新 太陽風の乱れが到来しました。磁気圏の活動も強まっています。 担当 篠原 今朝、17日7時50分(世界時16日22時50分)頃に、 注目していた太陽風の急な強まりがACE衛星で観測されました。 15日に紹介したNOAA/SWPCの予報よりも半日ほど遅く、 X4.5のフレアの発生から2日半ほどでやって来たことになります。 この変化は40分ほどで地球に達し、 GOES衛星の磁場データを見ると、 17日8時半(世界時16日23時半)に磁場の急な強まりが観測されています。 これは、太陽風の強まりが磁気圏を圧縮したことを示しています。 太陽風は高速になっていますが、 速度の上昇はあまり大きくなく、 450km/秒から530km/秒へ高まった程度です。 太陽風の磁場強度は、8nTから初めは16nTへ強まり、 その後、20nTに達しますが、現在は15nTに下がっています。 磁場の南北成分は、南寄りで推移していて、 -10〜 -18nTの強い南向きが3時間ほど発生しています。 太陽風磁場が南向きに強まったため、 磁気圏の活動が活発になっています。 AE指数は、17日10時(世界時17日1時)頃から、 1000〜1500nTの大きい変化が発生しています。 Dst指数も強まっていて、現時点で -120nTまで下がっていて、 大きい磁気嵐が発生しています。 太陽風のグラフでは、 最後のところで南北成分は0nT付近に上がっています。 この状態が続く、あるいは北向きに切り替わると、 磁気圏の活動は弱くなります。 この後どの様に推移するでしょうか。 注目して下さい。 太陽は、X4.5のフレアを起こした3825黒点群で、 C5.0、C9.6の小規模フレアが発生しています。 この黒点群は、太陽の中心線に近付いています。 これからCME(コロナ質量放出)が発生すると、 地球へ影響が及びやすくなります。 この後の活動に注目してください。 (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース Dst指数は、-120nTまで下がっています(この指数は、マイナス方向に強まります)。 (c) 京都大学WDC SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) ACEが観測した太陽風の磁場(黒線は全体の強度、赤線は南北成分) 磁場の向き、プラズマの密度、速度、温度 (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC 27日の太陽周期に合わせた図 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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