宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (12:48)
今日、C9.6の小規模フレアが発生しました。
また、X4.5の大規模フレアが一昨日発生しています。
太陽風南向き磁場が大きくなっています。
磁気嵐が非常に発達しています。
太陽放射線がやや強くなっています。放射線帯電子はやや強くなっています。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
9/17 08:31 C9.6
9/16 22:26 C5.0
14:28 C2.6
13:22 C2.0
10:41 C4.3
10:20 C5.9
08:19 C4.9
06:27 C3.9
00:24 C4.7
9/15 19:56 C3.7
16:50 C3.0
13:22 C1.6
08:48 C2.9
00:13 X4.5

黒点  9/17 (NOAA)
磁場 フレア
3814 2 α ---
3822 1 β ---
3824 13 βγ C6
3825 13 βγ X5
3826 2 β ---
3827 1 α ---
3828 1 α ---

太陽風 (DSCOVR)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
12:36 536 -6.2
-2 h 521 -10.2
-4 h 501 -4.1
-6 h 465 +2.3
-8 h 440 +2.6
-10 h 440 +5.6
-12 h 456 +1.2

磁気圏 (京大)
時刻
JST
Dst
nT
 
nT
12:30 -120 -/ -
-2 h -36 -/ -
-4 h -5 -/ -
-6 h -22 -/ -
-8 h -25 -/ -
-10 h -27 -/ -
-12 h -24 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 5.3 8x10^2
9/17 5.7 3x10^3
9/16 5.8 6x10^3
9/15 6.2 3x10^3
9/14 0.9 7x10^3
9/13 1.1 7x10^2

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期
太陽写真 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線3日1日 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
AIA131動画 (SDO)
SUVI195 (GOES)
SUVI131 (GOES)
LASCO (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (DSCOVR)
太陽風 7日 (DSCOVR)
ACE1日7日 (ACE)
太陽風予報 (NOAA)
衛星電子 (GOES)
衛星陽子 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
K指数 (NOAA)
地上磁場 (NICT)
Canada (AuroraMAX)
昭和基地カメラ (NIPR)
TromsoLongyear...

情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2024/ 9/12 12:11 太陽風の弱い乱れが到来しました。明日、CMEによる乱れが到来しそうです。
2024/ 9/13 12:23 太陽風の乱れが到来し、磁気圏の活動が強まっています。X1.3の大規模フレアが発生しました。
2024/ 9/14 14:11 太陽風の速度は平均的な状態に戻り、磁場の南向き傾向も終わっています。
2024/ 9/15 13:17 X4.5の大規模フレアが発生しました。CMEによる太陽風の乱れが到来しそうです。
2024/ 9/16 13:26 太陽風は平均的な速度です。カナダ・イエローナイフのオーロラをどうぞ。
最新のニュース

2024/ 9/17 12:48 更新
太陽風の乱れが到来しました。磁気圏の活動も強まっています。

担当 篠原

今朝、17日7時50分(世界時16日22時50分)頃に、
注目していた太陽風の急な強まりがACE衛星で観測されました。
15日に紹介したNOAA/SWPCの予報よりも半日ほど遅く、
X4.5のフレアの発生から2日半ほどでやって来たことになります。

この変化は40分ほどで地球に達し、
GOES衛星の磁場データを見ると、
17日8時半(世界時16日23時半)に磁場の急な強まりが観測されています。
これは、太陽風の強まりが磁気圏を圧縮したことを示しています。

太陽風は高速になっていますが、
速度の上昇はあまり大きくなく、
450km/秒から530km/秒へ高まった程度です。

太陽風の磁場強度は、8nTから初めは16nTへ強まり、
その後、20nTに達しますが、現在は15nTに下がっています。
磁場の南北成分は、南寄りで推移していて、
-10〜 -18nTの強い南向きが3時間ほど発生しています。

太陽風磁場が南向きに強まったため、
磁気圏の活動が活発になっています。
AE指数は、17日10時(世界時17日1時)頃から、
1000〜1500nTの大きい変化が発生しています。

Dst指数も強まっていて、現時点で -120nTまで下がっていて、
大きい磁気嵐が発生しています。

太陽風のグラフでは、
最後のところで南北成分は0nT付近に上がっています。
この状態が続く、あるいは北向きに切り替わると、
磁気圏の活動は弱くなります。
この後どの様に推移するでしょうか。
注目して下さい。


太陽は、X4.5のフレアを起こした3825黒点群で、
C5.0、C9.6の小規模フレアが発生しています。

この黒点群は、太陽の中心線に近付いています。
これからCME(コロナ質量放出)が発生すると、
地球へ影響が及びやすくなります。
この後の活動に注目してください。



GOES衛星で、17日8時半(世界時16日23時半)に磁場の急な強まりが観測されています。
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース


Dst指数は、-120nTまで下がっています(この指数は、マイナス方向に強まります)。
(c) 京都大学WDC


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



ACEが観測した太陽風の磁場(黒線は全体の強度、赤線は南北成分)
磁場の向き、プラズマの密度、速度、温度
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



AE指数(速報値)
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学WDC




27日の太陽周期に合わせた図
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr

コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr



GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。