宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (14:11)
今日、M1.4の中規模フレアが発生しました。
また、X1.2の大規模フレアが一昨日発生しています。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気嵐がやや発達しています。
放射線帯電子がやや強くなっています。太陽放射線は静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
9/14 09:50 C4.5
08:16 C6.2
06:25 C4.8
05:43 M1.1
04:52 C7.7
03:53 C9.4
02:49 M1.4
02:09 C6.4
9/13 23:59 M1.2
23:30 C6.0
21:25 C9.6
17:15 M2.9
15:41 M5.4
14:28 M1.8
13:56 M2.3
13:24 M2.1
11:35 M1.3
10:31 M1.6
09:52 M1.5
08:58 M1.2
05:54 C8.0
05:06 C6.3
03:47 C9.7
03:24 C7.4
9/12 23:57 M1.6
23:34 M6.8
22:15 M1.2
20:59 C8.2
18:32 X1.2
17:56 C7.9
17:30 C9.7
16:42 C7.6
15:41 M1.3
15:05 M2.7
14:16 C8.0
13:26 M1.2
12:58 M1.1
12:01 C7.5
11:37 C9.9
08:52 M5.0
04:46 C6.7
02:45 M2.0
02:21 M1.6
00:10 M1.8

黒点  9/14 (NOAA)
磁場 フレア
3813 1 α C8
3814 6 βγ M3
3815 1 α M2
3816 1 α ---
3822 13 β ---
3824 13 βγ C7
3825 6 βγ M2

太陽風 (DSCOVR)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
14:06 419 -0.7
-2 h 441 -2.0
-4 h 428 +1.4
-6 h 455 -3.0
-8 h 494 -7.8
-10 h 462 -5.6
-12 h 473 -3.1

磁気圏 (京大)
時刻
JST
Dst
nT
 
nT
13:30 -55 -/ -
-2 h -54 -/ -
-4 h -55 -/ -
-6 h -63 -/ -
-8 h -59 -/ -
-10 h -48 -/ -
-12 h -55 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.4 1x10^3
9/14 0.9 7x10^3
9/13 1.1 7x10^2
9/12 0.9 3x10^2
9/11 3.4 2x10^2
9/10 34.2 2x10^2

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期
太陽写真 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線3日1日 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
AIA131動画 (SDO)
SUVI195 (GOES)
SUVI131 (GOES)
LASCO (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (DSCOVR)
太陽風 7日 (DSCOVR)
ACE1日7日 (ACE)
太陽風予報 (NOAA)
衛星電子 (GOES)
衛星陽子 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
K指数 (NOAA)
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昭和基地カメラ (NIPR)
TromsoLongyear...

情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2024/ 9/ 9 14:47 太陽風は低速で、磁気圏も概ね静穏です。8月の黒点相対数は 215.5 でした。
2024/ 9/10 13:40 太陽の向こう側でハロー型のCMEが発生しました。ユーコン北部、ツームストーンのオーロラをどうぞ。
2024/ 9/11 13:19 太陽風は低速になり、磁気圏は穏やかです。
2024/ 9/12 12:11 太陽風の弱い乱れが到来しました。明日、CMEによる乱れが到来しそうです。
2024/ 9/13 12:23 太陽風の乱れが到来し、磁気圏の活動が強まっています。X1.3の大規模フレアが発生しました。
最新のニュース

2024/ 9/14 14:11 更新
太陽風の速度は平均的な状態に戻り、磁場の南向き傾向も終わっています。

担当 篠原

太陽風は、速度は500km/秒から420km/秒へ下がり、
平均的な状態に戻っています。
磁場強度は、5〜8nTの間をゆっくり変化しています。

磁場の南北成分は南寄りの傾向が続き、
-5n程度で推移していました。
このため、磁気圏は活動的な状態が続き
AE指数は500〜1000nTの中規模の変化が続いています。

しかし、太陽風のグラフの最後で、
南北成分は0nT付近に変わっています。
この後、磁気圏は穏やかになりそうです。

SDO衛星AIA193の太陽コロナ写真を見ると、
南北のコロナホールが太陽の西側に進んでいます。
この領域から高速の太陽風はやって来るでしょうか。


昨日の昼頃の現象ですが、13日11時(世界時13日2時)頃に、
太陽の右下に飛び出すCME(コロナ質量放出)が発生しました。
SOHO衛星LASCO C2、C3の動画を掲載します。

SDO衛星AIA131では、
直前の13日9時(世界時13日0時)に
このCMEに繋がるコロナの噴出が見えています。

この領域では、今日、14日11時(世界時14日2時)にも
同じ様な噴出が見えています。
CMEも発生しているのではないでしょうか。



太陽の右下へ広がるCME。
(c) SOHO衛星LASCO C2、C3 (ESA & NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


CMEの直前に太陽の南西の端で発生したコロナの噴出。
(c) SDO衛星AIA131 (NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


南西の端で再び発生した噴出。
(c) SDO衛星AIA131 (NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



ACEが観測した太陽風の磁場(黒線は全体の強度、赤線は南北成分)
磁場の向き、プラズマの密度、速度、温度
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



AE指数(速報値)
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学WDC




27日の太陽周期に合わせた図
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr

コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr



GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。