宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (13:17)
今日、X4.5の大規模フレアが発生しました。
また、M5.4の中規模フレアが一昨日発生しています。
太陽風南向き磁場がやや強くなっています。
磁気嵐がやや発達しています。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
9/15 08:48 C2.9
00:13 X4.5
9/14 23:18 C5.4
16:30 M3.0
13:24 M1.0
09:50 C4.5
08:16 C6.2
06:25 C4.8
05:43 M1.1
04:52 C7.7
03:53 C9.4
02:49 M1.4
02:09 C6.4
9/13 23:59 M1.2
23:30 C6.0
21:25 C9.6
17:15 M2.9
15:41 M5.4
14:28 M1.8
13:56 M2.3
13:24 M2.1
11:35 M1.3
10:31 M1.6
09:52 M1.5
08:58 M1.2
05:54 C8.0
05:06 C6.3
03:47 C9.7
03:24 C7.4

黒点  9/15 (NOAA)
磁場 フレア
3814 3 α M3
3815 1 α M2
3816 1 α ---
3822 9 β ---
3824 19 β ---
3825 23 βγδ X5
3826 10 β ---

太陽風 (DSCOVR)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
13:06 508 -4.2
-2 h 488 -2.8
-4 h 477 +2.4
-6 h 450 -0.7
-8 h 425 -5.9
-10 h 422 -1.9
-12 h 403 +2.2

磁気圏 (京大)
時刻
JST
Dst
nT
 
nT
12:30 -40 -/ -
-2 h -28 -/ -
-4 h -34 -/ -
-6 h -49 -/ -
-8 h -44 -/ -
-10 h -42 -/ -
-12 h -46 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 3.2 9x10^2
9/15 3.5 2x10^3
9/14 0.9 7x10^3
9/13 1.1 7x10^2
9/12 0.9 3x10^2
9/11 3.4 2x10^2

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期
太陽写真 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線3日1日 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
AIA131動画 (SDO)
SUVI195 (GOES)
SUVI131 (GOES)
LASCO (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (DSCOVR)
太陽風 7日 (DSCOVR)
ACE1日7日 (ACE)
太陽風予報 (NOAA)
衛星電子 (GOES)
衛星陽子 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
K指数 (NOAA)
地上磁場 (NICT)
Canada (AuroraMAX)
昭和基地カメラ (NIPR)
TromsoLongyear...

情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2024/ 9/10 13:40 太陽の向こう側でハロー型のCMEが発生しました。ユーコン北部、ツームストーンのオーロラをどうぞ。
2024/ 9/11 13:19 太陽風は低速になり、磁気圏は穏やかです。
2024/ 9/12 12:11 太陽風の弱い乱れが到来しました。明日、CMEによる乱れが到来しそうです。
2024/ 9/13 12:23 太陽風の乱れが到来し、磁気圏の活動が強まっています。X1.3の大規模フレアが発生しました。
2024/ 9/14 14:11 太陽風の速度は平均的な状態に戻り、磁場の南向き傾向も終わっています。
最新のニュース

2024/ 9/15 13:17 更新
X4.5の大規模フレアが発生しました。CMEによる太陽風の乱れが到来しそうです。

担当 篠原

深夜、15日0時(世界時14日15時)に、
太陽の南東(左下)の3825黒点群で、
X4.5の大規模フレアが発生しました。
SDO衛星AIA131の動画を掲載します。

この規模に達するフレアの発生は、
世界時5月14日のX8.7以来で、ちょうど4か月ぶりです。

このフレアに伴って、CME(コロナ質量放出)が発生しています。
SOHO衛星LASCO C2、C3の画像を見ると、
ガスは太陽の左寄りに飛び出していますが、
太陽の右側にも淡い広がりが見えているので、
太陽風の乱れは地球へやって来る様です。

NOAA/SWPCの太陽風予報によると、
太陽風の乱れの到来は、
明日の夜、16日20時(世界時16日11時)頃になりそうです。
この場合、フレアの発生から2日弱で地球まで来ることになるので、
太陽風の速度はだいぶ高まりそうです。

乱れが到来した後、太陽風の磁場が南向きに強まると、
磁気圏の活動は激しくなる可能性があります。
明日の午後以降は、変化に注目して下さい。

このフレアの後、太陽では目立った活動は起きていません。
しかし、3825群の推移には注目して下さい。


太陽風は、速度が400km/秒から500km/秒へ上がり、
高速になっています。
SDO衛星AIA193で南北に見えている、
コロナホールの影響がやって来たのかもしれません。

太陽風の磁場強度は、
7nTから一旦10nTに強まり、その後8nTへ下がっています。
変化としては小幅です。
南北成分は、ゆっくりと南向き、北向きと切り替わっています。
このため、AE指数も時間をおいて、
500nTを超えるくらいの中規模の変化が発生しています。

明日以降は、
CMEによる突発性の太陽風の強まりに注目して下さい。




3825黒点群で発生した、X4.5の大規模フレア。
(c) SDO衛星AIA131 (NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


CMEによる太陽風の乱れは、地球にも向かっている様です。
(c) SOHO衛星LASCO C2、C3 (ESA & NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


太陽風の乱れは、16日20時(世界時16日11時)頃に到来する可能性があります。
(c) NOAA/SWPC


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



ACEが観測した太陽風の磁場(黒線は全体の強度、赤線は南北成分)
磁場の向き、プラズマの密度、速度、温度
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



27日の太陽周期に合わせた図
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr

コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr



AE指数(速報値)
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学WDC





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このニュースについて、コメントなどがありましたら、
篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。