宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (12:23)
今日、M1.6の中規模フレアが発生しました。
また、X1.2の大規模フレアが昨日発生しています。
太陽風南向き磁場が大きくなっています。
磁気嵐が発達しています。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
9/13 11:35 M1.3
10:31 M1.6
09:52 M1.5
08:58 M1.2
05:54 C8.0
05:06 C6.3
03:47 C9.7
03:24 C7.4
9/12 23:57 M1.6
23:34 M6.8
22:15 M1.2
20:59 C8.2
18:32 X1.2
17:56 C7.9
17:30 C9.7
16:42 C7.6
15:41 M1.3
15:05 M2.7
14:16 C8.0
13:26 M1.2
12:58 M1.1
12:01 C7.5
11:37 C9.9
08:52 M5.0
04:46 C6.7
02:45 M2.0
02:21 M1.6
00:10 M1.8
9/11 22:50 C9.2
21:30 M1.8
20:07 C4.6
18:33 C5.9
17:22 C4.5
15:30 C5.6
14:26 C3.8
13:26 C3.2
10:01 C6.3
08:41 M1.0
05:44 C4.3
02:53 C3.9
00:37 M1.6

黒点  9/13 (NOAA)
磁場 フレア
3811 7 βγ M7
3813 3 α C8
3814 13 βγδ M2
3815 1 α ---
3816 3 β ---
3820 4 α ---
3822 13 β ---
3823 6 β M1
3824 20 βγ C7

太陽風 (DSCOVR)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
12:15 498 -6.3
-2 h 489 -4.9
-4 h 526 -6.8
-6 h 551 -3.3
-8 h 567 -16.3
-10 h 546 -3.9
-12 h 524 +7.4

磁気圏 (京大)
時刻
JST
Dst
nT
 
nT
11:30 -91 -/ -
-2 h -91 -/ -
-4 h -95 -/ -
-6 h -111 -/ -
-8 h -84 -/ -
-10 h -74 -/ -
-12 h -114 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.5 2x10^1
9/13 1.1 1x10^2
9/12 0.9 3x10^2
9/11 3.4 2x10^2
9/10 34.2 2x10^2
9/ 9 11.8 3x10^2

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期
太陽写真 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線3日1日 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
AIA131動画 (SDO)
SUVI195 (GOES)
SUVI131 (GOES)
LASCO (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (DSCOVR)
太陽風 7日 (DSCOVR)
ACE1日7日 (ACE)
太陽風予報 (NOAA)
衛星電子 (GOES)
衛星陽子 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
K指数 (NOAA)
地上磁場 (NICT)
Canada (AuroraMAX)
昭和基地カメラ (NIPR)
TromsoLongyear...

情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2024/ 9/ 8 17:50 太陽風は低速の状態です。CMEが発生して、影響が地球へ到来する可能性があります。
2024/ 9/ 9 14:47 太陽風は低速で、磁気圏も概ね静穏です。8月の黒点相対数は 215.5 でした。
2024/ 9/10 13:40 太陽の向こう側でハロー型のCMEが発生しました。ユーコン北部、ツームストーンのオーロラをどうぞ。
2024/ 9/11 13:19 太陽風は低速になり、磁気圏は穏やかです。
2024/ 9/12 12:11 太陽風の弱い乱れが到来しました。明日、CMEによる乱れが到来しそうです。
最新のニュース

2024/ 9/13 12:23 更新
太陽風の乱れが到来し、磁気圏の活動が強まっています。X1.3の大規模フレアが発生しました。

担当 篠原

昨日のニュースの頃に始まった太陽風の変化は、
その後さらに強まって、磁気圏の活動も強まっています。

速度は、420km/秒と平均的な状態から、
12日17時半(世界時12日8時半)頃に500km/秒と高速になり、
13日2時(世界時12日17時)には、
600km/秒くらいまで高まりました。
その後は下がっていますが、
現在も500km/秒と高速の状態です。

磁場強度は、10nTを超えた状態から、
12日20時半(世界時12日11時半)には20nTに達し、
最高で30nTまで高まりました。
20nTに達した状態は8時間ほど続き、
その後は下がっていますが、現在も10nTに強まった状態です。

速度が高まっていることを考えると、
10日のCME(コロナ質量放出)の乱れが、
昨日お知らせした予報よりも
早くやって来たのではないかと思います。

太陽風磁場の南北成分は、
南向きに強まる時間が長くなっていて、
グラフの前半では -15nT程度の状態が続き、
中盤と後半では、-20nTに達する変化が発生しています。
最後は -7nT程度になっていますが、現在も南寄りの状態です。

このため、磁気圏の活動は活発になり、
AE指数は、700〜1500nTの中規模、大規模の活動が、
1日近く続いています。
また、Dst指数は -114nTまで下がっていて、
中規模の磁気嵐になっています。

AE指数は、現在も中規模の変化が続いています。
太陽風の強まりが続く間は注目して下さい。


太陽では、昨夕、12日18時半(世界時12日9時半)に、
南東の端(左下)でX1.3の大規模フレアが発生しました。
Xクラスのフレアの発生は、
8月14日のX1.1以来、1か月ぶりです。

可視光写真では、南東の端から新しい黒点が現れています。
今朝、13日6時半(世界時12日21時半)にも、
M2.1の中規模フレアが発生していて、
今後の活動に注目して下さい。



Dst指数は、-114nTまで下がっています。
(c) 京都大学WDC


太陽の南東の端で発生したX1.3の大規模フレア。
(c) SDO衛星AIA131 (NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



ACEが観測した太陽風の磁場(黒線は全体の強度、赤線は南北成分)
磁場の向き、プラズマの密度、速度、温度
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



AE指数(速報値)
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学WDC




27日の太陽周期に合わせた図
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr

コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr



GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。