宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (05:36)
今日、M3.3の中規模フレアが発生しました。
また、M2.9の中規模フレアが一昨日発生しています。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
太陽放射線がやや強くなっています。放射線帯電子は静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
9/ 4 05:12 C6.6
04:19 C5.9
02:46 C7.5
00:56 M3.3
9/ 3 22:50 C4.8
20:41 C4.6
19:44 C8.7
18:56 C5.5
16:15 M1.5
14:16 C5.1
13:43 C5.1
11:11 C6.9
10:00 C7.8
07:37 M1.5
07:17 C6.4
05:57 M1.8
05:04 M1.4
04:46 C8.0
04:25 C9.0
03:07 C6.6
02:26 C5.5
00:41 C6.6
9/ 2 22:14 M2.9
20:22 C6.8
15:54 C5.6
13:46 M1.9
12:05 C6.3
11:30 C5.7
07:36 M1.5
04:55 M1.1

黒点  9/ 3 (NOAA)
磁場 フレア
3801 1 α ---
3803 1 α ---
3804 1 α ---
3806 48 βγ C8
3807 26 βγ M3
3808 4 β ---
3810 3 β ---
3811 6 β ---
3812 2 β ---
3813 8 βγ M3

太陽風 (DSCOVR)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
05:26 376 +5.7
-2 h 377 +7.4
-4 h 376 +6.3
-6 h 371 +5.3
-8 h 389 +2.2
-10 h 387 +2.4
-12 h 414 -1.5

磁気圏 (京大)
時刻
JST
Dst
nT
 
nT
04:30 -3 -/ -
-2 h 5 -/ -
-4 h -7 -/ -
-6 h -12 -/ -
-8 h -8 -/ -
-10 h -5 -/ -
-12 h -11 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 3.8 4x10^2
9/ 4 5.5 7x10^2
9/ 3 6.3 7x10^2
9/ 2 4.3 6x10^2
9/ 1 0.3 3x10^2
8/31 0.3 2x10^2

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期
太陽写真 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線3日1日 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
AIA131動画 (SDO)
SUVI195 (GOES)
SUVI131 (GOES)
LASCO (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (DSCOVR)
太陽風 7日 (DSCOVR)
ACE1日7日 (ACE)
太陽風予報 (NOAA)
衛星電子 (GOES)
衛星陽子 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
K指数 (NOAA)
地上磁場 (NICT)
Canada (AuroraMAX)
昭和基地カメラ (NIPR)
TromsoLongyear...

情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2024/ 8/30 08:42 太陽風磁場の強まりは続いていますが、北向きのため磁気圏は穏やかです。
2024/ 8/30 22:09 太陽風磁場が南向きに強まり、磁気圏活動が強まっています。
2024/ 9/ 1 03:44 太陽風磁場の南向きの強まりで、磁気圏の活動が強まりました。
2024/ 9/ 2 03:03 M5.5の中規模フレアが発生しました。磁気圏は活動的な状態が続いています。
2024/ 9/ 3 04:17 太陽風は平均的な状態で、磁気圏は比較的穏やかです。アイスランドのオーロラをどうぞ。
最新のニュース

2024/ 9/ 4 05:36 更新
太陽風は低速になり、磁気圏は穏やかです。太陽の向こう側でハロー型のCMEが発生しました。

担当 篠原

太陽風の速度は、450km/秒から380km/秒へ下がり、
低速になっています。
磁場強度は、8nTから12nTに強まる変化が発生して、
その後ゆっくりと下がって、現在は8nTに戻っています。

磁場の南北成分は、北向きから0nT付近で変化する様に変わり、
その後、北向きに強まっています。

磁気圏は静穏で、
AE指数はほとんど変化が見られない状態です。

太陽風は、この後も穏やかに推移しそうです。


太陽では、3日17時(世界時3日8時)に、
SOHO衛星LASCO C2、C3で、
太陽を囲むように広がるハロー型の
CME(コロナ質量放出)が観測されました。
動画を掲載します。

CMEは右上寄りに広がっている様です。
この時間帯に太陽で目立った変化は見えていないので、
太陽の向こう側で発生した現象の様です。
CMEの見え方から考えると、
ある程度規模の大きいフレアが発生した様です。

太陽のこちら側では、南東(左下)の3813黒点群で、
3日16時(世界時3日7時)にM1.4、
4日1時(世界時3日16時)にM3.3と中規模フレアが発生しています。
引き続き、活動に注目して下さい。



アイスランド4日目の夕方です。
今日は天気が回復して、現在は雲のない快晴です。
今夜のオーロラ観望に期待が高まります。
太陽風の状況はかなり厳しいのですが、
夜空でどの様な輝きが見られるか楽しみです。




太陽の反対側で発生したハロー型のCME。
(c) SOHO衛星LASCO C2、C3 (ESA & NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



ACEが観測した太陽風の磁場(黒線は全体の強度、赤線は南北成分)
磁場の向き、プラズマの密度、速度、温度
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



AE指数(速報値)
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学WDC




27日の太陽周期に合わせた図
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr

コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr



GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。