宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (04:17)
今日、C6.6の小規模フレアが発生しました。
また、M5.5の中規模フレアが一昨日発生しています。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
9/ 3 03:07 C6.6
02:26 C5.5
00:41 C6.6
9/ 2 22:14 M2.9
20:22 C6.8
15:54 C5.6
13:46 M1.9
12:05 C6.3
11:30 C5.7
07:36 M1.5
04:55 M1.1
9/ 1 20:52 M5.5
19:50 C8.1
16:50 M1.4
16:18 C6.7
15:39 C7.5
14:09 C6.0
13:50 C4.5
12:28 C9.4
11:20 C6.8
08:54 C7.4
08:33 C9.7
05:13 C8.4
03:44 C6.5
02:42 C7.3

黒点  9/ 2 (NOAA)
磁場 フレア
3799 1 α C7
3801 2 β ---
3803 4 β ---
3804 1 α ---
3806 22 βγ M1
3807 15 βγ M2
3808 3 β C7
3809 1 α ---
3810 3 β ---
3811 4 β ---

太陽風 (DSCOVR)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
04:06 410 -1.8
-2 h 394 -1.7
-4 h 403 -3.8
-6 h 396 -2.4
-8 h 392 -1.1
-10 h 402 -0.5
-12 h 403 -1.4

磁気圏 (京大)
時刻
JST
Dst
nT
 
nT
03:30 -21 -/ -
-2 h -30 -/ -
-4 h -15 -/ -
-6 h -13 -/ -
-8 h -4 -/ -
-10 h -11 -/ -
-12 h -19 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 3.8 2x10^2
9/ 3 4.5 5x10^2
9/ 2 4.3 6x10^2
9/ 1 0.3 3x10^2
8/31 0.3 2x10^2
8/30 0.3 1x10^2

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期
太陽写真 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線3日1日 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
AIA131動画 (SDO)
SUVI195 (GOES)
SUVI131 (GOES)
LASCO (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (DSCOVR)
太陽風 7日 (DSCOVR)
ACE1日7日 (ACE)
太陽風予報 (NOAA)
衛星電子 (GOES)
衛星陽子 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
K指数 (NOAA)
地上磁場 (NICT)
Canada (AuroraMAX)
昭和基地カメラ (NIPR)
TromsoLongyear...

情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2024/ 8/29 09:12 太陽風磁場が南向きに強まり、磁気圏活動も高まりました。速度は低速です。
2024/ 8/30 08:42 太陽風磁場の強まりは続いていますが、北向きのため磁気圏は穏やかです。
2024/ 8/30 22:09 太陽風磁場が南向きに強まり、磁気圏活動が強まっています。
2024/ 9/ 1 03:44 太陽風磁場の南向きの強まりで、磁気圏の活動が強まりました。
2024/ 9/ 2 03:03 M5.5の中規模フレアが発生しました。磁気圏は活動的な状態が続いています。
最新のニュース

2024/ 9/ 3 04:17 更新
太陽風は平均的な状態で、磁気圏は比較的穏やかです。アイスランドのオーロラをどうぞ。

担当 篠原

太陽風は、速度は400km/秒、磁場強度は5nTと、
平均的な状態で推移しています。

磁場の南北成分は、
変化は小さいですが南北に変化が発生しています。
磁気圏は比較的穏やかな状態ですが、
AE指数では、500nT程度の変化も発生しています。

SDO衛星AIA193の太陽コロナ写真では、
北半球に小さいコロナホールが見える程度です。
太陽風は穏やかに推移しそうです。


太陽の可視光写真を見ると、
南東の端近く(右下)に新しい黒点が現れています。
1日にM5.5の中規模フレアを起こした領域で、
3813群と番号が付けられています。

ここの活動が続いていて、
2日5時(世界時1日20時)にM1.1、
2日14時半(世界時2日5時半)にM1.9、
そして、2日22時(世界時2日13時)にM1.8と、
中規模フレアが続いています。

また、2日22時半(世界時2日13時半)には、
南西(右下)の3807群で、
M2.9の中規模フレアが発生しています。




アイスランド3日目の夕方です。
昨夜は、0時を過ぎた頃から雲が切れ始め、
隙間からオーロラが見える様になりました。
やがて晴れ間は空全体に広がって、
オーロラを楽しむことができるようになりました。

ただし、磁気圏の状況は厳しく、
AE指数は(世界時2日0〜3時頃)、
200nTの小規模の変化が見られる程度でした。
それでも、オーロラ観望初心者の私には
とても素晴らしい時間になりました。
撮影した写真を2枚掲載します。



アイスランドで世界時2日1時頃に撮影したオーロラ。
(c) 篠原学


アイスランドで世界時2日3時頃に撮影したオーロラ。
(c) 篠原学


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



ACEが観測した太陽風の磁場(黒線は全体の強度、赤線は南北成分)
磁場の向き、プラズマの密度、速度、温度
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



AE指数(速報値)
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学WDC




27日の太陽周期に合わせた図
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr

コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr



GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。