宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (22:09)
今日、M3.8の中規模フレアが発生しました。
太陽風南向き磁場が非常に強まっています。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
8/30 21:45 C6.3
21:15 M3.8
17:48 C7.2
14:01 C5.0
11:01 M1.2
10:43 C7.3
10:11 C6.5
05:06 C3.8
04:02 C4.0
00:21 C5.3
8/29 13:11 C7.0
05:33 C7.0
03:52 C5.3
02:59 C6.9
8/28 23:52 C5.0
10:26 C3.8
00:35 C5.1

黒点  8/30 (NOAA)
磁場 フレア
3796 3 β C6
3798 1 α ---
3799 5 βγ ---
3800 13 βγ C5
3801 6 β C7
3803 7 β ---
3804 1 α ---
3806 8 β M1

太陽風 (DSCOVR)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
22:06 388 -11.0
-2 h 392 -7.7
-4 h 369 -9.5
-6 h 388 +16.6
-8 h 369 +16.4
-10 h 354 +12.3
-12 h 270 +9.2

磁気圏 (京大)
時刻
JST
Dst
nT
 
nT
21:30 -29 -/ -
-2 h -3 -/ -
-4 h 10 -/ -
-6 h -4 -/ -
-8 h -1 -/ -
-10 h 2 -/ -
-12 h -6 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.2 1x10^1
8/30 0.3 1x10^2
8/29 0.3 2x10^2
8/28 0.3 4x10^2
8/27 0.3 4x10^2
8/26 0.3 4x10^2

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期
太陽写真 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線3日1日 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
AIA131動画 (SDO)
SUVI195 (GOES)
SUVI131 (GOES)
LASCO (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (DSCOVR)
太陽風 7日 (DSCOVR)
ACE1日7日 (ACE)
太陽風予報 (NOAA)
衛星電子 (GOES)
衛星陽子 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
K指数 (NOAA)
地上磁場 (NICT)
Canada (AuroraMAX)
昭和基地カメラ (NIPR)
TromsoLongyear...

情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2024/ 8/26 12:37 太陽風はより低速になっています。太陽のフレアは減っています。
2024/ 8/27 13:59 太陽風はかなり低速になっています。磁気圏は概ね静穏です。
2024/ 8/28 09:51 太陽風の乱れが到来して、磁場が南向きに強まっています。
2024/ 8/29 09:12 太陽風磁場が南向きに強まり、磁気圏活動も高まりました。速度は低速です。
2024/ 8/30 08:42 太陽風磁場の強まりは続いていますが、北向きのため磁気圏は穏やかです。
最新のニュース

2024/ 8/30 22:09 更新
太陽風磁場が南向きに強まり、磁気圏活動が強まっています。

担当 篠原

今日2回目の更新です。
次の更新の機会がしばらく先になりそうなので、書いています。

太陽風は、速度が300km/秒から400km/秒へゆっくり上がり、
平均的な速さに戻っています。
磁場強度は、ある程度上下しながらですが、
15nT前後と強まった状態が続いています。

磁場の南北成分は、
+10nTを超える位に北向きに強まっていましたが、
30日16時半(世界時30日7時半)頃に、
急に南向きに切り替わり、
以降は、-10nTに達する強い南向きが続いています。

このため、磁気圏の活動が強まり始めていて、
AE指数は、初めの頃は変化がありませんでしたが、
途中から活動が強まって、
最後は1000nTに達する大きい変化が発生しています。

磁場の南向きの強まりが続くと、
磁気圏では活発な活動が続きます。
この後の変化に注目して下さい。


太陽は、南東(左下)の3806黒点群で、
30日11時(世界時30日2時)にM1.2、
30日21時(世界時30日12時)にM3.8と、
中規模フレアが発生しています。

SDO衛星AIA131によるM3.8の動画を掲載します。
この動画では、東端でプロミネンス噴出が見え始めています。




これからフィンランド経由でアイスランドへ向かいます。



3806黒点群で発生した、M3.8の中規模フレア。
(c) SDO衛星AIA131 (NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



ACEが観測した太陽風の磁場(黒線は全体の強度、赤線は南北成分)
磁場の向き、プラズマの密度、速度、温度
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



AE指数(速報値)
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学WDC




27日の太陽周期に合わせた図
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr

コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr



GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。