宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
Supported by NIT, Kagoshima College |
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
| |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
2024/ 8/28 09:51 更新 太陽風の乱れが到来して、磁場が南向きに強まっています。 担当 篠原 昨夕、27日16時半(世界時27日7時半)に、 太陽風の小規模の急な強まりがACE衛星で観測されました。 速度は、250km/秒から320km/秒へ少し高まった程度で、 低速の状態は続き、 磁場強度は3nTから7nTと、少し強まった程度です。 速度は、その後も320〜330km/秒で推移していますが、 磁場強度は10nTに強まり、 今朝になると15nTに達しています。 磁場の南北成分は、 乱れの到来後は弱い南寄りで推移していましたが、 今朝早くから南向きにより強まっていて、 現在は、-10nTを超えるくらいに達しています。 太陽風の速度が下がっているため、 磁気圏への影響は限定的で、 AE指数は、ここまでは500nTに達するくらいの 中規模の変化に留まっています。 しかし、現在は磁場が南向きに強まっているので、 この後の磁気圏の活動はもう一段強まる可能性があります。 太陽風磁場や磁気圏活動の推移に注目して下さい。 太陽は、南西(右下)の3800黒点群で、 C9.9の小規模フレア、 南西の端に近付いている3796群で、 M1.1の中規模フレアが発生していますが、 全体としては、活動は静かになっています。 東側(左側)の黒点群では、特に活動は起きていません。 今夜から台風の影響が強まる見通しのため、 この後、学内LANが停止することになっています。 このため、宇宙天気ニュースを外部に一時避難します。 この間は、グラフなどの最新データやフレア速報は停止します。 台風の速度が遅いため、来週までこの状態が続く可能性があります。 記事の更新は、可能な範囲で行います。 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) ACEが観測した太陽風の磁場(黒線は全体の強度、赤線は南北成分) 磁場の向き、プラズマの密度、速度、温度 (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC 27日の太陽周期に合わせた図 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
宇宙天気ニュースは、 鹿児島工業高等専門学校にWebサーバを設置しています。 |