宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
Supported by NIT, Kagoshima College |
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
| ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
2024/ 8/27 13:59 更新 太陽風はかなり低速になっています。磁気圏は概ね静穏です。 担当 篠原 太陽風は、速度が310km/秒から250km/秒へさらに下がり、 かなり低速になっています。 磁場強度は5nTから3nTへ下がって、やや弱い状態です。 磁場の南北成分は、弱い南寄りの状態が続いています。 しかし、速度が下がっているため磁気圏の活動は弱く、 AE指数は小規模の変化が起きている程度です。 SDO衛星AIA193では、コロナホールは特に見えていません。 この後も太陽風は穏やかに推移しそうです。 太陽は、南西(右下)の3796黒点群で、 26日14時(世界時26日5時)から、 26日22時(世界時26日13時)にかけて、 C6.9、C7.9、C9.0、C9.0、M1.4、C5.5と、 小規模、中規模のフレアが連続するように発生し、 その後も小さい変化が続いています。 また、SOHO衛星LASCO C2、C3では、 26日22時(世界時26日13時)頃から、 太陽の下側へ広がるCME(コロナ質量放出)が観測されています。 変化が微かで見にくいのですが、 SDO衛星AIA193では、 CMEの頃に太陽の南東側(左下)でコロナが動く様子が見えています。 この変化がCMEに関係しているのかもしれません。 太陽の下側へ広がるCME。 (c) SOHO衛星LASCO C2、C3 (ESA & NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース) 太陽の南東側(左下)で変化が発生しています。 (c) SDO衛星AIA193 (NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース) SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) ACEが観測した太陽風の磁場(黒線は全体の強度、赤線は南北成分) 磁場の向き、プラズマの密度、速度、温度 (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC 27日の太陽周期に合わせた図 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
宇宙天気ニュースは、 鹿児島工業高等専門学校にWebサーバを設置しています。 |